対策4.リッチメニューを充実させ「わざわざ見にいきたくなるアカウント」にする
LINEアプリを開くとトークルームの下部に表示される「リッチメニュー」。こちらを今まで以上に頻繁に更新していくことによって、ユーザーから「わざわざ見にいきたくなる」と思わせられるアカウントにしていくことが可能です。
サイトのバナーと同じように、リッチメニューをイベント情報に更新があったら差し替えていくのは当たり前。先進的な取り組みを実施している企業では「わざわざ見にいきたくなるような仕掛け」をリッチメニューに施しています。
その仕掛けとは「LINE限定で見られるコンテンツや特典を用意して、その導線をリッチメニューに設置しておく」ことです。
例えばナノ・ユニバースさんのアカウントでは「イベント告知」というリンクをリッチメニューに設置しています。ページへ移動すると、LINE限定のクーポン配布日やLINE限定のセールイベントの開始日が記載されたページへ移動するという仕掛けです。
ナノ・ユニバースの取り組み
このようにLINE限定のイベントを、LINEに限定した入口にすれば「わざわざ見にいきたくなるアカウント」を実現することが可能になりますし、ブロック抑止にも貢献してくれることでしょう。
更新頻度を上げることになるので、今まで以上に業務負荷はかかってしまう手法ではありますが、今後のLINE運用には欠かせない対策の1つだと言えるでしょう!
一方で配信時にリッチメニューが表示されていると、画面の半分近くをリッチメニューが占有することになります。そのため、メッセージ配信のクリック率が下がるという課題もあります。でも、配信時にリッチメニューを非表示にしていては、リッチメニューの更新が認知されていきません。
そんな悩みを解決するために、当社が提供している「ワズアップ!」ではリッチメニューの高さを半分にする機能を無料で利用可能です。配信時のクリック率を損なうことなくリッチメニューの更新を認知してもらうことが可能になります!
対策5.課金対象外のリプライを導入する
これまでのLINEといえば強力なプッシュ配信が魅力でした。なのでその陰に隠れてしまいがちですが、実は「リプライ」という役立つ機能もあります。これまであまり日の目をみない機能でしたが、料金変更後は一気にリプライの普及が始まっていくと予想しております。
この「リプライ」とは、LINEのトークルームでユーザーが文字を打ち込んだり、リッチメニューをタップした際に、自動で応答する機能のことです。
「百聞は一見に如かず」ですので、実際に見てみましょう!まず準備として、当社の「ワズアップ!」のホームページ下部に用意された友だち追加ボタン (PC版ではQRコード ) から「ワズアップ!」のデモアカウントとお友だちになってください!下記のQRコードからも追加できます!
準備できましたか?
「ワズアップ!」のデモアカウントを開くと、リッチメニューに「商品を探す」というボタンが出てきます。ここをタップすると「新商品から探す」や「アイテムカテゴリから探す」など、いくつかの選択肢が自動で表示されます。
そこから好きな選択肢をタップしてもらうことで、LINE内で商品の検索が可能になると思います。これがリプライという機能になります。
では、なぜリプライが料金変更後に普及していくと予想されるのか? それはリプライについては従量課金の対象外となるからです!
仮に膨大なリプライ返答が行われても費用は無料なのです。
ただ、リプライが動くのはユーザーが能動的に検索を行った時です。受け身の姿勢でもOKであるプッシュ配信と比べると効果は限定的ではあります。しかしユーザーは能動的なアクションをとっているので、購買意欲が高い状態にあります。
「ワズアップ!」のリプライからの平均CVRは2%超と優秀な成果を出せています。今後はリプライを導入するアカウントが増えて、ユーザーがLINEで情報を検索するという行為が一般化していくことも予想されます。そうするとリプライの数もどんどん増えていくと思います。
リプライは、一度設置しておけばあとは自動で返答されるので、運用負荷がゼロというメリットもあります。「ワズアップ!」が商品情報を自動でサイトから取得するので、商品登録も一切不要です。これが月額わずか1万円からと非常に安価で導入可能ですので、従量課金適用に向けてリプライを導入しない手はないと言えるでしょう!
