九州地方に中心に記録的な豪雨をもたらした梅雨前線は、7日も河川の氾濫や浸水、土砂災害を引き起こした。そんな中、楽天(株)とヤフー(株)がいち早く募金活動に乗り出した。また、イオン(株)は地元自治体への支援物資を届け、日本郵便(株)では義援金の無料送金サービスを始めるなど支援の動きも急だ。8~9日にかけても各地で大雨が予想されている。
楽天は「楽天クラッチ募金」「楽天ふるさと納税」などで支援を開始
楽天は、インターネット募金「楽天クラッチ募金」で、九州大雨被害支援のための寄付受付を開始しているほか、「楽天ふるさと納税」を通じて、被害を受けている地方自治体への寄付申し込みを受け付けている。また、楽天グループの各サービスで被災地と被災者への支援・対応など行っている。
被災自治体などへ届けられる「楽天クラッチ募金」は8月5日まで。楽天ポイントは1ポイントから、楽天銀行は1円から、クレジットカードは100円から受け付けている。また、「楽天ふるさと納税」の受付は終了日を設けていない。支援先の自治体への寄付を1000円から受け付けている。
楽天グループによる各サービスを通じた支援も始まった。「楽天モバイル」は、携帯電話サービスを利用のユーザーを対象に、MVNOサービスのデータチャージ購入金額分を後日請求金額から減額対応するなどの措置をとる。また、「安否情報の確認・登録」「災害用伝言板 (Web 171)」の掲載も開始した。
「楽天損保」は、災害救助法が適用されたことに伴う総合窓口やあんしんダイヤルを設置。「楽天生命」では、掛け金や保険料の払い込み猶予機関の延長をはじめ、保険金・給付金、共済金などの簡易・迅速支払いを明らかにしている。
ヤフーは「Yahoo!ネット募金」開始
ヤフー(株)が社会貢献活動の一環として運営する非営利団体「Yahoo!基金」では、「大雨災害への緊急災害支援募金」を開設した。寄付金は、被災都道府県もしくは被災市町村への義援金や被災地の復旧活動、被災者の生活再建を目的とした支援活動を行うNPOなどへの支援金としての活用を予定している。
募金はクレジットカード経由で100円から、または、Tポイントを使って1ポイントからできる。また、「Yahoo!ネット募金」では、被災地の住民を支援するため、NPO団体が緊急災害支援募金の受付を開始している。
イオンは物資を支援
イオン(株)とイオン九州(株)は、行政からの要請に基づき、7日までに支援物資を届けた。今後も被災地域の自治体からの要請には、グループ各社が連携して応えるという。
八代市(八代市役所)には紳士肌着9、婦人肌着23、 肌着7、靴下10、衣類 318、ホームウェア 29、サンダル28、不織布マスク40、除菌ウェットティッシュ類29、トラベルセット26、衛生用品6、歯磨きセット30、手提げポリ袋 LL 1、レジ袋20、ペットボトルお茶 500ml 1008の合 計1584点。 また、同市の八代市総合体育館にはパン500個も届けた。
日本郵便・ゆうちょ銀行は無料送金サービスで募金
日本郵便(株)と(株)ゆうちょ銀行は、義援金の無料送金サービスを始めた。全国のゆうちょ銀行および郵便局の貯金窓口(簡易郵便局を含む)で、「日赤令和2年7月豪雨災害義援金」と「熊本県南豪雨義援金」宛ての義援金の無料送金サービスを実施している。
「日赤令和2年7月豪雨災害義援金」は12月28日まで、「熊本県南豪雨義援金」は21年3月31日まで。ATMによる通常払込みは有料となる。今後、大雨に対する義援金に関して、受付団体の追加や取扱期間の延長などがあった場合には、ゆうちょ銀行のWebサイトで告知するという。
■「楽天ふるさと納税」
■「Yahoo!ネット募金」
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