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2022.09.01 通販会社

LINE公式アカウント運用者必見!できること、活用事例などを紹介

LINE公式アカウント運用者必見!できること、活用事例などを紹介


FacebookやTwitter、Instagramを活用したSNSマーケティングを行なっている企業は多いと思います。それに比べ、LINEは運用を検討しているが、難しそうで実際にはまだ始めていないという企業も多いのではないでしょうか?


本記事ではLINE公式アカウントの運用を検討している企業のSNS担当者が知りたい、LINE公式アカウントでできることや効果、活用事例などを専門家の監修のもと詳しく解説していきます。


下記資料ではLINEの活用事例を紹介しています。是非参考にしてみて下さい。

【EC事業者様必見!】EC業界でLINEを活用した成功事例集
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LINE公式アカウントとは

LINE公式アカウントは、メッセージツールとして多くの人が活用しているLINE上で、企業が情報配信やコミュニケーションができるサービスです。


現在、国内のLINE利用者は日本の総人口のおよそ75%*にあたり、今や生活のインフラになっているといっても過言ではありません。 日々多くの人が利用しているLINE上で情報発信やコミュニケーションの拠点が持てるという点で、公式アカウントはマーケティングツールとして有効です。


*LINEの国内⽉間アクティブユーザー 9,200万⼈÷⽇本の総⼈⼝1億2,544万3,000⼈(2021年11⽉1⽇現在(確定値) 総務省統計局)

また、他のSNSと比較して、LINEがいかに使われているかを、全世代での利用率から見てみましょう。


  • LINE:90.3%
  • Twitter:42.3%
  • Facebook:31.9%
  • Instagram:42.3%

各SNSのユーザー率


出典:令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 P17 主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率|総務省情報通信政策研究所


上記の通り、他のSNSと比較してもLINEは世代を問わず、あらゆる日本人に利用されています。


一方で、TwitterやInstagramは10代20代の比較的若年層の利用率が高く、Facebookは20〜40代の利用率が高いという結果になっています。つまりLINEの公式アカウントは他のSNSと比較して、幅広い世代の多くの人に向けた訴求が可能といえます。


多くの企業・店舗がLINE公式アカウントを活用


出典:LINE LOCAL DAY基調講演


そしてLINEアカウントは上記の通り、じわじわとBtoCの事業を中心にアカウント数を伸ばしていっており、マーケティングを行う上で注目されている施策だと言えます。


LINE公式アカウントの種類と価格

LINE公式アカウントの種類と価格


出典:LINE for Business


LINE公式アカウントにはフリープラン、ライトプラン、スタンダードプランの3種類が用意されています。有料と無料の大きな違いは、メッセージの配信通数です。


その他の基本的な機能は無料で使えますので、友だちが増え、配信数が増えてきたら、有料プランに切り替えて行く方がよいでしょう。


それぞれの特徴や価格などを紹介します。

フリープラン

フリープラン


フリープランは月額固定費が無料で、月に配信できるメッセージ数は1,000通、追加メッセージは不可のプランです。


初期費用、運用費用ともに不要なので、まず公式アカウントを試してみたいといった場合には、フリープランから始めてみることをおすすめします。


運用していくうちにユーザー数が増加してメッセージ数が不足してきた場合は、有料のプランへの切り替えを検討しましょう。


ライトプラン

ライトプラン


ライトプランは月額固定費が5,000円、月に配信できるメッセージ数は15,000通、追加メッセージを配信したい場合は1通5円のプランです。


フリープランではメッセージ数が不足してきた場合や、すでにある程度のユーザー数が見込める場合はライトプランを選びましょう。


フリープランからの切り替えのタイミングは、月に1,000通以上のメッセージを配信する必要が出てきた場合が最適です。

スタンダードプラン

スタンダードプラン


スタンダードプランは月額固定費が15,000円、月に配信できるメッセージ数は45,000通、追加メッセージを配信したい場合は1通3円のプランです。

追加配信

追加配信


出典:LINE スタンダードプラン追加メッセージ 料金テーブル


公式アカウントの有料プランは規定の無料通数分を超過すると、配信した分だけ料金がかかってくるシステムになっているので、45,000通より多くのメッセージを配信する可能性がある場合は、スタンダードプランを選ぶようにしてください。


