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2022.09.01 通販会社

よくわかる企業のインスタマーケティング活用方法!成功事例や運用術も

よくわかる企業のインスタマーケティング活用方法!成功事例や運用術も


企業のInstagram(インスタグラム)アカウントを有効活用できていますか?


国内での利用者数が3,300万人を突破したインスタグラムを自社のマーケティングに上手く活用することで、ブランディングや商品の認知度拡大、売上アップなどが期待できることから、今やインスタグラムは企業でも欠かせないマーケティングツールの一つとなっています。


そこで、本記事ではインスタグラムを使った効果的なマーケティング方法や企業の成功事例、運用術を専門家の監修のもと詳しく解説していきます。


下記資料では参考になるInstagramの運用術を紹介しています。是非参考にしてみて下さい。

【外注なしでOK】EC事業者が知りたいInstagram運用術
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現在ではSNSは顧客との接点を作るツールになっています。その中でも、Instagramは顧客の購買体験に影響を与えています。顧客購買体験は顧客との関係性が必須です。また、顧客との関係性を可視化したのがエンゲージメントといいます。エンゲージメントの大切さや効果を上げるための施策を...

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企業が行うインスタグラムマーケティングとは

インスタグラムマーケティングとは、インスタグラム上で企業が想定するターゲットにアプローチすることで、企業ブランディングや商品認知・販売・ユーザーとのコミュニケーションを行うマーケティング手法のことです。


インスタグラムはFacebookやTwitterなどテキスト主体のSNSとは違い、写真や動画をメインコンテンツとしたSNSです。近年動画コンテンツの人気が高まっており、インスタグラム自体も2019年時点で国内月間アクティブカウント数が3300万*を突破するなど年々インスタグラムを利用するユーザー・企業アカウントが増えています。


参照:Meta「Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破」


現在さまざまな企業がインスタグラムマーケティングを取り入れていますが、写真や動画コンテンツがメインであるため、特にファッションと親和性の高いアパレルやコスメ、ECサイトを中心に活用されることが多いのも特徴です。

なぜインスタグラムマーケティングが必要なのか?

なぜインスタグラムマーケティングが必要なのか?


こちらは代表的なSNSの年齢層やユーザー数をまとめた表です。インスタグラムは10〜30代のユーザーが中心となっており、若い世代にアプローチしやすいSNSであることがわかります。


参考記事:SNSマーケティングのやり方とは?目的・効果を解説!【媒体別5事例】

ユーザー行動の変化

ユーザー行動の変化


参照:令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書|総務省情報通信政策研究所


また、総務省情報通信政策研究所がまとめた「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」のデータから見ても分かるとおり、10〜30代の若い世代はSNSと触れ合う時間が年々増加傾向にあるため、マーケティングにおいてSNS上でユーザーとコミュニケーションを取ることは非常に重要となります。

若い世代の購買に最も影響を与えるSNS

若い世代の購買に最も影響を与えるSNS


参照:https://smmlab.jp/article/sns-research-2020/


さらにアライドアーキテクツ社の調査で、SNSの情報をきっかけや参考に、初めて利用するECサイトで商品を購入したことがあるかというアンケートにおいて、インスタグラムは他のSNSよりも「ある」と回答した人が多いという結果も出ています。


このことから、インスタグラムは最も購買に影響を与えるSNSと言えるでしょう。

インスタグラムマーケティングのメリット

インスタグラムマーケティングのメリットについて解説します。まず、インスタグラムでマーケティングを進めるメリットとして以下3つのポイントがあります。


  • 低予算で始められる
  • 世界観を視覚的に伝えやすく、ブランディングの効果が高い
  • 認知度拡大、集客、売上アップにつなげられる
  • ユーザーとコミュニケーションを行える

インスタグラムマーケティングの3つのメリットについて、順に解説します。

低予算で始められる

インスタグラムはアカウント開設が無料であり、低予算でマーケティングを始めることができます。


アカウント開設は一般ユーザーはもちろん、企業やクリエイター向けのビジネスアカウントも無料で開設可能です。コンテンツ投稿に人的リソースがかかるものの、コンテンツ投稿自体は、商品サービスを上手く活用すれば、低コストで撮影が可能なため、コストパフォーマンスよくマーケティング活動を進めやすくなります。


インスタグラム内で広告を利用すれば出稿費用がかかりますが、コンテンツ投稿をメインに行うのであれば大きなコストをかけずに企業ブランディングや集客につなげられるアカウント作りを始められるでしょう。

