2020.12.16 調査・統計
WEARファッショントレンドランク、検索急上昇1位はシアーシャツ グリーン
今年のファッショントレンドを総まとめ――。(株)ZOZOは15日、運営するファッションコーディネートアプリ「WEAR」での「トレンドランキング2020」を発表した。どんなファッションが注目を集め、トレンドとなったのかを7つのカテゴリーに分けて紹介している。
「WEAR」は10月でサービス開始8年目。アプリは1500万ダウンロードを突破し、1000万件を超えるコーディネートが集まっている。
コロナ禍でも、ファッション好きが集まるWEARでは、工夫を凝らして自宅でコーディネート撮影を行うユーザーの姿が多く見られたほか、ショップスタッフによる投稿数が増えるなど、変わらずファッションを楽しんでいる光景があった。
『みんなが気になった!検索急上昇ワードTOP10』
1位は「#シアーシャツ グリーン」。類似ワードとして4位に「#シアーシャツ」、8位に「#シアートップス」がラインクイン。4月以降、関連のコーディネート検索数が増え始め、総計は280万件超。投稿数も増えており、12月時点で累計4万件を超え、前年比37倍となっている。2位には「#パイピングコート」。女性ユーザーの中で人気が高まっており、キルティングやボア、トレンチなど素材や形を問わずパイピングを施したアウターがトレンド。3位と5位には、春服で一気に人気に火が付いたカラー、「#ピスタチオ パンツ」「#ピスタチオ」が入った。
『あの時これを探してた!月別No.1検索ワード』
最も注目を集めたのは、5月~8月に検索数No.1をキープした「#シアーシャツ」。透け感があるため、レイヤードした際も暑苦しさがなく涼しげな印象となり、夏のコーディネートのマストアイテムとなった。「検索急上昇ワード TOP10」でも1位と4位にランクインしている。ライトアウターが重宝する2月と10月には、「#セットアップ」がランクイン。上下別々でも使用することができ、組み合わせによって多様な着こなしを楽しめるアイテム。また、4月と9月には、「#春コーデ」「#秋コーデ」といったシーズン要素の強いワードの人気が高まった。
『番外編 外出自粛影響!?検索激減ワード5選』
コロナ禍でイベントやレジャーに関するワード検索が減った。「#浴衣」が前年比で11%、「#水着」も同45%。毎年工夫を凝らした投稿でにぎわい、多くのユーザーが参考にする「#ハロウィン」関連のワードも減少。「#結婚式」「#結婚式コーデ」「#結婚式二次会スタイル」といった関連ワードが軒並み減少し、「#旅行」に関しても同40%ほどとなり、検索数がダウンした。
一方、検索が増えたのは「#キャンプスタイル(154%)」や「#キャンプ(136%)」といったソーシャルディスタンスを保ちながら楽しめるレジャーや、「#スケボー(291%)」「#ゴルフウェア(140%)」などのアウトドアスポーツ。今年は「#おうちファッション」という新しいワードが生まれ、現在投稿数は3万5000件超えとなっている。
『みんなが着てた!人気トレンドアイテムTOP5』
メンズ1位の「#セットアップ」、ウィメンズ1位の「#カラーパンツ」には、2万件を超える投稿が集まった。また、「#バケットハット」はコーディネートのアクセントとして性別を問わず愛されたアイテムとして、男女ともにランクイン。ウィメンズ5位にランクインした「#ロングブーツ」は、この冬のトレンドとして人気が高まりつつあり、昨年の投稿数が389件だったにもかかわらず、今年はすでに3000件を超え、その伸びは810%となっている。
『あなたが着ると欲しくなる!購買意欲をそそられたユーザーTOP5』
コーディネートで使用した商品クリック数が多いランキングでは、メンズ・ウィメンズ・キッズともに、WEARISTA(ウェアリスタ)がランキング上位を総なめにした。WEARが認定する公式ファッショニスタであるWEARISTAは、トレンドをおさえた「真似したくなるコーディネート」を日々発信しているため、多くのユーザーのお手本として、多くの方の購買意欲を刺激した。
『フォロワー数爆増!人気ショップスタッフランキングTOP3』
都内全域で緊急事態宣言があった4月は、ショップスタッフの会員登録数が前年比340%となった。今年は投稿数も特に増加傾向にあり、4月~10月末にかけては150%~170%の前年比で推移している。ショップスタッフによるWEARの活用もアクティブになっており、ショップスタッフが提案する質のいいコーディネートを参考にするユーザーも多くいる。
『2020年みんなが着てたブランドTOP5』
メンズ・ウィメンズの1位~3位は、UNIQLO、GUといったリーズナブルで着回し力のあるブランドや、「NIKE」「CONVERSE」といった定番の愛されシューズがラインクイン。昨年と全く同じ順位となった。今年はGUの「シェフパンツ」のようなメガヒットアイテムをWEAR内で着用するユーザーも多くみられた。
KIDSでは、柄や色遣いにこだわりがあるデザインが人気の「petit main」や「BRANSHES」、「devirock」がトップにランクイン。前年比の伸び率上位には、「ADRER」や「LIDNM」「Birthday room」「act'm」といった、WEARISTAのプロデュースブランドが人気着用ブランドとして上がっており、人気ファッションブランドや著名人のプロデュースブランド以外でも、ファッションへの影響を持つD2CブランドがWEAR内でも目立っていた。
『最も購買意欲がそそられたコーディネートTOP3』
メンズ・ウィメンズ・キッズすべてに、WEARISTAがランクイン。購買意欲をかきたてるコーディネートの提案力の強さが現れる結果となった。今年はファッション業界にとっても、楽しむすべての人々にとっても「予期せぬ一年」だったが、WEARやSNSを通して人々が何を着ているかを知り、憧れ、真似をしながら、新しいコーディネートやトレンドが生まれていくことに変わりはなく、ファッションを楽しむ気持ちはきっと変わらず存在していたと思われる。
2021年はどんなトレンドが生まれ、どんなユーザーが注目され、どんなコーディネートに出会えるのか。すべてのファッション好きのユーザーがWEARを通じてファッションを楽しみ、笑顔あふれるような一年になりますように――。
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