2018.10.10 コラム
EC参入・サイト開業するため知っておくべきノウハウとは!?
最初に押さえるべき開業のポイント・・・EC参入の前に
「ECに参入して販路を拡大したい」「ECサイトを開業して儲けたい」と考えてはいるけれど、「新規参入するにも知識がない」「開業のノウハウがない」「参入するにはどうしたらいいかわからない」「開業にあたって何から手をつけたらいいかわからない」という人は沢山いるのではないでしょうか。この記事では、そんなビギナーがEC参入、サイト開業をするために最低限おさえておくべき知識についてわかりやすく解説します!
とにかくECを開設し参入したい!その前に・・・
読者の皆さんがEC参入・サイト開業をしたい理由は・・・
- メーカーで働いているが、自社の商品を通販で売りたい!
- 通販会社や周辺企業で働いているが、独立して自分でやりたい!
- とにかく儲けたい!その手段として通販が一番良さそう!
- 上からのお達しで「儲けるにはとにかくネット通販だ!」と言われて、何が何でも新規事業として始めなきゃいけない・・・
などなど・・・色々あると思います。
さて、EC参入・サイト開業をして成功を収めるには「アクションを起こす前に、事業計画をしっかり練る」ことが何よりも重要だとお伝えしたいと思います。
「なんとなくでもいいから、とにかくやる」となりがちですが、それは大変危険です。「何をどうやってやるべきか」をしっかり検討するべきです。EC参入・サイト開業に当たっては、どんな局面においても一つずつ戦略を練りましょう。戦略とは「ターゲット」と「ターゲットに提供できる価値」を掛け合わせて考えていけば、導き出すことができます。
それではここからは、「売りたい商品がある」という前提でお話を進めていきます!
売り場は、「独自ドメイン」?「モール」?それとも両方?
EC参入・サイト開業をするためには大前提として「売り場」を決めなければいけません。やり方としては「独自店舗だけで展開する(自社EC、独自ドメイン)」「モールだけを使って商品を販売して行く」「独自店舗もやりながらモールにも出す」の3つが考えられます。もちろん「モールから始めて、段階的に独自サイトも手がけて行く」もしくはその逆もありえます。さて「モール」と一口にいっても、実は山のようにあります。
考えうる「売り場」はどんなものがあるでしょうか。大きく下記7つが考えられます。
- 独自ドメイン(自社サイト)を用意する
- 「Amazon.co.jp」「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」といった知名度抜群で集客力のある大手モールに出品・出店する
- リクルートライフスタイルが展開する「ポンパレモール」、KDDIコマースフォワードの「Wowma!」、イーベイジャパンの「Qoo10」といった新興モールに出店する
- インスタントECと呼ばれる「BASE」「STORE.jp」を使って、低コストで簡単に商品を販売する
- 「ヤフオク!」といったオークション・フリマサイトを使って販売してみる
- 「ZOZOTOWN(アパレル)」「SHOPLIST(アパレル)」「ぐるなび食市場(一般食品)」「らく〜だモール(シニア向け商品)」など、商品ジャンル特化のモールに出店・出品をする。
- 地方自治体や商工会議所などが運営する、県産品モール、特産品モールに出品・出店する
モールはそれぞれ違った特性があります。予算やリソースが潤沢にあるのであれば、「独自ドメインもやりながら、全部のモールに出してみる」という方法もあります。が、現実的ではないでしょう。では、「どこに出したらいいのか?」。それは、商材やコンセプト、販売戦略によって異なります。「誰もが知っている有名なモールにお店を出しておけば(商品を出品しておけば)、自動的に売り上げがたつ」なんてことはありません。自社の戦略に合わせた最適な「売り場」を検討しましょう。「戦略」不在のままネット通販を始めるのは極めて危険です。じっくり「売り場」戦略を練りましょう。
例えば、
- 型番商品なら商品ページがすでにあるAmazon.co.jpに出してみる、とか
- 中古商材を販売するならオークション・フリマサイトが売りやすい、とか
- 「スマホからの集客に強いところで売りたい!」ならQoo10、とか
- 「予算がないけどすぐに始めたい!」ならインスタントECを活用する、とか
- デザインにこだわり徹底的にブランディングしながら事業を進めたいなら独自ドメインでやる、とか
- 「利益をたくさんとって儲けたい!」なら独自ドメインのみで勝負する、
などなど・・・
「売り場」毎の特性を念頭に、「売りたい商品のターゲットはどんな人か?」その商品が設定したターゲットに提供できる「価値」は何か。さらに付け加えて、「予算」「リソース」「目的」「目標」「理想」などを掛け合わせて考えると、やれることは限られてくるはずです。そうすると自社にとって最適な最初の「売り場」はどこか?自ずと答えは出てくるはずです。
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