(株)ジャストシステムが2月28日に発表した「Eコマース&アプリコマース月次定点調査/2017年度総集編」によると、「Instagram」「Twitter」利用者の4割超が「SNS上に商品購入ボタンがあったら使いたい」と答えていることが分かった。
40代女性で「スマホでEC」派が急増
同調査は、全国の15歳~69歳の男女1100名を対象に実施したインターネット調査(調査機関:「Fastask」)によるもので、調査期間は17年4~12月。総集編では、2017年度のEコマース&アプリコマース関連分野における主なトピックスをまとめている。
EC利用時のデバイスが「スマートフォン」と最も多く回答したのは、17年4月度調査時点では、10代と20代の男性(それぞれ62.5%、66.1%)、10代と20代、30代の女性(それぞれ80%、86.8%、75.5%)だったが、10月度調査で40代女性に変化が見られ、「パソコン」が47.7%、「スマートフォン」が77.3%と順位が逆転した。その後、11月、12月と「スマートフォン」が「パソコン」を上回る状態が続き、この頃40代女性でスマホシフトが進んだ様子がうかがえる。
購入ボタン設置で使いたいSNS1位は「Pinterest」
もしも購入ボタンが設置されていたら使ってみたいと思うSNSについては、「ぜひ使ってみたい」と答えた人が最も多かったのは「Pinterest」で55.9%。次いで「Instagram」(29%)、「Twitter」(17.9%)の順となった。「どちらかというと使ってみたい」と合わせると、「Instagram」「Twitter」も4割超となっている。
ECからの新商品やキャンペーンなどの新着情報を受け取る手段については、「メルマガ」(61.8%~70.5%)で最も多く、「DM」「アプリのプッシュ通知」よりも圧倒的に強い施策であることが分かった。その一方で、「アプリのプッシュ通知」(4月度は9.8%、12月度は13.6%)、「SNS」(4月度は8.8%、12月度は11.6%)を挙げる人も増えてきており、中でも「Instagram」は、4月度の5.7%から12月度には11.8%に伸長している。
EC購入時に参考にする情報の中で購入の後押しになるものについては、「商品を購入したユーザーからのクチコミ」が36.3%で最も多く、次いで「詳しいスペック情報」(26.8%)、「商品に関するさまざまな写真」(18.9%)となっている。
ECでの買い物中、リアルタイムに出品者に質問やコメントを送ったり、他の視聴者の反応を見たりできる「ライブコマース」については、「いいね!をした」(44.7%)、「配信者をフォローした」「コメントや質問を送った」(同率31.9%)、「商品を購入した」(29.8%)と、何らかのアクションをした人が多く見られた。このうち「商品を購入した」と答えた人の割合が高かったのは、「10代男性」(45.5%)、20代男性の(42.1%)、60代女性(50%)だった。
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