2017.11.15 通販支援
「なりすまし」防止へ…DNP、電子決済時の本人認証サービス開始
大日本印刷(株)(DNP)は14日、デジタルアイデンティティのサービスを提供する米国のThreatMetrix,Inc.(スレットメトリックス)と電子決済時の本人認証サービス「3Dセキュア」の分野で協業し、非対面での不正利用を検知するサービスを来春から提供すると発表した。
3Dセキュアは、“なりすまし”などによるクレジットカードなどの不正利用を防止する本人認証サービス。カード番号と有効期限に加え、ID、パスワード、パーソナルメッセージなどのカード保有者本人しか知りえない情報を組み合わせて本人認証を行うもので、VISA、Mastercard、JCB、AMEX、Diners Clubが推奨している。
同社は、2008年から金融機関やクレジットカード会社など15社以上に3Dセキュアサービスを提供しているが、今回3Dセキュアのセキュリティを高め、認証手順の簡略化による生活者の利便性向上を図る目的で、ThreatMetrixと協業。「属性・行動分析」に基づく不正利用対策により安全・安心な電子決済環境を提供する。
ThreatMetrixは、動的ルール分析や機械学習を活用し、取引内容や生活者のオンライン上のふるまい、マルウエア検出、使用しているデバイス、ネットワークの属性などから不正利用を判定する「リスクベース認証」の技術を保有。この技術を活用することにより個人情報を用いることなく電子決済の不正利用を検知することが可能となる。また、“高リスク”と判断した取引のみ3Dセキュアによる本人認証を求めることも可能で、これにより生活者の支払いが完了するまでの工程を簡略化でき、販売機会損失が防げる。さらに、3Dセキュアサービスに未登録の場合でも「リスクベース認証」を行うことも可能となっている。
※「資料掲載企業アカウント」の会員情報では「通販通信ECMO会員」としてログイン出来ません。
資料DLランキング
-
1
【成功事例7選】EC×LINE公式アカウント活用
-
2
Yahoo!ショッピング店を検索対策で売上アップ
-
3
これでセールを逃さない!EC年間イベントカレンダー
-
4
Amazonビッグセールで 売上を8倍までのばした 広告運用術
-
5
会員数2,500社以上、日本最大級の会員制サポートサービス「ECマスターズクラブ
ニュースランキング
-
1
【4月19日9時更新:物流配送状況】日本郵便/ヤマト運輸/佐川急便/西濃運輸/福山通運
-
2
総務庁、ふるさと納税で吉備中央町に報告求める…米の調達費“上限超”の疑いで対応検討
-
3
基準値超のカドミウム含む米、通販事業者にも供給…農水省が流通実態を公表
-
4
楽天、フランス・パリに「楽天テックセンター・ヨーロッパ」設立
-
5
消費者被害の救済に立ちはだかる決済代行業者の問題を指摘…消費者委員会の調査会