2019.05.24 通販会社
インスタントECに最適なショッピングカートとは…19年の最新動向は!?
ネットショップにとって「ショッピングカート」は、EC運営のいろはの「い」とも言えます。カートがなけれネットショップは開業できません!この記事では、ECのカートとは何か、どんな種類があるかについて説明していきます。そして、19年のカートの最新動向までお伝えします。
そもそもECのショッピングカートって何?
ECにおけるショッピングカートとは、ECサイト上でお客さんに買い物をしてもらうとき、注文処理をするソフトウェアのことを言います。リアルのスーパーでは、プラスチック製の買い物かごに食品や日用品を入れてレジにいきますよね?この「買い物かご」をネットショッピングする場合と置き換えて考えてみると分かりやすいと思います!例えば、リアルでもネットでもお店で買い回りするときに、一品一品会計は面倒ですよね?でもショッピングカートがあれば、欲しいものをカゴに満載してから会計(=決済)ができるのです。
ECのショッピングカートには、大きく「総合系」「単品リピート系」「インスタント系」「BtoB系」に大別できます。各分野において沢山の会社が様々なサービスを提供しています。この記事では、「インスタント系」つまりECの知識が全くなくてもすぐにネットショップを立ち上げられるようなサービスを紹介します。
インスタント系のカートとは、無料~低価格でネットショップを立ち上げられるEC構築・カートシステムのことです。手軽にはじめられるからこそ「インスタントEC」と呼ばれます。
インスタントECカートは、安価で簡単に始められる分、 高度な機能を付加したり、凝ったデザインを施したりはできないなどと制限があります。ただ、初期投資を抑えながらEC事業にチャレンジしてみたい!独立して自分でECをやってみたい!という人には最適なカートだと言えるでしょう。
▽関連記事1:EC参入・サイト開業するため知っておくべきノウハウとは!?
▽関連記事2:通販・ECを始めるために必要なこと…今から始めるネット通販・講座(1)
最短2分で開業も!?香取慎吾のCMでおなじみのあの会社もインスタントECのショッピングカート
(サービス名/サービス提供会社)
・STORES.jp(ストアーズ・ドット・ジェーピー株式会社)
最短わずか2分でインターネットの知識がない方でも簡単に、無料でネットショップをつくることができるサービス。ネットショップのノウハウを「STORES.jp OFFICIAL Magazine」で紹介しており、ネットショップ開業のサポートをしている。
特徴としては、「低額で豊富な機能が利用できる」「管理画面がわかりやすい」「ボタン1つの操作で簡単に機能の追加削除ができる」という便利さにある。個人事業主から企業まで幅広い層が利用している。
デザイン性の高いショップが作れる点や、9種類ある豊富な決済方法サービスをそろえていることも強みとしている。
「STORES.jp」はもともと、DMM.comによる買収→短期間での売却で話題となった写真で中古品の査定買取を行う「CASH」の光本勇介氏が立ち上げたサービス(立ち上げ時の運営会社名はブラケット)。「STORES.jp」は13年7月にスタートトゥデイ(現社名ZOZO)の完全子会社となったが、16年10月にMBOを実施し、独立した。
・BASE(BASE株式会社)
簡単にネットショップを作ることができるインスタントECカート。香取慎吾が出演するCM展開などで知名度を広げている。
・らくうるカート(ヤマトフィナンシャル株式会社)
クロネコヤマトでおなじみのヤマトグループが展開するネットショップ開業サービス。提供はヤマトグループで決済代行などを手掛けるヤマトフィナンシャルが行っている。月あたり300円で簡単にネットショップを立ち上げることができる。ネットショップ開業に必要な配送や決済面もヤマトグループのサービスをまとめて導入できるのが特長。30日間の無料お試しから運用を開始できる。18年1月からのサービス提供開始で、インスタントECカートとしては最後発。
▽関連記事:ヤマトFC、決済・配送支援一体化のカート「らくうるカート」開始
19年2〜5月のインスタントECショッピングカートの最新動向は!?
通販通信でも、インスタントEC分野のニュースは多く取り上げています!19年2〜5月に取り上げたニュースでは、STORES.jpがネットショップ開業支援として、ストアオーナーに最大100万円の資金援助を行うと発表し、業界内で話題となりました。そのほかBASEでは地銀と組んで、ネットショップ開業支援を推し進めるなど新規開業をユニークな方策で開拓するというニュースもありました。
・STORES.jpに個人ストア支援プログラム、最大100万円支給も(19/5/29)
ストアーズ・ドット・ジェーピーは28日、同社が運営するネットショップ構築サービス「STORES.jp」のストアオーナーを対象に、ノウハウの提供や経済的支援を行う「STORES ASSIST PROGRAM(ストアーズ・アシスト・プログラム)を開始した。「STORES.jp」のストアオーナーから応募者を募り、選ばれた参加者には最大100万円が支給される。
・BASEと筑邦銀行が業務提携、ネットショップの起業を支援(19/5/21)
BASE(株)は20日、(株)筑邦銀行グループの(株)ちくぎんテクノシステムズとの間で、Eコマースビジネス支援を中心とした業務提携を開始した。
・BASE、ブランドの情報の発信手段として利用…オーナーズ調査(19/5/15)
BASE(株)は14日、同社が運営するネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」を利用しているショップオーナーを対象について実施した「オーナーズ調査」の結果を発表。第1弾の「ショップに対するブランド意識」をテーマにしたアンケートで、オーナーの多くが「ブランドの情報を発信する手段としてネットショップを活用している」と答えている。
・STORES.jp、無料プランのアイテム販売数を無制限に(19/4/2)
ストアーズ・ドット・ジェーピー(株)は1日、同社が運営する「STORES.jp」で、「無料プラン」のアイテム販売数の制限を撤廃した。
・STORES.JP、3月末に池袋パルコに期間限定ショップ(19/3/7)
ストアーズ・ドット・ジェーピー(株)が運営する「STORES.jp(ストアーズ・ドット・ジェーピー)」は3月20日~31日の10日間、アパレル・アクセサリー・雑貨を販売する期間限定ショップ「ママと子どもの春コーデ」を池袋パルコに開設する。
・ヤマトフィナンシャル、クラウド型広告運用「シロフネ」を提供(19/2/28)
(株)Shirofuneは15日、ヤマトホールディングス傘下のヤマトフィナンシャル(株)(YFC)との間で、同社が開発・運営するエージェント型クラウド広告運用ツール「Shirofune」に関する販売代理店契約を締結した。この提携によりYFCは、クラウド広告運用ツール「Shirofune」を通販支援サービスの1つとして、顧客に提案できるようになった。
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