2022.09.03 コラム
WordPressのSEO対策は?初心者ができる設定や施策を解説
Wordpressは様々なサイトに使われるWebサイト作成ツールです。WordPressはSEO対策の設定が豊富ですが、どのような設定をすべきか悩む方も多いのではないでしょうか?今回はWordPressでできるSEO対策について解説します。
そもそもSEOとは?
SEOとは「Search Engine Optimization」の略称で、GoogleやYahoo!などの検索エンジンでWebサイトを検索上位化させる施策のことです。
Webサイトが検索結果で上位に表示されると検索ユーザーからWebサイトを発見されやすくなり、アクセスを増加させやすくなります。
検索エンジンは様々な種類がありますが、日本ではGoogleが大きなシェアを占めておりGoogleでのSEO対策が中心です。
WordPressがSEOに強いと言われる理由
WordPressがSEOに強いと言われる理由は、使用率の高さにあります。
海外の報告によると2022年4月時点でWordPressが全Webサイトの43%に使われていると報告されています。
こうした状況から検索結果で上位表示されるWebサイトの多くにWordPressが使われており、WordPressがSEOに強いと結論づけられることが多いです。
ただしWordPressを使うだけでSEOに強くなるわけではなく、SEOに適した設定を行う必要があります。
この点に関してWordPressにはSEO対策ができるテーマやプラグインが豊富にあり、SEO対策しやすいツールと言えるでしょう。
またSEOはWordPressの設定だけでなく記事のクオリティなども影響するため、多角的な対策が必要です。
WordPressでできるおすすめのSEO対策【設定時】
WordPressでできるSEO対策に適したおすすめの設定は以下の通りです。
・SEO対策用のプラグイン・テーマを導入
・noindex・canonicalの設定
・パンくずリストを活用
・wwwのあり・なしを統一する
・コメントスパムの防止
・XMLサイトマップの作成
・内部リンクの最適化
WordPressでSEO対策をする場合、上記設定をしておきましょう。
▽SEO対策用のプラグイン・テーマを導入
SEO対策用のプラグイン・テーマを導入することで、SEO対策が可能です。
テーマとはWebサイト全体のテンプレートのことで、SEO対策用のテーマを利用すればSEO対策の手間やコストを抑えられ、コンテンツ作成にリソースをさけます。
WordPressテーマにはSEOに関するデザインや機能がすでに盛り込まれており、初心者でも手軽にSEO対策可能です。
プラグインとは拡張機能のことで、SEO対策用のプラグインを導入すればSEO対策に必要な様々な機能を利用できます。
具体的には以下の機能を持つプラグインが挙げられるでしょう。
・SEO対策の達成度合いをスコア表示する機能
・XMLサイトマップの自動作成機能
・パンくずリスト設置機能
・SNS連携機能
上記プラグインを導入することで比較的手軽にSEO対策が可能です。
WordPressでSEO対策する際はぜひやっておきたい設定の1つです。
▽noindex・canonicalの設定
noindex・canonicalの設定もSEO対策になります。
サイト内には「文字数の少ないページ」や「検索ニーズにそぐわないページ」が少なからず存在するものです。
こうしたページはSEOにおける評価を下げてしまいますが、noindex・canonicalを設定することで防止できます。
具体的にはそれぞれ以下の役割を果たしてくれます。
・noindex:検索エンジンのクローラーに対しインデックス拒否を伝達
・canonical:検索エンジンのクローラーに正規URLを伝達
noindexを設定したページはクローラーに対しインデックス拒否を伝達し、低品質ページを検索エンジン上に表示させず、SEO評価の低下を防げます。
canonicalを設定することで類似するページを1つのページとしてクローラに伝えられ、コピーコンテンツとして検索エンジンから認識されずサイト評価の低下を防げるでしょう。
このようにnoindex・canonicalを活用することで、サイトのSEO評価に良い影響を及ぼします。
▽パンくずリストを活用
パンくずリストを活用することで、Googleのクローラー巡回を促進しSEO評価の向上につながります。
パンくずリストとは、記事の階層構造のことでページ上部に表示される「TOP>WordPress>〇〇」などのリンクのことです。
パンくずリストが表示されることでユーザーがサイトの構造を把握しやすくなり、利便性が向上します。
