2018.08.10 コラム
EC・通販サイト改善に役立つサイト解析(アクセス解析)ツール
EC・通販サイトを改善するために必要なサイトの分析方法
WEBの見せ方のトレンドの移り変わりが早かったり、EC・通販サイトが活用できるシステムや技術が日夜進化する中で、サイトの改善は常に行っていかなければなりません。EC・通販サイトを運営する中で「自分のサイトをしっかり分析してブラッシュアップしたい」「EC・通販サイトの改善を通じて売上アップを図りたい」と思いつつも「何をしたらいいかイマイチわからない」、「サイト解析(アクセス解析)ってどうやったらいいのかわからない」といった悩みを持つEC・通販サイトの運営者様も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回はEC・通販サイトの運営者が知っておくべき「サイト解析(アクセス解析)ツール」について解説していきたいと思います。
サイトの改善を行うサイト解析(アクセス解析)ツールとは?
「サイト解析(アクセス解析)」とはどんなものでしょうか?サイト上のユーザーの行動を読み解き、分析結果を施策に落とし込みビジネスに活かしていくということです。「自社分析」と、「競合分析」の二つがあります。
・自社分析
「自社分析」は、自らが運営するサイト(EC・通販含む)の現状を把握するということです。
例えば、
- 「毎日、各ページにどのくらいのアクセスがあるか?」
- 「記事コンテンツはどのくらい精読してもらえているか?」
- 「セール商品などをプッシュするバナーはどれくらいクリックされているか?」
- 「カートには入れてもらったけど買ってもらえなかった商品(=カゴ落ち)はどのくらいあるか?」
などです。
こうした分析を行うための代表的なサイト解析(アクセス解析)ツールとして、Googleアナリティクスがあります。PV数やユーザー数、1ページ当たりの滞在時間から流入元、離脱ページなど自社で運営するサイトのさまざまな情報を割り出すことができます。
・競合分析
次に「競合分析」は
- 「自社にとって一番のライバル店はどこになるだろうか?」
- 「ライバル店には毎日どれくらいのアクセスがあるだろうか?」
- 「ライバル店の集客源はどこなのだろうか?」
などといったことを分析することです。
競合の情報を取得するために有効なサイト解析(アクセス解析)ツールとして、各サイトのアクセス状況などを割り出すことができるSimilarWebといったツールが代表的です。
EC・通販サイトに最適なサイト解析(アクセス解析)の手法
前項で説明した通り、サイト解析(アクセス解析)を行うためにはまずはユーザー行動の情報を収集し、整理することが必要です。そのうえで、分析を行い施策として落とし込んでいく必要があります。自社分析を行うためには、Googleアナリティクスのように無料で使えるツールもありますが、その他のツールを使えば、さらに多くの情報を取得することも可能です。ツール会社が提供するさまざまなツールを用いることによって、より高度な分析が可能になります。「ヒートマップ分析」や「アイトラッキング分析」などがあります。そのほか、Googleアナリティクスをより使いこなすためのレポーティング支援をするツールや、競合情報をまとめてレポートしてくれるようなツールなどもあります。
・ヒートマップ分析
サイト分析におけるヒートマップとは、「ユーザーがページのどの部分を注視してくれているか」を分析するものです。ページ上でマウスオーバーされた箇所や、ページのどこまでをスクロールされているかを色分けによって「見える化」するものです。例えば、スクロールのヒートマップがわかれば、ユーザーはページのどこまでを見てくれているのかを可視化することができるわけです。
・アイトラッキング分析
こちらもヒートマップと同様に「ユーザーがページのどの部分を注視してくれているか」を分析するものです。ただ、マウスなどデバイスの動きを見える化するヒートマップとは違い、ユーザーの目や視線の動きを捕捉して「どこを注視しているか」などを割り出すものです。「アイトラッキングレコーダー」と呼ばれるようなハードウェアを要するため、実際の導入にはコスト的に少々ハードルが高くなります。
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