2017.05.10 通販系書籍
儲かるしくみはこうつくれ
前著「売れるしくみはこうつくれ」の続編で前著より踏み込んだ内容となっている1冊。
具体的にはお客様主導で通販会社が如何に利益を上げるかということがこれでもかと記載されています。
題名の通り通販会社が儲けるとはどういう意味かということから始まり顧客とのコミュニケーションの取り方や、お客様から商品開発のヒントを頂く方法、定期購入の仕組みの落とし穴など本当の意味でのお客様第一主義とはどういうことなのか良く分かります。
第2部では究極の拡販戦略である紹介制度を詳細に取り上げて、通販会社が頭を悩ますであろう紹介システムにおける課題点が筆者の考えと共に検討されています。具体的には紹介者への謝礼の程度や不正利用への対応、紹介のタイミング、紹介制度におけるCPO・目標の設定方法などなど。
また小予算でオリジナル商品を製作するポイントが筆者の体験記と共に記載されていて、
オリジナル商品開発で頭を悩ませている方にはとても勇気付けられます。
文章も読みやすく、通信販売という枠組みを超えて商売の基本が再認識できる良書です。
【著者プロフィール】――――――――――――――――――――――――――――――――――
岡崎 太郎
1970年生まれ。1988年、福岡県立直方高校普通科卒業。いくつかの職業を経て、24歳のときに通信販売事業の立ち上げに従事。企画から広告宣伝、受注システムまでをすべて新規でつくり上げ、2年間で月間売上1億円を達成。その後も数々のヒット商品を開発・販売する。現在は(株)アイティマネジメント会長として、通信販売の経験を活かした実践コンサルティングと顧客管理向けのシステム開発を展開している。
岡崎太郎
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