世界観を視覚的に伝えやすく、ブランディングの効果が高い

世界観を視覚的に伝えやすく、ブランディングの効果が高い点もインスタグラムマーケティングのメリットのひとつです。


インスタグラムは写真や動画コンテンツをメインとし、ユーザーに対して視覚的に訴求できるSNSとなっています。


そのためインスタグラムで統一感のある写真や動画コンテンツを投稿し続ければ、企業のもつ世界観を演出しユーザーに固有のイメージを持ってもらえるでしょう。


ユーザーに認知してほしい企業像を明確に定めコンテンツに反映させれば、企業の独自性を打ち出し効果的なブランディングにつながります。

認知度拡大、集客、売上アップにつなげられる

インスタグラムマーケティングを実施すれば認知度拡大、集客、売上アップにつなげられます。


インスタグラムは年々ユーザー数が増えており、国内月間アクティブアカウント数は3300万です。


今後もユーザー数の増加が予想され、コンテンツ投稿を続ければより多くのユーザーに自社や商品を認知してもらえるでしょう。


またインスタグラムには企業の集客や販売をサポートする以下の機能が備わっています。


集客や販売をサポートする機能


上記機能を活用することで、インスタグラムだけで企業・商品の発見、購買意欲の刺激、商品・サービス購入につなげられます。

ユーザーとコミュニケーションを行える

また、インスタグラムはユーザーとコミュニケーションがとりやすいというメリットもあります。


「コメント上での返信」や「利用ユーザーを紹介・ストーリーでシェア」、「アンケート機能を使った意見交換」、「インスタライブ」など、インスタグラムではユーザーと近い距離でコミュニケーションをとれる機能が多く、フォロワーが増えればより多くのユーザーの声を聞ける機会にもなります。


インスタグラムマーケティングのデメリット

インスタグラムマーケティングにはメリットだけでなく以下のデメリットもあります。


  • 効果が出るまで時間がかかる
  • TwitterやFacebookに比べて拡散力が弱い

インスタグラムマーケティングを行う際は、こちらのデメリットにも留意しておきましょう。

効果が出るまで時間がかかる

インスタグラムマーケティングは効果が出るまでに長い時間がかかります。


他のSNSでも同様ですが、アカウント開設したばかりのフォロワーが少ない状態ですぐ集客につなげるのは難しいでしょう。


フォロワーを増やし多くのユーザーにリーチできるまでにはある程度の期間継続的にコンテンツを投稿する必要があります。


そのためインスタグラムマーケティングでは中長期的な目線での運用が必要です。本業の負担とならないよう、地道にコンテンツ投稿を続けましょう。


また、その際に注意すべき運用方法については、このあとの「インスタグラムマーティングのやり方」の部分でご紹介します。

TwitterやFacebookに比べて拡散力が弱い

TwitterやFacebookと比べ拡散力が弱い点は、インスタグラムマーケティングのデメリットです。


インスタグラムにはFacebookのシェア機能やTwitterのリツイート機能など投稿を拡散できる機能がないため、多くのユーザーに見てもらうための工夫が必要となります。余力があればTwitterやFacebookの運用も行い、これらのSNSでインスタグラムの投稿を拡散させるのもありでしょう。


ただしインスタグラムにはハッシュタグ機能がついており、投稿をハッシュタグで検索できるためフォロワー以外からも見てもらえるという特徴があります。


投稿を拡散させるにはハッシュタグ機能の活用も重要となります。

インスタグラムマーケティングの成功事例3選

ここではインスタグラムマーケティングで成功を収めた3社を紹介します。


  • ホテルニューオータニ
  • DAISO
  • KENZO

インスタグラムマーケティングでは上記事例を参考にしましょう。

ホテルニューオータニ

ホテルニューオータニは日本全国に展開するラグジュアリーホテルです。


ホテルニューオータニ公式アカウントは、ホテルの美しい雰囲気が伝わる数多くの写真をインスタグラム上で投稿しています。


特にレストラン関連の投稿頻度が多く、メニューやレストランの雰囲気を投稿することでユーザーにレストランにいるような感覚を与え、訪問につなげています。


自社の持つ施設の魅力を活かし、ホテルでの非日常的空間をインスタグラムで伝える──ユーザーのワクワク感を引き出しホテル利用を促している好例です。


ホテルニューオータニ インスタグラムアカウント

DAISO

DAISOは「100円ショップ」として人気を誇る小売店です。


DAISOはインスタグラムで雑貨や食品など幅広いジャンルの商品を紹介しており、キャンペーン情報を投稿するなどユーザーがお得な情報を手に入れられる工夫をしています。


