ASEAN最大級のECモール「Lazada(ラザダ)」はこのほど、日本での認定制度を開始し、トランスコスモス(株)、(株)unbot、BEENOS(株)子会社のBeeCruise(株)、インアゴーラ(株)の4社をパートナーに認定した。越境EC支援サービスを提供するパートナー各社は、ASEANの消費者に向けて日本の優良な商品をスムーズに提供することが可能となった。
基準要件を超えた企業をLazadaがパートナー認定
アリババグループが運営するLazadaは、優れたEC店舗運営、迅速で効率的な運用と高品質なカスタマーサービスの提供、ブランドのECエコシステム拡大などに貢献し、基準要件を超えた成果を発揮した企業をパートナーとして認定している。
日本市場に対する注力が高まる中、日本での認定制度を開始して初のパートナー4社を認定した。このうちトランスコスモスはLazada向けサービスを2015年にタイから開始しており、ASEAN各国の文化や商習慣をふまえた現地マーケット向けのEC支援サービス提供実績や、各国の物流事情および法律・規制などを考慮した越境EC運用などが高く評価された。
トランスコスモスのASEAN向けサービスでは、現地ECサイトでの販売、越境EC支援に加え、現地の実店舗との販売連携によるOMO推進、免税インフライトチャネル支援、ソーシャルメディアマーケティングなど、オンラインとオフライン、デジタルマーケティングの融合により、クライアント企業のブランド認知向上と売上拡大に貢献。今後、LazadaパートナーとしてASEANでのEC、リテール推進をさらに強化していく方針を示している。
Unbotは東南アジア市場への越境EC支援を開始
他のパートナー3社は、中国で国内/越境EC店舗運営やSNS運営を中心に中華圏に特化したデジタルマーケティング事業を展開する(株)unbotと、越境EC関連サービス「転送コム」「Buyee」を運営するBEENOS(株)の子会社、BeeCruise(株)、中国消費者向け日本商品特化型越境 ECプラットフォーム「豌豆公主(ワンドウ)」を運営するインアゴーラ(株)。
unbotはパートナー認定を受けたことにより、中華圏市場を越えて、新たに東南アジア市場へ向けたEC店舗出店サポートを開始する。移りゆく環境の変化に迅速かつ柔軟に適応し、クライアントに、より多くの多彩な選択肢を提供したいとしている。
BEENOSグループは、6か国の市場に同時参入が可能となる日本企業の出店サポートをメニューとして追加。これにより、成長市場である東南アジアでの販売の機会を増やし、日本企業の可能性を拡げる一助となることをめざす。
インアゴーラは日本企業のLazada旗艦店出店を総合的に支援
インアゴーラは、中国向け事業を展開する中で培った強みや独自のコンテンツを活かし、東南アジアを市場に新たな販売チャンネルの確立を図るとともに、日本企業のLazada旗艦店出店を総合的に支援することで、東南アジア進出をサポートするとしている。
2012年に設立されたLazadaは、東南アジアという多様性に富んだ地域で、テクノロジー・物流・決済のネットワークを通じて、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムでの事業拡大を進めている。現在、多くのブランドや企業に選ばれており、30年に3億人のカスタマーへのサービス提供をめざして成長を続けている。16年に、最先端の技術基盤を有するアリババグループの東南アジア市場におけるリーディングカンパニーとなった
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