またどのプランが自社に最適か、下記の公式サイトで費用のシミュレーションもできるので気になった方はぜひご活用ください。


LINE公式サイト(外部サイトにリンクします)

LINE公式アカウントでできること・機能

LINE公式アカウントでできること・機能


出典:LINE Business Guide


LINEのマーケティング活用は、他のSNSと比較しても発信した情報を「見てもらえる確率が高い」のが特徴です。


まずは広告や店舗などでLINE公式アカウントに登録していただき、その後「購入」「リピート」を促すためのコミュニケーションをLINE公式上で行います。


LINE公式アカウントでできること


その際に、どのような効果が期待できるかや、機能の詳細についてお伝えしていきます。

販促に使える

販促に使える


メッセージ配信

メッセージ配信


出典:Lステップ


まずLINEのもっとも基本的な機能であるメッセージ配信です。


友だちとメッセージのやり取りをするのと同じ要領で、企業や店舗のアカウントを友だち追加してくれたユーザーに向けて直接メッセージを配信できます。


LINEを日常的に利用しているユーザーは多いため、メールマガジンなどと比較すると開封率が約6倍と、メッセージを開いてもらえる可能性が高くなっています。特に集客するためにキャンペーンや新商品情報など、ユーザーにとってのメリットも添えて配信することで販促への更なる効果が期待できるでしょう。

セグメント配信(絞り込み配信)

セグメント配信(絞り込み配信)とは、ユーザーの居住エリア、年齢、性別、使用OS、友だち期間の5つの属性を絞って配信できる機能です。


この機能を使うことで、関係ない属性への配信を省き配信数も減らせるので、コスト削減にもつながります。

リッチメニュー

ユーザーがLINE公式アカウントのトーク画面を訪れた際に、画面の下部に固定表示されているものがリッチメニューです。


機能としては、メニュー内のボタンをタップしてもらうことでクーポンやショップカード、外部サイトへユーザーを誘導できるものです。


リッチメニューはLINE公式アカウントの各機能の中でも自由度が高いため、ユーザーのニーズを汲みとったメニューに設定することでLINEを経由したコンバージョンアップが期待できます。

LINE VOOM投稿

動画を中心としたコンテンツプラットフォームがLINE VOOMです。


LINE VOOMでは投稿を見たユーザーがいいねをしたりコメントしたりといった機能が備わっており、企業とユーザーとのコミュニケーションが取りやすいという特徴があります。メッセージ配信とは異なり課金の対象にもならないので、気軽に投稿できるのも利点です。


また、フォロワーがメッセージや共有をすることでフォロワーになっていないユーザーにも投稿が届くので、友だち登録をしているユーザー以外へのアプローチが期待できるでしょう。

ショップカード

LINE公式アカウントのショップカードは、従来の紙のポイントカード同様に、来店の際や商品の購入金額に応じて付与されるポイントをLINE上で管理する機能です。


ユーザーにとってショップカードを持ち運ぶ手間が省けるだけではなく、企業側にとっても制作や発行にかかるコストを削減できるといったメリットがあります。


キャンペーンと連動させたり、利用状況を分析したりと、販促や集客のツールとして有効活用できる機能のひとつです。

LINEで予約

LINEで予約は公式アカウントでの即時予約や、トーク画面での自動応答によってユーザーが予約できる機能です。


ユーザーがアプリを切り替えることなくLINE上で予約ができるので利便性が高く、予約に合わせたクーポンを発行することも可能です。


また企業にとっても電話応対やメッセージ返信などの手間が省ける点でメリットのある機能だといえます。

クーポン

公式アカウントの友だちに対して、企業・店舗が商品やサービスを利用してもらうために発行するのがクーポンです。作成されたクーポンはメッセージ配信やLINE VOOMでの投稿が可能で、LINE上で使用できます。