使い方の説明が必要な商品は画像内にテキスト説明を加えることで、ユーザーに商品イメージをわかりやすく伝えているのがポイントです。


商品利用のイメージをより具体化し、ユーザーの商品購入につなげている事例です。


DAISO インスタグラムアカウント

KENZO

KENZOは日本発グローバルに展開する人気アパレルブランドです。


インスタグラムでは自社ブランドの商品を着たモデルを投稿することで、ユーザー着用後のイメージをより具体化しています。


KENZOのインスタグラムでは、ショッピング機能を活用し投稿写真や動画から直接自社ECサイトにアクセスできるようになっています。


プロフィール画面で商品がカタログ化されており、気になった商品をその場で購入できる工夫がされています。


インスタグラムを見ているユーザーが余計な手間をかけず商品購入につなげられる、カスタマージャーニーを配慮した導線設計は参考すべき点です。


KENZO インスタグラムアカウント

インスタグラムマーケティングのやり方

ここではインスタグラムマーケティングのやり方について以下の手順から解説します。


  1. 運用の目的を決める
  2. 計測可能なKPIを設定する
  3. 運用方針を決める
  4. 投稿する

ちなみにインスタグラムでマーケティング活動をする際はビジネスアカウントへの登録を推奨します。


ビジネスアカウントに登録することで「電話する」「メール」「席の予約」など集客を促せるアクションボタンを使える他、分析ツールの利用や広告掲載などマーケティングに重要な機能を活用できるからです。


以下のサイトから登録可能なので、インスタグラムマーケティングを実施する際は登録しておきましょう。


インスタグラム ビジネスアカウント

運用の目的を決める

まず運用の目的を決める必要があります。


インスタグラムマーケティングは商品認知、集客、コミュニケーションなどの目的に活用できます。


しかし、最終的に「売上」につながる運用にするにはどうするのがブランドにとって良いかを設計しておく必要があります。


6ヶ月間はとにかく、エンゲージメントを高め、ユーザーとのコミュニケーションを強化するための運営を行い、徐々に商品サービスの紹介を行っていくなどです。


計測可能なKPIを設定する

運用目的と期間を決めたら計測可能なKPIを設定しましょう。


KPIとは目的を達成するためのプロセスごとに設けられる目標値のことで、KPIを設定することで目標に対する達成度合いを評価しやすくなります。


KPIは目的によって変わりますが、具体的には以下の指標を用いるケースが多いです。


KPI


目的に応じたKPIを設定することで目的の達成度合いを測れるだけでなく、プロセスごとの課題も把握でき改善サイクルを回すことで成果をより早く出せる可能性があります。

運用方針を決める

KPIと同時に運用方針も決めましょう。運用方針で決めるべき項目は以下のものが挙げられます。


  • ブランドの軸
  • 投稿テーマ・内容
  • 投稿頻度

ブランドの軸

投稿の手法として「イメージ画像の投稿」「文字コンテンツ」「動画」など様々な投稿形式で世界観を訴求できるのが、インスタグラムの良いところです。


しかし、そういった手法にだけ囚われすぎて、本来訴求したいブランドの軸がぶれてしまうと、ユーザーが受けとるイメージがぶれて、ブランド毀損につながることもあります。


事例:吉野家


例えば吉野家のインスタグラムも、インスタグラムの世界観と合わせて、おしゃれな投稿やレシピなどの読み物コンテンツが充実しています。


しかし、「肉で食欲を喚起する」というブランドとして外せない軸は抑えて、様々なパターンの投稿をしています。


投稿テーマ・内容

投稿テーマや内容はインスタグラムマーケティング運用で非常に重要な要素です。


自社のターゲットの興味・関心を引き寄せるには、ユーザーが、「継続的に見たい」「フォローしたい」「自分のタイムラインに出てきてほしい」と思ってもらえるコンテンツを提供する必要があります。具体的には以下の観点から投稿テーマや内容を設定すると良いでしょう。


