2022.10.02 コラム
【TikTok広告とは?】種類やメリット、成功事例を徹底解説
近年、TikTok広告によって、業績拡大や売上向上する企業が増加しています。本記事では、TikTokの概要から、TikTok広告の種類やメリット、成功事例などを解説しています。TikTok広告の活用を検討している方は、ぜひご覧ください。
TikTokとは?
TikTokとは、15秒~1分程度の短い動画を投稿できる動画プラットフォームです。世界中で10億人以上のユーザーがTikTokを利用しており、利用者数は年々増加しています。
TikiTok のユーザー層
TikTokのユーザー層は、若い世代が多いのが特徴です。具体的に、10代、20代のユーザーが全体の50%程を占めます。中でも、10代女性の利用者が最も多く、全体の13.4%を占めています。次に利用者数が多い年代は、20代男性で12.8%を記録しています。
このように若い世代の利用者数が多いTikTokですが、40代、50代、60代の利用者も一定数いるため、TikTok利用者の平均年齢を34.15歳といった結果になっております。
Twitter利用者の平均年齢が37.83歳、Facebook利用者の平均年齢が44.10歳、YouTube利用者の平均年齢が41.84歳である結果からTikTok利用者層の平均年齢は若いことが分かります。
TikiTok 広告の種類
TikTok広告には…
・起動画面広告
・インフィード広告
・ハッシュタグチャレンジ広告
…の3種類があります。本項目では、それぞれの特徴について解説していきます。
◇起動画面広告
起動画面広告とは、ユーザーがアプリを起動した際に配信される広告です。アプリ起動時に必ず流れるため、ユーザーの目に止まりやすいのが特徴です。
起動画面広告の相場は、1日500~600万円ほどで、1日1社限定の広告であるため、利用枠の確保の難易度は高いです。しかし、上手く使用すると売上向上や認知の増加など、大きな効果が期待できます。
◇インフィード広告
インフィード広告とは、動画と動画の間に表示される広告です。通常の動画のように表示され、「いいね」や「コメント」も貰えます。そのため、ユーザーに鬱陶しさを与えることなく、商品やサービスをアピールできるのが特徴です。
インフィード広告には、「Brand Premium」、「ONE DAY MAX」、「TopView」の3つの種類があり、広告の価格は、Brand Premiumが1日42万円~、ONE DAY MAXが1日300万円~、TopViewが1日625万円~といった価格帯になっています。それぞれの特徴は以下の通りです。
◆Brand Premium
出稿金額に応じて掲載順位が決定されるのが、Brand Premiumの特徴です。具体例を挙げると、50万円を広告費として支払うと、70万インプレッションに到達するように自動的に掲載順位が決定する仕掛けです。また、インプレッション数をさらに伸ばしたい場合は、出稿金額を増やすことで、掲載順位を上げられます。TikTok広告の中では、広告費が一番安いため、初めて広告を掲載する企業にとってもおすすめです。
◆ONE DAY MAX
指定した1日のみで、フィードの4つ目に広告動画が掲載されるのが、ONE DAY MAXの特徴です。画面を3回スワイプすれば広告が表示されるため、比較的ユーザーの目に止まりやすい広告です。
ONE DAY MAXには、通常のONE DAY MAXとONE DAY MAX PLUSの2種類が存在します。ONE DAY MAXは、同じユーザーに対して最大1回しか広告を表示できませんが、ONE DAY MAX PLUSにグレードアップすると、同じユーザーに最大4回広告を表示できるため、インプレッション数を増加できます。
◆TopView
1日1社限定で、アプリを起動した際に1地番最初に流れるインフィード広告です。ONE DAY MAXよりもさらに早く広告が表示されるため、多くのユーザーに視聴していただけるのが特徴です。大きな効果が期待できる分、出稿価格も高額となっています。
以上のように、インフィード広告には様々な種類があり、それぞれ特徴やメリットが異なります。インフィード広告を利用する際は、それぞれの広告を理解したうえで、自社に最適な広告を選びましょう
◇ハッシュタグチャレンジ広告
ハッシュタグチャレンジ広告は、企業が考えたハッシュタグを考え、そのタグに関する動画をユーザーが作成・投稿するユーザー参加型の広告です。ユーザーが広告動画を作成してくれるため、広告特有の商品の押し売り感がなくなるのが特徴です。
ハッシュタグ広告には、「スタンダードハッシュタグチャレンジ」、「ハッシュタグチャレンジプラス」、「バトルハッシュタグチャレンジ」、「ベーシックハッシュタグチャレンジ」の4種類があります。
価格は、スタンダードハッシュタグチャレンジが1,500万円、ハッシュタグチャレンジプラスが1,700万円、バトルハッシュタグチャレンジが2,000万円、ベーシックハッシュタグチャレンジが1,000万円といった相場感なっています。
ハッシュタグチャレンジ広告は、TikTok広告の中でも特に高額ですが、ユーザーが作成した動画はバズを生みやすく、上手くいけば大きな成果を得られるでしょう。
TikiTok 広告の3つメリット
TikTok広告を活用すると、様々なメリットが得られます。本項目では、TikTok広告を活用することで得られるメリットを3つご紹介します。
◎10代、20代に届きやすい