対策6.従量課金対策の大本命!配信数を抑えつつ、高い効果が得られる個別配信を実現する
LINE販促をうまく運用していくには「大勢の人に一斉配信をするツール」から「特定の人に個別配信するツール」へと役割を真逆に変える必要があると、本連載第1回目のまとめに書きました。そうしないと新料金プランにおいては費用対効果が合わなくなってしまうからです。
今回紹介する値上げ対策の最後の手法は、全体配信を抑えて「個別配信」を実現することです。この手法が新料金プラン適用後の値上げ対策の”大本命”となります。
個別配信とは、例えばブランドや店舗ごとに配信を出し分けたり、カート落ちや再入荷リクエスト配信などユーザーの好みや行動に応じて配信内容を出し分けることです。一斉配信より配信数を抑えつつも1通ずつの質を上げていく取り組みです。
LINEで個別配信を実現するためには「ワズアップ!」のような「ビジネスコネクトツール」が必要になります。ビジネスコネクトと聞くと「高い!」というイメージがあると思います。ただ実は、新料金プランと「ワズアップ!」を組み合わせることで安価で手軽に個別配信ができるようになります。しかも「どんな規模のアカウント」でも、です。
詳しくご紹介していきます。
まず、ビジネスコネクトで個別配信を実現するには「個別配信が可能なLINEアカウント」と「個別配信を実現するビジネスコネクトツール」この2つが必要になります。そして主に以下のような費用が必要となります。
【 個別配信が可能LINEなアカウントにかかる費用 】
- LINEの基本料金
- LINEのメッセージ費用 ( 従量課金 )
【 個別配信を実現するビジネスコネクトツールにかかる費用 】
- サイトとビジネスコネクトツールとの連携開発費
- ビジネスコネクトツールの月額費用
- ビジネスコネクトツールのメッセージ費用 ( 従量課金 )
まず1つ目のLINEの基本料金。現状の料金プランで個別配信を実現するには3万円~250万円という、アカウントの規模に応じた月額費用を払い「個別配信可能なアカウント」に変更する必要があります。しかし新料金プランでは、これらのアカウントがすべて「LINE公式アカウント」として1つに統合され、0円・5000円・1万5000円と、月額料金が一気に値下がりします。無料のプランでも、ビジネスコネクトを利用した個別配信が可能になるのです。
2つ目のメッセージ費用は、現状のLINE@のように配信し放題ではなくなり従量課金が適用されてくるので値上がりとなります。だからこそ費用対効果を高めるために個別配信をするしかありません。
そして3つ目からは「個別配信を実現するビジネスコネクトツール」にかかる費用です。まず3つ目のサイトとの連携費用ですが、ビジネスコネクトツールの多くは大手企業を中心に作られています。サイトや会員システムとの連携開発費や、4つ目の月額費用が高額になるという問題があります。さらにはLINEの従量課金に加えビジネスコネクトツールにも従量課金がかかってくるケース (=5つ目) もあります。
つまり、LINEのアカウントが統合され基本料金が引き下げられたとしても、3~5の部分で予算が確保できずに導入を断念してしまうケースが、今後も相当数出てくると予想されます。
でも私たちが提供している「ワズアップ!」では、月額1万円からLINEの個別配信が実現可能です。連携開発費用もありません。さらにツールの従量課金もありません。
つまり既存のツールがかかえる料金的な課題を全て解決しており、新しいLINEの料金体系と「ワズアップ!」を組み合わせれば、どの規模のアカウントでも手軽にLINEの個別配信が実現できるのです!
・6つの対策まとめ
以上、前後編の2回にわたって値上げ6つの対策をご紹介してきました。
新しい料金プランにおいては、配信数を抑えつつ高い効果が期待できる「個別配信」をすることが必要になります。さらにリプライやリッチメニューを組み合わせて、さらなる上積みを目指しましょう。これが料金変更後の正しいLINE活用と言えるはずです。これまで紹介した対策を図にまとめたので是非ご覧くださいませ。下にいけばいくほど重要度が高い取り組みになっています!
さて次回は、LINEの従量課金対策の大本命とも言うべき「ワズアップ!」を使って、どんなことが可能なのか? 詳しくご紹介していきたいと思います!お楽しみに!
ワズアップ!のご紹介
一斉配信を控えて費用を抑えつつ、高い効果を発揮する個別配信で成果を上げていく。そんなLINEの従量課金問題を解決するツール「ワズアップ!」。月額1万円からという安価な価格に加え、サイトとの連携開発も不要。新しいLINEの料金体系と「ワズアップ!」を組み合わせれば、どの規模のアカウントでも手軽に効果の高いLINEの個別配信が実現できます!
新着情報の自動配信・カート落ち・再入荷リクエスト・会員登録後や購入後のステップメールなどなど、配信できるシナリオは多彩。対策5で紹介したリプライも可能です。
今ならキャンペーン中につき、「ワズアップ!」のカート落ちが初期費用無料で初月の月額費用も無料でお試しいただけます。契約期間の縛りもないのでトライアルで試して効果がなければ終了しても費用はゼロ!
まさにLINEの個別配信の威力を試すにはうってつけ!
料金切り替えはすでに始まっているので、一刻も早くお試しください!
【 参考ページ 】ワズアップ!
著者:野田大介(株式会社ファナティック 代表取締役)
月刊誌「Ollie magazine」の編集者からキャリアをスタート。その後は、フリーライターとしてhoneyee.comやLightningなどでの執筆、複数のアパレル企業で商品企画、生産管理、店舗/卸営業、通販業務を歴任。現場の最前線で培った通販の運用実積に加え、メディア業界で培ったコンテンツ・マネージメント力、そして長年のアパレル経験と、アパレル通販を運営する上で必要な知識と現場経験の両面を広範囲に及び網羅。現在は通販サイトのコンサルティングとLINEの自動配信ツールの「WazzUp!」を提供中。
▽連載記事
第1回:個別配信でコストアップも怖くない!
第2回:値上げ対策6つの方法とは?(前編)
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