友だち追加を促したい場合や、集客したい場合に特に有効な機能です。すでに友だちになっているユーザーに向けても定期的にクーポンを発行することで、友だちから削除されにくいといった効果が期待できます。

カスタマーサポートに使える

カスタマーサポートに使える


チャット

ユーザーと直接やり取りする際に便利なのがチャット機能です。


商品に関する問い合わせや、修理などのカスタマーサポートに幅広く利用できます。


またチャット上で自動で対応してくれる応答メッセージ機能を設定しておくと、企業での来客中や、飲食店や美容室での接客中などすぐに返信できない場合に便利です。


この際、キーワードに対してどのような内容で返信するかを、あらかじめ何パターンか設定しておく必要があります。

LINEコール

ユーザーが無料で音声通話やビデオ通話できる機能がLINEコールで、チャットではニュアンスがうまく伝わらない場合や急ぎの場合などに便利な機能です。


2020年にリリースされ、現在は10万件以上のアカウントに設定されています。随時機能のアップデートが行われているほか、ECサイトを運営している企業がビデオ通話で実際の商品をみせながら商談をするなど、活用の幅も広がっています。

アンケート(リサーチ)

LINE公式アカウントのリサーチは、アンケートや投票形式でユーザーの意見や好みを集められる機能です。質問形式と自由形式が設定でき、自社商品やサービスに合わせてデータを取得できます。


具体的な活用方法として、新メニュー開発の前の投票や、新機能をリリースした後の満足度アンケートなど、ユーザーの意見を求めたい場合に有効です。


また、アンケートの結果をもとに配信内容を変えていくことで、コンバージョンアップも期待できるでしょう。

その他の便利機能

分析

分析機能ではユーザーに友だち追加された数やブロックされた数など、マーケティング施策を考える上で重要なデータを確認できます。


分析は、LNEでの集客成績を左右するほど、重要な機能といっても過言ではありません。


ユーザーのニーズ、新商品やキャンペーンの反響など具体的なデータで見ることによって、次の施策に反映できるためです。そのため、公式アカウントを開設した際には分析機能を活用することを念頭に置いておきましょう。

A/Bテストメッセージ

A/Bテストでは異なる内容の複数のメッセージを、一定の割合のユーザーに対して配信し、反響の比較を行えます。


テストの結果、もっとも反響が良かったメッセージを選んで、配信をしなかった残りのユーザーに配信することでより確実なコンバージョンアップが狙える機能です。


ただしA/Bテスト機能は5,000人以上のターゲットリーチが必要なので、ある程度アカウントを運用してから利用するかどうか検討してみてください。

LINE公式アカウントではできないこと

アンケート結果ごとに配信内容を変える

リサーチ機能で集めたアンケート結果ごとに配信内容を変えるといったことはできません。


集客経路ごとに自動応答の内容を変える

集客経路によって自動応答メッセージの内容を変えることはできません。


複数拠点の一元管理

複数拠点(アカウント)がある場合の一元管理(※例えば店舗A・Bがある企業がABのアカウントを一元管理や権限分けをしたいなど)。


こういったLINE公式アカウントではできないことを実現するための、LINEマーケティングツールがいくつもあるので、それらの導入も検討してみるのもいいかもしれません。

LINE公式アカウントの活用事例

ここまでLINE公式アカウントのさまざまな機能を紹介してきましたが、機能が多い分、その活用方法は企業や店舗によって多岐にわたります。


そこで最後に、活用事例の一部ではありますがLINE公式アカウントを活用して成功している以下の企業2社の事例を紹介します。


  • 株式会社コメ兵
  • エンド商事株式会社

LINE公式アカウントの各機能が企業において実際どのような場面で活用されているのかを、ぜひ参考にしてみてください。

株式会社コメ兵

株式会社コメ兵


ブランド品の販売・買取を手がける株式会社コメ兵では、2016年からLINE公式アカウントを査定サービスの実施に活用しています。


ユーザーが買取希望の商品の写真を送信すると、最短5分で査定金額の目安が返信されるというサービスです。


コロナ禍の影響もあって、非接触のサービスは好調で査定サービスの月間利用件数は3,000件以上(2022年1月時点)にもなり、査定サービスがきっかけで来店されるユーザーも2021年9月から比べて約5倍に増加しています。


