(株)カクヤスが9日発表した『お酒を飲むために購入した家電や使い方に関するアンケート』の結果によると、お酒を楽しむための購入家電の上位は「ホットプレート」「たこ焼き器」炭酸水メーカー」など。ネット通販による家電購入率は77%に及んでいた。
購入した家電で最も多かったのは「ホットプレート」「たこ焼き器」
カクヤスメールマガジンの登録ユーザー269人に、2月9日~12日に聞いた。それによると、お酒を楽しむために購入した家電で最も多かったのは「ホットプレート」「たこ焼き器」。メニューは「お好み焼き」を筆頭に、「焼肉」「もんじゃ焼き」「餃子の皮ピザ」「たこ焼き器でアヒージョ」など。「デリバリーやスーパーで購入した料理が冷めないように」という使い方もあった。
次いで票を集めたのは『炭酸水メーカー』。「ハイボールを飲むため」「スパークリングワインにして」「炭酸水のペットボトルがかさばるので」などが主な購入理由だった。「卓上燻製機」という声もあり、「燻製ナッツやウイスキー自体を燻製したりして楽しんでいます」。
また、『ブレンダー』を購入した人は「液体の調味料をスフレやクリーム状にしたり、野菜のソースをつくったりして楽しんでいる」。さらに『業務用冷凍冷蔵庫』を購入した強者も。「無添加の割材を大量に購入するので、それを冷やしておいたり、水割り用の氷をストックしたりするために」。お酒愛好家ならではの選択といえそうだ。
家電購入先は「インターネット通販」が77%に
これらを含め、通常の家電購入先は「インターネット通販」が77%に上っていた。1位の「家電量販店」(87%)は予想通りとも言えるが、「インターネット通販」は、コロナ禍をきっかけに生活様式が大きく変わり、「リアル・対面」から「非接触・デジタル化」へ大きく進んだ現れとも言えそうだ。「ホームセンター」は13%で、街の電器屋さんこと「家電小売店」は6%だった。
同様に、「フリマアプリ」や「リサイクルショップ」の利用者が一定数いたことも世相を反映。モノの再利用は、サステナブルな社会をめざすための第一歩といえ、物価高騰が続く昨今、リーズナブルに購入できるという点も利用される理由といえそうだ。
購入の際に重視すること(複数回答)は、「価格」(91%)、「機能性」(74%)、「メーカー・ブランド」(44%)、「デザイン性」(40%)、「省エネ」(35%)、「日本製」(30.5%)など。今回のアンケート回答者の平均年齢は50.3歳。シニア世代には「新しいもの」よりも「価格に見合った機能をもつ、信頼のブランド・メーカー品」が好まれるようだ。
「あったらいいな」と思う家電は「卓上調理器」「卓上やきとり機」など
こんな家電があったらお酒がもっと楽しめるなど、「あったらいいな」と思う家電について聞いたところ、「卓上調理器」「卓上やきとり機」「卓上燻製機」「卓上小型冷凍庫」などが挙がった。「卓上」で調理しながらの家飲みはエンタメ性もあるせいか、支持率が高い結果に。
「ワインセラー」や「ビールサーバー」も票を集めたが、それを上回ったのが「氷」をつくる家電。「氷はいいものを使いたい」というコメントが示すように、「氷」はお酒の味を左右する名脇役。愛好家は氷づくりにもこだわるようだ。さらにユニークなアイデアも続々と。「アルコール度数測定器」「ワインを自動でデキャンタージュする家電」「レモンサワーが自動でできる家電」「酒の肴を自動でつくってくれる家電。AI搭載で好みも把握してくれるもの」。
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