2016.03.04 調査・統計
15年のネット通販利用世帯は27.6%、02年の5.2倍に
総務省が3日発表した「家計消費状況調査」の統計トピックスによると、ネットショッピングを利用した世帯の割合は2015年で27.6%となり、02年(5.3%)の5.2倍に急増していることがわかった。
2015年のネットショッピングを利用した世帯(2人以上の世帯)の割合は、前年比2.5ポイント増の27.6%で、統計を開始した02年から13年連続で前年を上回った。15年の利用世帯を60代以下に限定すれば、36.9%となる。
ネットショッピングを利用した世帯の割合は、30代以下の世帯主が45%、40代が42.2%、50代が38.2%、60代が22.1%、70代が11.1となり、年代が高くなるにつれ、利用率が低くなった。ネットショッピングの支出総額は、世帯主50代の世帯が年間15万5916円と最も多く、次いで40代の14万6064円、30代以下の14万1833円、60代の8万8392円と続いた。全世帯の平均は10万3716円となった。
支出総額の内訳は、「旅行関係」が21.8%で、「食料」が14.3%、「衣類・履物」が10.7%、「教養関係費」が10.3%、「家電・家具」が10.1%となった。
年代別の内訳は、「旅行関係」が60代で24.6%と最も多く、50代が23.8%と続いた。「衣類・履物」は30代以下が14.2%で最多となり、次いで40代の13.2%、50代の10.2%、60代の8.8%と続いた。「保健・医療」は、年代が上がるほど割合が高くなり、70代が8%、60代が5.4%、50代が4.3%となった。すべての年代で「医薬品」より「健康食品」の割合が高くなった。
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