2018.08.09 調査・統計
国内CRM市場、10%増の1056億円…AI活用がキーに
IT専門調査会社のIDC Japan(株)が8日発表した「国内CRM市場調査」によると、17年の国内CRM市場規模は、前年比10.1%増となる1056億4900万円だった。
DXの進展などでCRM市場が拡大
同社では、国内CRM市場を「コンタクトセンターアプリケーション市場」「カスタマーサービスアプリケーション市場」「マーケティングアプリケーション市場」「セールスアプリケーション市場」の4つの機能市場に分類し、それぞれの市場予測を実施。今回、17年の同市場の分析と18年~22年の市場予測を発表している。
17年の国内CRM市場規模は1056億4900万円に拡大。中でも、マーケティングアプリケーション/セールスアプリケーション市場で、消費者/ビジネス顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)が進み、顧客体験をデジタルで創造する需要が高まった。さらに一部のベンダーでM&Aや製品機能の評価を変更したことにより、市場全体の成長を牽引した。
一方、コンタクトセンターアプリケーション市場は、16年のマイナス成長からは回復したものの成長率は低く、前年比2.9%増に留まっている。カスタマーサービスアプリケーション市場は大型案件が少なく、17年の成長率は3.9%となった。
22年の国内CRM市場については、DXの顧客への浸透やAIシステムとの連携、AI機能のCRMアプリケーションへの組み込みなどにより、1430億3600万円の規模になると予測している。
これらの結果を踏まえ、同社のグループディレクター・眞鍋敬氏は「国内CRMアプリケーション市場が今後も堅調な成長を継続するために、ITサプライヤーは既存CRMアプリケーションへのAI適用、中堅中小企業へのCRMアプリケーションの導入、デジタルネイティブ企業(DNE)に適合する評価指標の開拓を行っていかなければならない」と分析した。
※「資料掲載企業アカウント」の会員情報では「通販通信ECMO会員」としてログイン出来ません。
資料DLランキング
-
1
【成功事例7選】EC×LINE公式アカウント活用
-
2
Yahoo!ショッピング店を検索対策で売上アップ
-
3
これでセールを逃さない!EC年間イベントカレンダー
-
4
Amazonビッグセールで 売上を8倍までのばした 広告運用術
-
5
会員数2,500社以上、日本最大級の会員制サポートサービス「ECマスターズクラブ
ニュースランキング
-
1
【2月27日9時更新:物流配送状況】日本郵便/ヤマト運輸/佐川急便/西濃運輸/福山通運
-
2
「Qoo10」1月コスメランキング、アイクリーム・ジェルの販売数1位は?
-
3
ネット通販など無店舗小売業の倒産件数が過去最多、2024年に169件
-
4
パーソルジム「かたぎり塾」の値引き表示、景表法で初の確約手続
-
5
「製品安全誓約」1月中にオンラインマーケットプレイスから18件の出品削除