2016.07.28 調査・統計
ネット通販での購入商品、1位は男性「家電」・女性「洋服」
パフォーマンスマーケティングを展開する仏のCriteo S.A.社の日本法人CRITEO(株)が28日発表した「オンライン通販に関する実態調査」によると、直近1カ月でネット通販を利用した人は89.4%に上り、このうち44.1%がスマートフォン経由だった。
同調査は、ネット通販の利用歴がある20~59歳の男女600人を対象にしたインターネット調査。調査期間は6月末。
直近1カ月でのネット通販利用歴は、「1カ月に1回」が48.2%、「2~3週間に1回」が22.3%、「1週間に1回」が17.5%、「毎日」が1.3%となった。全体の約9割が1カ月に1回以上、ネット通販を利用していた。このうちスマホ経由は44.1%で、20代は52.3%、50代は36.9%と、世代によって差が出る結果となった。また、全体の3割がブラウザでなくアプリ経由で商品を購入していた。
実店舗とネット通販で購入する商品のジャンルを比較すると、男女ともに実店舗では「食品」「日用品」「洋服」が上位3位となったが、ネット通販では順位が変化した。ネット通販の購入商品は、男性は1位「家電製品」(17.3%)、2位「書籍」(16.6%)、3位「日用品」(11.1%)となり、女性では1位「洋服」(16.2%)、2位「化粧品」(11.5%)、3位「書籍」(11%)となった。女性1位が「洋服」になったのは、試着サービスや無料返品サービスの普及や、キュレーションサイトが浸透してきたことなどが背景にあると見られる。
実店舗で商品を比較検討後にオンラインで購入した経験(ショールーミング)についての質問では、「たまにある」(53.3%)、「よくある」(29.2%)を合わせ、82.2%がショールーミングを経験していることがわかった。
また、ネット通販を「1週間に1回」利用するヘビーユーザーは、全体平均で18%だったが、週1回以上Instagramを活用しているユーザーでは26%に上り、Instagramのヘビーユーザーは、ネット通販もヘビーユーザーであることがわかった。
スマホでの購入金額の平均は4万5864円で、PCは6万1095円となり、デバイスによって購入金額に差があることがわかった。
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