2020.12.22 調査・統計
秋の流行、ダークカラーは終焉?令和はワントーンコーデが主流に
ZOZOグループが運営するファッションコーディネートアプリ「WEAR(ウェア)」のデータから解析した「平成と令和の秋に着用された流行カラーの変化」についての調査によると、令和はワントーンコーデが増加。平成の定番「秋冬=ダークカラー」はもう終わり? 気分の上がるペールトーンが新常識に――。
合計19万件の女性のコーディネート画像から画像解析
調査は、平成(2017年と18年の各9月1日~10月31日)と、令和(19年と20年の各9月1日~10月31日)を比較し、累計1万3275人が投稿した計19万4917件の女性のコーディネート画像を対象に、ZOZO研究所福岡の画像解析技術を活用して実施した。
WEARに投稿されたコーディネート画像から、背景などを除いたファッションアイテム部分を抽出し、抽出した部分の色を3次元色空間で表現した。3次元に表すことで、例えば「白と明るいベージュは近い」というように、色と色の分散度合いを測ることができるようになる。
色の分散が小さいものを「ワントーンコーデ」と定義
この技術を用いて、それぞれのコーディネートに使用されている色の分散値を測り、分散が小さいものを「ワントーンコーデ」と定義した。ワントーンの場合は分散度合いが小さく、使用カラーの差が大きいほど分散度合いも大きくなる。数値を検証した結果、平成に比べて令和はコーディネートで使用されている色の分散度合いが小さくなっていた。このことから、ワントーンコーデが増加していることが分かった。
さらに、ワントーンコーデと判定したコーディネート画像に限定し、色の明度について調査を行った。結果は、平成に比べて令和はダークカラーが減少し、白やペールトーンなどの明度の高いコーディネートが増加していることが判明した。
テーラージャケットの着用率が増加
「番外編」として、アウターをカテゴリーごとに分けて着用率を調査したところ、平成の秋の定番だったライダースの着用率が顕著に減少し、テーラードジャケットの着用率が増加していることが分かった。ワントーンコーデとして使いやすいセットアップの着用が増えているためと考えられる。
調査研究を担ったZOZO研究所は、「ファッションを数値化する」をミッションに掲げる研究機関だ。ZOZOグループが保有するファッションに関する膨大な情報資産を基に、ファッションを科学的に解明するための研究開発を行っている。
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