  • ユーザーに役立つコンテンツ
  • ユーザーが共感しやすいコンテンツ
  • ユーザーが楽しめるコンテンツ

上記を中心に投稿テーマや内容を設定することで、ユーザーが興味を持ちやすいコンテンツを提供できます。


最初に設定したブランドの軸を守りながら、これらのテーマをコンテンツ化するには、どのような内容が良いかを考えていきましょう。

投稿頻度

投稿頻度も決めておくと良いでしょう。


より多くのコンテンツを提供できるのが理想ですが、あまりに多すぎるとユーザーのタイムラインが企業のコンテンツで埋め尽くされてしまい、鬱陶しく感じられてしまいます。


また、継続性が重要なインスタグラムの運用において、最初に無理なリソースをかけて、続かなくなってしまうのも問題です。


コンテンツの質を担保しながら無理なく継続できる程度の頻度で投稿することが重要です。

投稿する

投稿の種類の一覧

投稿の種類の一覧


運用方針まで決めたらいよいよコンテンツを投稿します。インスタグラムでは現在5つの投稿の種類があるので、内容に応じて上手く使い分けするといいでしょう。


また、コンテンツ投稿では以下の点を重視しましょう。

レイアウトの工夫

インスタグラムは視覚的要素の強いSNSであり、コンテンツのレイアウトも非常に重要です。


ユーザーがプロフィールに来た時に、どのような印象をうけるかということを意識するという意味合いです。


企業ブランディングの観点からも「統一感」を意識した方が良いでしょう。投稿を同系統の色合いで統一することやプロフィールページに一覧で表示される投稿のバランスを整えるなど統一感が出るよう工夫するのがおすすめです。


統一感を出すことで企業独自の世界観を出し、自社ブランドのファンを増やせる効果もあります。

ハッシュタグの活用

インスタグラムではハッシュタグ(「#」)の活用が新規ユーザーへのリーチの数を左右します


インスタグラムでは投稿を拡散できる機能がなく、ハッシュタグを活用することでユーザーに投稿が広まりやすくなります。


ハッシュタグの活用で投稿を拡散できるのはもちろん、ハッシュタグでつながったユーザー同士でコミュニティが形成できたり、自社ブランディング効果があるなど多くのメリットが存在します。


ただし、関係のないハッシュタグまで乱雑につけてしまうとペナルティを課せられる可能性があるため、必ず関連のあるハッシュタグだけを設定しましょう。


ハッシュタグの使い方やコツなどは、下記の記事も参考にしてください。
インスタ(Instagram)ハッシュタグ使い方やコツ…「とにかくたくさんつける」は注意

より多くの人の目に止まるために、アルゴリズムを理解する

また、インスタグラムではどのような内容が多く露出されるか、フィードやストーリー、発見タブ、リールとそれぞれの投稿別に、違ったアルゴリズムでランク付けをしていることを公式が発表しています。


より多くの人の目に止まるように、アルゴリズムを理解し投稿することも重要となります。


参考:Instagramの仕組みを解き明かす

インスタグラムの運用術

インスタグラムマーケティングでは目的に合った運用を実施できるかが成功の鍵となります。


下記資料では今回紹介した以外のインスタグラム運用術を紹介しているので、インスタグラムを効果的に運用しマーケティング成果を創出したい方はぜひチェックしてみてください。

【外注なしでOK】EC事業者が知りたいInstagram運用術
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まとめ

今回はインスタグラムマーケティングについて解説しましたが、ポイントをまとめると以下の通りとなります。


  • インスタグラムは国内月間アクティブカウント数が3300万を突破する人気SNS
  • インスタグラムのマーケティングは低予算で始められ、企業ブランディング、集客・販売にもつながる
  • ユーザーとのコミュニケーションが生まれる機能が増えている
  • 成果が出るまでに時間がかかったり拡散性が低いなどのデメリットもある
  • 日本国内をはじめインスタグラムのマーケティングで成功する企業は数多くある。
  • インスタグラムマーケティングでは、運用目的の決定→KPI設定→運用方針の決定→投稿の順序で取り組むと効果的
  • 投稿ではハッシュタグ、様々な種類の投稿機能の活用、レイアウトの工夫が重要

インスタグラムで効果的なマーケティングを行い、認知拡大や売上向上など自社の目的達成を目指しましょう。


記事監修者 達川幸弘

監修者プロフィール:達川幸弘
BtoC向け大規模ECサイトを運営するベンチャーでマザーズ上場を経験。マーケティング部のリーダーとして、オウンドメディアの立ち上げを行い1年半で毎月数百万PV、毎月2000万円の売上を生み出すメディアに成長させる。その後、自社コスメの販売を行う企業のマーケティング責任者に就任しブランドマネジメントやO2Oの施策を実施。その後同社のCMOに就任。また、BtoBのSaaSベンチャーでマーケティング責任者・コンサルティングファームでの外資系企業のコンテンツ制作のアドバイザーを行うなど、BtoC・BtoC・オンライン・オフラインの幅広い現場の知見を持つ。


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