「TikTokのユーザー層」の項目でもお話しした通り、10代、20代がTikTok利用者の約半数を占めています。そのため、TikTok広告を活用することで、10代、20代の若い世代に商品やサービスをアピールできます。
若い世代をターゲットに商品やサービスを販売している企業にとって有効的なのは、間違いないでしょう。
また、10代、20代はデジタルネイティブ世代と言われており、子どもの頃からインターネットに触れてきた世代です。そのため、インターネットやスマホの扱になれており、拡散力も強いため、TikTok広告を上手に活用できれば、大きな成果を上げられます。
◎ターゲティング制度が高い
TikTokは膨大なユーザーデータを保持しており、それらのデータを活用して制度の高いターゲティングが可能です。
具体的に、TikTokでは以下のようなデータを取得・保持しています。
・基本情報(性別・年齢・住んでいる地域・設定言語)
・興味関心(旅行やキャンプ、グルメなど、ユーザーがどのような動画ジャンルに興味があるか)
・通信環境(iosやAndoroidといった機種の種類、Wifiの有無)
これらのユーザー情報をもとに、アルゴリズムによって自社のターゲットとなるユーザーにピンポイントに広告を配信可能です。
◎訴求力が高い
TikTok広告は、動画広告のため、ユーザーの聴覚と視覚に情報を届けられます。動画で伝達できる情報量は、文章の5,000倍ともいわれており、ショート動画でも多くの情報をユーザーに伝えられます。このように、文章と比較して、制球力が高いのがTikTok広告の特徴です。
TikTok広告を制作する際の3つのポイント
ここまでの内容で、TikTok広告の種類やメリットについて理解していただけたかと思います。では、どのようにして広告を制作すれば、成果につながりやすいのでしょうか。本項目では、TikTok広告を制作する際の3つのポイントについて解説していきます。
①冒頭3秒でインパクトを与える
つまらない動画は、最初の数秒でユーザーにスキップされてしまいます。そのため、冒頭の3秒で、ユーザーにインパクトを与える工夫をしましょう。具体的に、視聴者が思わずまねしたくなる振付やダンスを入れたりすると効果的です。他の広告と同じようなありふれた広告は、TikTokではスキップされる可能性が高いため、オリジナリティあふれる広告を目指しましょう。
②音楽に合わせて制作する
広告特有の鬱陶しさをなくすためには、音楽に合わせて広告動画を作成するのがポイントです。特にTikTokで話題となっている音楽や広告らしくないポップな音楽はユーザーの目を引きやすいです。
また、動画に合わせた振付やエフェクトを使用することで、よりユーザーの興味を引く広告動画となります。
③インフルエンサーを活用する
広告と聞くと、有名人や芸能人を起用するイメージが強いでしょう。しかし、TikTokの場合、インフルエンサーを活用して、商品やサービスを紹介する方が効果的です。フォロワーが多いインフルエンサーはネットの世界で大きな影響力を持っているため、自社の商品やサービスをより多くの人に見ていただけます。
インフルエンサーに広告を依頼する場合の料金は、通常フォロワーを多く抱えているインフルエンサーであればあるほど、依頼料が高くなります。単価×フォロワー数で、依頼料を算出するのが一般的です。具体的に、フォロワー数10万人のインフルエンサーに単価3円で依頼する場合は、単価3円×フォロワー数10万人の30万円が必要になります。
また、インフルエンサーによって、美容系やグルメ、お笑いなどそれぞれ得意分野があるため、自社に合うインフルエンサーを選びましょう。
TikTok広告の成功例
本項目では、TikTok広告によって成功した企業を2社ご紹介します。
▽ユニクロ
国内のアパレル業界でNo.1のシェアを誇るファーストリテイリングのユニクロは、Tシャツの販促活動のために、「#UTPlayYourWorld」というハッシュタグでハッシュタグチャレンジを開催しました。
今回のハッシュタグチャレンジは、日本の他に、アメリカフランス、中国、台湾の全5ヵ国のユーザーが参加し、グローバルに開催されたのが特徴です。結果、「#UTPlayYourWorld」のハッシュタグをつけた動画は、世界中で3.3億回以上の視聴数を記録し、成功を収めました。
TikTokは、日本だけではなく、海外でも人気のアプリです。そのため、TikTok広告を活用すると、ユニクロの事例のように、海外のユーザーにも動画を届けられます。
▽大塚製薬
大塚製薬は、自社の製品ブランドである「ファイブミニ」を10代、20代の若い世代の購入を目指して、インフィード広告を出稿しました。今回の広告の特徴は、インフルエンサーを活用して動画投稿された点です。インフルエンサーがミニファイブの製品を摂取することで、ダイエットや便秘改善した動画を作成・投稿しました。その結果、ミニファイブは、以前までは30~50をメインターゲットにしていたにも製品にも関わらず、10代~20代の若い世代でも話題となり、「#ファイブミニ」は2000万回以上の視聴数を記録しました。
このように、若い世代への購買拡大目的でTikTok広告を利用するのも非常に効果的です。
まとめ
本記事では、TikTok広告について解説しました。
TikTok広告は、商品・サービスの販促に非常に効果的な広告です。TikTok広告の出稿を検討している方は、TikTok広告の特徴をしっかりと理解したうえで、出稿しましょう。
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