2019.10.18 コラム
【初心者向け】モバイルフレンドリーとは?ネットショップ運営者が行うべき対策
Web上でサービスを提供するのであれば、モバイルフレンドリーなサイトづくりは、必ず行っておきたい対策です。ジャンルに限らず、半数以上のユーザーがスマホから検索をしてサービス消費に至っているためです。
こうした背景を踏まえ、Googleは「サイトがモバイルフレンドリーであるか」を重要視しています。スマホでの使いやすさが追求できていないサイトはSEOの観点から見ても、非常に不利です。
とはいえ、「専門的な対策をすぐに取るのは難しい」と感じているマーケティング担当者も多いのが実際ではないでしょうか。
本記事ではすぐに実行に移せる「モバイルフレンドリー対策」の方法を解説します。
モバイルフレンドリーとは「スマホ上での見やすさ」
はじめに、モバイルフレンドリーとは「スマホで見たときの見やすさ・使いやすさ」のことを指します。
2015年の4月にgoogleが実装したアルゴリズムで、モバイルフレンドリーアップデートとも呼ばれています。スマホでの検索順位に大きな影響を与えるため、早急な対応が必要です。
スマホユーザー向けにサイトを改善していないと、「このサイトはモバイルフレンドリーではない」といった表示が出てしまうこともあり、そもそも自社のサイトを見てもらえないという可能性も高まってしまいます。
モバイルフレンドリーの重要性はGoogleが公式に発表している「ウェブマスター向け公式ブログ」からも見てとれます。
「PCで検索」は過去?増えるスマートフォンユーザー
冒頭でも触れましたが、スマートフォンでの検索は大多数を占めていると考えて間違いないでしょう。
総務省が発表した「情報通信機器の保有状況」を見ても、スマートフォンユーザーは爆発的に増えていることが分かります。
すでにスマートフォンの世帯保有率はPCのそれを上回っているため、「PC上でだけ利用しやすいウェブサイト」は今後、ユーザーの目に触れる機会がさらに減っていくと考えられます。
ネットショップ運営者は何をするべきか
モバイルフレンドリーの重要性についてはお分かりいただけたかと思います。次に具体的に行うべき対策について、ひとつずつ解説していきます。
まずはモバイルフレンドリーテストで結果を確認
最初にするべきことは、Googleが提供している「モバイルフレンドリーテスト」で自身のサイトをチェックしてみることです。
使い方もシンプルで、チェックしたいページのURLを入力するだけで完了です。モバイルフレンドリーに対応していない箇所が一覧で分かるため、改善施策が立てやすいです。
上記のテストで「このサイトはモバイルフレンドリーです」と表示されれば、スマホから検索して訪問したユーザーにとって適切なサイトが表示されているということになります。
なお、モバイルフレンドリーの一環として、「読み込み速度」も重視されます。自身のサイトの読み込みスピードは「Google Developers PageSpeed Insights」で、確認可能です。
第一に考えるべきはユーザーエクスペリエンス(UX)
「モバイルフレンドリーではない」と表示された場合は、これから紹介する3つの施策を行ってみましょう。
モバイルフレンドリー性を高めるためには、ユーザーエクスペリエンス(UX)を高めることから考えるのが重要です。
専門的な施策も多数ありますが、まずは誰でも始めやすいサイト改善の方法を紹介します。
1 テキストサイズ
画面サイズが小さいスマホ上で、テキストサイズが小さいのは致命的です。
一般的に本文文字サイズとして適切だといわれているのが16pxです。また、行間は1.5に設定するのが良しとされています。
2 タップターゲット(リンク)の改善
タップするボタン(商品詳細ボタン・購入ボタンなど)のリンク同士が密接しすぎていると、狭いスマホ画面では誤タップが起きてしまうことも。
ユーザビリティが低下してしまうため、適切な距離に変更しましょう。
3 ページ速度の改善
モバイルユーザーの多くは、ページ読み込み中にサイトを離脱していることが分かっています。
そのため、読み込み速度が遅いと判定された場合は、下記に紹介する方法を試してみましょう。
- ブラウザキャッシュの活用
- 画像サイズを下げる
これらの方法で、読み込み速度が改善される場合があります。
モバイルフレンドリーの専門的な施策はプロに頼むのも手
モバイルフレンドリーの施策について基本的な部分を解説しました。しかし、これらはあくまで応急処置的な対策です。その他にも、HTMLやCSSの縮小など打つべき施策は数多くあります。
予算に余裕があるようであれば、SEOのプロに相談をすることも踏まえ、スマホでの検索表示争いを優位に進めましょう。
最後にモバイルフレンドリーは、あくまでSEO順位を左右する一つの項目で、一番大切なのはサイトコンテンツのクオリティです。
モバイルフレンドリーだと判定されているにも関わらず、検索順位が上がらない場合は、コンテンツがユーザーのニーズに沿っていない可能性も。その場合は、コンテンツのあり方を今一度考える必要があります。
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