ユーザーの利便性はGoogleからの高評価につながるため、SEOでも高い評価を得られるでしょう。
▽wwwのあり・なしを統一する
wwwのあり・なしを統一することもSEO対策として有効です。
1つのサイトにwwwありとなしのURLが存在すると、検索エンジンから別々のサイトとして扱われSEO上の評価が分散してしまいます。
また同じページを示すURLが複数存在してしまうと、重複コンテンツと認識されSEO上の評価を落とす可能性があり注意が必要です。
wwwのあり・なしはページURLの移行で使われる「301リダイレクト」を利用することで統一できます。
▽コメントスパムの防止
SEO対策ではコメントスパムの防止措置も講じておきましょう。
コメントスパムとは、サイトのコメント欄を悪用しフィッシングサイト等に誘導するコメントのことです。
コメント機能はユーザーとのコミュニケーションを図れる便利な機能ですが、コメントスパムが増えるとユーザーの不快感が増しサイト自体の評価にも悪影響を及ぼします。
コメントスパムを防止しSEO上の評価を下げないようにしましょう。
▽XMLサイトマップの作成
XMLサイトマップの作成は取り組んでおきたいSEO対策の1つです。
XMLサイトマップとはサイト構造をGoogleに伝達するためのXML形式ファイルを指します。
XMLサイトマップを送信することで、Googleのクローラ巡回を促しページが早い段階でインデックスされやすくなりSEOに良い影響を与える可能性があります。
XMLサイトマップは自力で作成するのが困難であり、WordPress用のプラグインを用いるのがおすすめです。
▽内部リンクの最適化
SEO対策として内部リンクの最適化にも取り組みましょう。
内部リンクとはサイト内の別記事へアクセスできるリンクのことを指します。
サイト内には似た内容の記事や関連するコンテンツが複数あることも多いでしょう。
内部リンクをコンテンツ内に設定することで、関連するコンテンツへのアクセスを促しサイト内におけるユーザーの回遊率を向上できます。
ユーザーの利便性も向上し、SEOへの良い影響が期待できるでしょう。
WordPressでできるおすすめのSEO対策【投稿時】
WordPressで投稿時にできるおすすめのSEO対策は以下の通りです。
・対策キーワードを選定
・タイトル(title)・メタディスクリプション(meta description)の最適化
・画像にaltタグを設置
・パーマリンクの設定
投稿時には上記項目を意識しましょう。
◇対策キーワードを選定
対策キーワードを決め記事を作成することが大切です。
上位表示を狙いたい対策キーワードを設定し、検索ユーザーのニーズを満たす記事を作成することでSEO上の評価も高くなります。
キーワードを設定する際は検索ニーズのあるキーワードを選びましょう。
検索数が少ないキーワードを選んでしまうと、記事のアクセスが伸び悩み集客効果が見込みづらいからです。
◇タイトル(title)・メタディスクリプション(meta description)の最適化
タイトル・メタディスクリプションの最適化もSEO対策として有効となります。
メタディスクリプションとはページの要約や概要を示す機能。
タイトルやメタディスクリプションは検索結果上に表示され、ユーザーが1番はじめに目にするところです。
ユーザーはタイトルやディスクリプションを見て記事を読むか判断するため、これらの質をあげることで記事へのアクセスを向上できるでしょう。
タイトルやディスクリプションを見て記事の内容が一目でわかるよう、シンプルに要点をまとめて記載するようにしましょう。
◇画像にaltタグを設置
画像にaltタグを設置することもSEO対策となります。
altタグとは画像を表示できない場合に代わりに表示するテキストのことです。
画像にaltタグを設置することで、検索エンジンに画像の中身を伝えられ、画像の検索結果に表示されやすくなります。
◇パーマリンクの設定
パーマリンクの設定も行っておきましょう。
パーマリンクとはページ固有のURLを指します。
パーマリンクの良し悪しは検索順位に直接影響を与えませんが、GoogleはシンプルなURLを推奨しており、URLからコンテンツ内容が分かればユーザーの利便性向上にもつながるでしょう。
他の媒体に記事がシェアされることも考え、基本的に一度決めたパーマリンクは変えない方が良いです。
まとめ
WordPressにはSEO対策につながる様々な機能が付与されています。
今回紹介した機能は初心者でも簡単に利用できるものが多く、導入にそこまで手間もかかりません。
WordPressでのSEO対策を万全にし、自社メディアの検索上位化を狙いましょう。
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