楽天グループ(株)は16日、運営するオンライン書店「楽天ブックス」、電子書籍ストア「楽天Kobo電子書籍ストア」、定額制の音楽聴き放題サービス「Rakuten Music」、動画配信サービス「Rakuten TV」を対象とした『2021年 エンタメ上半期ランキング』を発表した。
『ONE PIECE』は9年連続でトップ5にランクイン
集計期間は「楽天ブックス」と「楽天Kobo電子書籍ストア」が1月1日~5月31日、「Rakuten Music」と「Rakuten TV」は1月1日~5月20日。オンライン書店では「週刊少年ジャンプ」関連がトップ10の半数を占め、音楽配信ではSNS発のアーティストが台頭。動画配信では中国・タイ・台湾発ドラマのトップ10独占などが上半期のハイライトだ。
「楽天ブックス」の総合1位は「週刊少年ジャンプ」のコミック『ONE PIECE』98巻で、9年連続トップ5入り。99巻も6位に入った。また、20年10月に劇場公開され、歴代興行収入1位を記録した、劇場版『鬼滅の刃』のDVDとBlu-rayが3作ランクイン。「週刊少年ジャンプ」関連商品が総合トップ10の半数を占めた。映像作品では、活動休止中の嵐のライブ作品『アラフェス 2020 at 国立競技場』のBlu-rayとDVDが2位と8位にランクインした。
4位に入った『本当の自由を手に入れる お金の大学』は、YouTubeでお金の知識を発信する両@リベ大学長の初出版となる書籍。20年4月の予約開始以降、「楽天ブックス」の「投資・株・資産運用部門」の週間ランキングで59週連続1位を記録し、コロナ禍における資産形成への関心の高まりがうかがえる。
小説・エッセイランキング1位は映画『天外者』のノベライズ小説
「楽天ブックス」の小説・エッセイランキングでは、1位が映画『天外者』のノベライズ小説。2位は第164回芥川賞を受賞した宇佐見りんの小説『推し、燃ゆ』で、受賞直後の1月の売り上げが前月比約24倍となった。また、21年本屋大賞受賞作品の『52ヘルツのクジラたち』(3位)、第164回直木賞ノミネート作品『オルタネート』(6位)、第19回「このミステリーがすごい!」大賞受賞の『元彼の遺言状』(10位)など、話題の作品がトップ10にランクインした。
「楽天Kobo電子書籍ストア」は、20年10月のアニメ化から人気が一気に拡大した『呪術廻戦』が1位。同じくアニメ化をきっかけにヒットし、7月には映画公開を控える『東京卍リベンジャーズ』(4位)や、4月に最終回を迎えた『進撃の巨人』(3位)、単行本では60巻を超える名作『キングダム』(5 位)など、総合ランキングのトップ10すべてをコミック作品が占めた。
「Rakuten Music」1位はYOASOBIの『夜に駆ける』
「Rakuten Music」の1位はYOASOBIの『夜に駆ける』。10位にも『群青』がランクインした。Official髭男dismも、2位に『Pretender』、9位に『I LOVE…』の2曲。また、第63回グラミー賞に韓国人歌手として初めてノミネートされたBTSによる『Dynamite』が8位に。外国籍アーティストとして初のランクインとなった。そのほか18歳のシンガー・Adoの『うっせぇわ』がネットやSNSから話題を呼び3位にランクインした。
「Rakuten TV』では、これまでの韓国ドラマに代わり、中国(1)・タイ(6)・台湾(3)発のアジアドラマがランキングを独占。1位の中国ドラマ『陳情令』は、中国で絶大な人気を集めたファンタジー時代劇で、配信開始以来、継続的に視聴者数を伸ばしている。昨年の配信開始から圧倒的な人気を集めた『2gether』(10位)の1年後を描いたスピンオフ特別編として、『Still 2gether』も配信を開始し、8位にランクインするなど、タイ発の作品が勢いを増している。
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