また同社は店舗ごとにアカウントを設けて新商品やセール商品などの情報を定期的に配信するなど、ユーザーとのコミュニケーションツールとしてもLINEを活用しています。


※出典:LINE for BUSINESS 株式会社コメ兵

エンド商事株式会社

エンド商事株式会社


大阪市内で業務用スーパーを展開するエンド商事株式会社では、2020年にLINE公式アカウントを開設し、ユーザーに特売情報などを配信しています。


幅広い世代に向けて情報を届けたいとSNS活用を検討した際、TwitterやInstagramなど他のSNSに比較してユーザー数が多く年配の方の利用率も高いといった理由から、LINE公式アカウントでの情報配信をスタートしました。


同社は積極的にLINE内でのクーポン配布や店内での告知を行い、開設から1年で8,000人を超える友だち追加を達成しています。


またLINEは従来の折り込みチラシよりも配信の自由度が高く、印刷費用やデザイン代などのコスト削減にも成功しました。


※出典:LINE for BUSINESS エンド商事株式会社


以上のように、企業のニーズに合ったLINE公式アカウントの機能を活用することによって、コンバージョンや売上、認知度のアップが期待できます。


その他のLINE公式アカウントの活用成功事例

LINEを活用して成果を出したいEC事業者様に向けて、EC業界での成功事例については下記資料を参考にしてください。リピート率や購入単価、反応率を上昇させた事例について、導線の設計や施策の具体例、配信の内容まで掲載しています。

【EC事業者様必見!】EC業界でLINEを活用した成功事例集
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まとめ

今回は、LINE公式アカウントについて以下のことを紹介しました。


LINE公式アカウントでできること・機能


販促に使える
メッセージ配信やリッチメニュー、ショップカード、LINEで予約、クーポンなど、さまざまな機能で集客やキャンペーン、新商品などの販促に活用できます。


カスタマーサポートに使える
チャットやLINEコール、アンケート機能によって、企業とユーザーのコミュニケーションを取ることができます。


その他の便利な機能
分析機能ではマーケティング施策を検討する際に参考になるデータを取得できます。また、A/Bテストメッセージでは、複数のメッセージからもっとも反応の良いものを配信できるよう事前にテストすることが可能です。


LINE公式アカウントには3つのプランがあるので、ユーザーの規模によって自社に合ったプランを選択してください。


まずはフリープランから始めてみるのもおすすめです。


一方で、「こんな事ができたらいいのにLINE公式アカウントだけではできない」ということも外部ツールを導入することで実現可能です。もし、本格的に運用をしてみたい方は以下の資料を参考にしてみてください。


EC業界でLINEを活用した成功事例集


最後にLINE公式アカウントを活用した企業の成功事例を2社ご紹介しました。


  • 株式会社コメ兵では、査定サービスに活用しています。
  • エンド商事株式会社では、ユーザーへの特売情報やクーポンなどの配信に活用し、コスト削減にも成功しています。

以上のように、LINE公式アカウントを活用することで企業の売上アップやコンバージョン率のアップ、カスタマーサポートによるロイヤリティの向上など、多岐にわたる効果が期待できます。


この機会に、LINE公式アカウントの開設をぜひ検討してみてください。


記事監修者 達川幸弘

監修者プロフィール:達川幸弘
BtoC向け大規模ECサイトを運営するベンチャーでマザーズ上場を経験。マーケティング部のリーダーとして、オウンドメディアの立ち上げを行い1年半で毎月数百万PV、毎月2000万円の売上を生み出すメディアに成長させる。その後、自社コスメの販売を行う企業のマーケティング責任者に就任しブランドマネジメントやO2Oの施策を実施。その後同社のCMOに就任。また、BtoBのSaaSベンチャーでマーケティング責任者・コンサルティングファームでの外資系企業のコンテンツ制作のアドバイザーを行うなど、BtoC・BtoC・オンライン・オフラインの幅広い現場の知見を持つ。


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