2023.01.10 コラム
ポスティングとは?メリットや反応率を高めるコツを紹介!
ポスティングはチラシ(フライヤー)を使ったマーケティング手法です。これからポスティング導入を検討している企業も多いのではないでしょうか?今回はポスティングについて、概要やメリット、反応率を高めるコツを紹介します。
ポスティングとは?
ポスティングとは、家庭のポストに企業や店舗をPRするチラシを投函することを指します。
主に宣伝目的で行いますが、例えば以下のようなチラシが該当するでしょう。
・スーパーの新店舗オープンのお知らせ
・宅配ピザの割引クーポン付きメニュー
これらに類する販促用のチラシ(フライヤー)を各家庭のポストに投函し、店舗への集客や商品購入を促します。
ポスティングを自社で行う企業もありますが、人的リソースや手間がかかることから外部業者に委託するケースがほとんどです。
近年インターネットの発達に伴い、WEB広告などオンラインでのアプローチが主流となりつつあります。しかし、費用対効果に優れるなど多くのメリットがあることから、マーケティング手法として利用する企業が多く、根強いニーズがあります。
ポスティングのメリット
ポスティングのメリットとして、以下の3点が挙げられます。
・新聞を読んでいない世帯にもアプローチできる
・潜在顧客に商品・サービスを訴求できる
・費用対効果に優れている
上記メリットを参考に、ポスティングの導入を検討しましょう。
新聞を読んでいない世帯にもアプローチできる
ポスティングは新聞を読まない世帯にアプローチできる点がメリットです。
これまで紙媒体での宣伝やPRは、新聞広告や折込チラシなど新聞を主体としたものがメインでした。しかし、近年新聞を購読する人が減少しており、新聞を使った宣伝・PRでアプローチすることが難しくなっています。
そんな中、ポスティングであれば家庭のポストに直接チラシを投函できるため、新聞を読まない世帯にも自社商品や店舗の宣伝が可能です。また、新聞の折込チラシは新聞に挟まれているため、チラシを見ずに捨てられてしまう可能性が高いのが難点です。
一方で、ポスティングのチラシは新聞など他の紙媒体に折り込まれることなく直接手にとってもらえるため、チラシを認知してもらえる確率が高いメリットもあります。
潜在顧客に商品・サービスを訴求できる
潜在顧客に商品・サービスを訴求できる点も、ポスティングのメリットです。
潜在顧客とは、自社の商品やサービスに対しての認知はないものの、自社や商品の存在を認知してもらうことで、成約の見込みがある顧客を指します。こうした顧客に商品・サービスを購入してもらうには、自社や商品を認知してもらうべく直接アプローチすることが大切です。
ポスティングは直接各家庭のポストにチラシを投函できるので、潜在顧客にも自社商品・サービスを認知してもらえます。また、CMよりも商品やサービスに関する情報を多く伝えられるため、チラシを工夫すればより消費者の購買意欲を掻き立てられ、商品購入へと繋げられるでしょう。
潜在顧客にアプローチできるため、新規顧客獲得しやすく売上拡大にダイレクトにつながりやすいメリットがあります。
費用対効果に優れている
ポスティングは費用対効果に優れたマーケティング手法です。
通常、各媒体に掲載する広告は高額な予算を必要としますが、ポスティングは1部あたり数円と比較的安い価格で外部業者に依頼できます。そのため、宣伝広告費にそこまで予算をかけられない店舗や企業におすすめの宣伝方法でもあります。
また、ポスティングは料金体系がわかりやすいメリットもあります。例えばWEB広告の場合、クリック単価やインプレッション単価などを採用しており、最終的にどのくらいの広告費が必要か明確化しにくいこともあるでしょう。
ポスティングはチラシ1枚ごとに料金が決められているため、配布する枚数さえ決めておけば簡単に必要な予算を把握できます。
費用が安価かつ予算を明確化しやすいので、ポスティングはどの企業・店舗でも取り入れやすいマーケティング手法です。
ポスティングの費用はどれくらい?
