2016.03.25 通販支援
LINE、ビジネスプラットフォームのオープン化戦略を発表
LINE(株)は24日、事業戦略発表イベント「LINE CONFERENCE TOKYO 2016」を舞浜アンフィシアター(千葉県浦安市)で開催し、同社が提供するコミュニケーションアプリ「LINE」のビジネスプラットフォーム化に向けた「ユーザーと企業を繋ぐオープン化戦略」を発表した。
ビジネスプラットフォームのオープン化に先立ち、既存のLINEアカウントに3つの新機能「コマース」「ショップカード」「Coupon Book」を追加した。「コマース」は、LINE@アカウント上で月額、システム利用料無料で、販売・決済手数料4.98%のみでネットショップが持てる機能。ログインや会員登録の必要がなく、LINE@友だちのみ購入可能な商品の登録も可能たため、通常のECサイトに比べ高い購入率が期待できるとした。
「ショップカード」は、有効期限切れのポイント/スタンプカードの代わりに、LINEアプリ内でお気に入りの店のポイント/スタンプカードを集めて、必要な時に利用できる機能。「Coupon Book」は、各企業・店舗のアカウントから配信されているクーポンをLINEアプリ上で一元管理できる機能で、友だち追加しているアカウントのクーポンを一覧で確認できるほか、好みに合わせたオススメクーポンが表示されるなど、必要性の高い情報のみを入手できる点をアピールした。
また、LINEビジネスプラットフォームのオープン化として、現在「LINE NEWS」、「LINE LIVE」、「LINE バイト」などLINEの自社サービス向けに展開しているプラットフォームの仕組みを強化し、「Official Web App」(OWA)として主にWebサービス運営事業者向けに提供すると発表。OWAでは、自社のWEBサービスとLINEアカウントを連携させ、LINEアカウントを起点に集客・アクション誘導・リピート促進まで、ユーザーの行動をLINEアプリ上でシームレスに完結させるサービスとなる。現在、OWAに対応予定の企業・サービスは、「@cosme」「一休.com」「食べログ」「出前館」「リクナビ2018」「Goo-net」「アットホーム」「Oisix」「ANAP」「LOHACO」「ロコンド」「airCloset」など45社。
さらに、今夏を目処にMVNO(仮想移動体通信事業者)事業に参入し、「LINEモバイル」としてサービスを開始する。同サービスは1ヶ月最低500円(税別)から利用でき、「LINE」「Facebook」「Twitter」使用時のデータ通信量をカウントしないため、これらのコミュニケーションが無制限で利用できる。
また、音楽配信サービスなどのデータ通信量をカウントしないプラン、LINEビジネスコネクトを活用したユーザーサポート、「LINE Pay カード」などで貯まる「LINEポイント」との連携などを検討している。
※「資料掲載企業アカウント」の会員情報では「通販通信ECMO会員」としてログイン出来ません。
資料DLランキング
-
1
【成功事例7選】EC×LINE公式アカウント活用
-
2
Yahoo!ショッピング店を検索対策で売上アップ
-
3
これでセールを逃さない!EC年間イベントカレンダー
-
4
Amazonビッグセールで 売上を8倍までのばした 広告運用術
-
5
会員数2,500社以上、日本最大級の会員制サポートサービス「ECマスターズクラブ
ニュースランキング
-
1
【4月22日9時更新:物流配送状況】日本郵便/ヤマト運輸/佐川急便/西濃運輸/福山通運
-
2
世界の生成AI市場規模 2032年に1兆3000億ドル突破…情報通信白書
-
3
総務庁、ふるさと納税で吉備中央町に報告求める…米の調達費“上限超”の疑いで対応検討
-
4
消費者庁、サプリ形状食品など対象に「赤色3号」含有量の自主点検を要請
-
5
日本版・製品安全誓約、3月中に「広告灯」など26件の出品を削除