ポスティングの費用相場は配布方法で異なっており、一般的には以下の費用がかかってきます。
・ローラー配布:1枚あたり3〜6円
・セグメント配布:1枚あたり5〜10円
ローラー配布とは指定したエリア全ての住宅にチラシを投函する方法で、短時間で大量のチラシを配布できるのがメリット。ターゲット以外の家庭にもチラシが届いてしまいますが、より多くの家庭に自社をPRしたい場合はおすすめの配布方法です。
セグメント配布とは、マンションや戸建てなど配布対象を絞ってチラシを投函する方法で、無駄なチラシ配布を抑え自社ターゲットへ効率的にアプローチできる点がメリット。ローラー配布よりも単価が高くなりますが、自社ターゲットが明確化している場合はセグメント配布の方が高い集客・販促効果を期待できます。
ポスティングの反応率を高めるコツ
ポスティングの反応率を高めるコツとして、以下の4つが挙げられます。
・目的・ターゲットを明確にする
・デザインやキャッチコピーを魅力的にする
・効果検証を行う
・配布する曜日や時間帯を工夫する
ポスティングを実施する際は、上記ポイントを意識しましょう。
目的・ターゲットを明確にする
ポスティングを実施する際は、まず目的・ターゲットを明確にしましょう。
ポスティングを行う目的は「新規顧客獲得」や「店舗の来客数を増やす」などさまざまです。目的によってポスティングの配布方法や訴求ポイントも異なり、事前に目的を定めることでどうポスティングを実施すれば成果を高められるか判断しやすくなります。
ターゲットも明確化しておくことで、配布すべきエリアやチラシに記載すべき内容を洗い出し、効率的に成果を出せるでしょう。
デザインやキャッチコピーを魅力的にする
ポスティングでは、デザインやキャッチコピーを魅力的にすることが大切です。
デザインやキャッチコピーを工夫し、ターゲットが興味を持ちやすい内容にすることで、チラシを見てもらえる確率が高くなるからです。例えば、小さい子どものいる家庭がターゲットの場合、子どもが興味を示す可愛い・かっこいいキャラクターを入れることで興味をひきやすくなります。
ターゲットに合わせた魅力を感じるデザインやキャッチコピーにすれば、読まれる確率が高くなりチラシの宣伝効果を最大化できるでしょう。
効果検証を行う
ポスティングでは、実施後に効果検証を行いましょう。
ポスティングを配布した枚数や配布日、配布エリアなどのデータを集計することで、反応の良い配布時期やエリアを特定し、より効率的にポスティングで成果を出せます。
ポスティングを実施する際は、上記のデータを収集できる体制を整え、ポスティングの質を高めていくことが大切です。
配布する曜日や時間帯を工夫する
ポスティングは配布する曜日や時間帯を工夫することで、成果を出しやすくなります。
ターゲットによって自宅にいる時間帯が異なり、ポストを開けるタイミングも異なるからです。
ターゲットが自宅にいる時間帯に合わせてポスティングすることで、他のチラシに埋もれずに見てもらえる確率が高くなります。
例えば、単身世帯にポスティングを行う場合は、日中の仕事が終わって帰宅する夕方以降に行うと良いでしょう。
ポスティング後は効果検証を行い、より反応率の高い時間帯や曜日に配布できるようポスティングを改善し続けましょう。
ポスティングを行う際の注意点
ポスティングを行う際の注意点として、以下の2点があります。
・やり方次第で違法となる場合がある
・クレームがあった場合は配布禁止にしトラブルを防ぐ
ポスティングはやり方次第でトラブルにも繋がるため、事前に防げるよう対策しておきましょう。
やり方次第で違法となる場合がある
ポスティングはやり方次第で違法となる場合があります。
もちろんポスティング自体が違法ではありませんが、以下のケースでは違法になる可能性があり十分な注意が必要です。
・チラシ配りのために勝手に敷地内に侵入した(住居侵入罪)
・チラシ配りを禁止されていたのに無視して配布した(軽犯罪法違反)
特に集合住宅では全体でチラシ配布を禁止にしているケースも多くあります。
チラシの配布禁止を無視して上記の罪で有罪判決が下された例もあるため、マンションで配布する際には事前に管理人の承認を得ましょう。
基本的に「チラシお断り」の標識を立てている住宅には、配布しないよう注意が必要です。
クレームがあった場合は配布禁止にしトラブルを防ぐ
ポスティングでクレームがあった場合、配布禁止リストを作成することでトラブルを防げます。
配布禁止リストをポスティングの配布員に共有し、クレームがあった先に再度ポスティングを行わないよう指示しましょう。また、自社社員がポスティングを行う場合は、配布員を直接配布禁止先に連れて行き「この物件には配布しないように」と伝えることで、より確実にトラブルを防げます。
クレームがあったのにポスティングを再度行ってしまうと、トラブルになる確率が高くなるため注意しましょう。
まとめ
ポスティングは費用対効果に優れ、潜在顧客にアプローチできるなど多くのメリットがあります。
ただし、チラシ配布を禁止されている住居にポスティングしてしまうと、大きなトラブルになる可能性があり十分な注意が必要です。
ポスティングを効率的に行い、新規顧客獲得や売上拡大を目指しましょう。
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