楽天インサイト(株)が14日発表した『ハロウィーンに関する調査』の結果によると、かける予算は昨年より約1割増加の4383円で復調気味。「家族や友人と楽しめる催し」という印象が増加し、若い女性を中心にハロウィーンを積極的に楽しむ傾向がうかがえた。
ハロウィーンに対する印象で「家族や友人と楽しめる」が4.2ポイント増加
調査は9月7~9日。楽天インサイトの登録モニターの中から、全国の20~69歳の男女1000人に、コロナ禍で2回目となるハロウィーンの過ごし方や、アフターコロナでの参加意向などについて聞いた。
昨年に引き続いて「ハロウィーンに対する印象」を聞いたところ、全体では「自分と関係ない」(23.9%)が最も多く、「子どもや若者向け」(23.4%)、「なじみがない」(23.2%)が続いた。順位は入れ替わったものの、トップ3は昨年の調査と同様の結果。一方で、「家族や友人と楽しめる」(14.5%)については、昨年(10.3%)から4.2ポイント増加した。
女性の20~30代で全体と比較して多かったのが、「家族や友人と楽しめる」(20代:25.3%、30代:23.3%)、「ハロウィーンにまつわるお菓子・料理を食べたい」(34.2%、28.9%)、「非日常感を味わえる」(27.8%、24.4%)、「ワクワクする」(22.8%、28.9%)。女性の20~30代は、他の年代に比べるとハロウィーンを積極的に楽しむ傾向がみられた。
ハロウィーンの「予定あり」2ポイント増
今年のハロウィーンで、「予定あり」は21.4%で昨年から2.0ポイント上昇。コロナ禍以前の2019年に実施した調査結果(22.9%)に近づいた。「特に何もする予定はない」(70.6%)と「未定」(8.0%)を合わせた「予定なし」は、78.6%だった。「予定あり」の内容は、「自分以外(子ども)を仮装させる」(26.6%)、「自宅に装飾(小物を置く、ウォールステッカーを貼るなど)を行う」(25.7%)、「ハロウィーン用の料理(お菓子も含む)を作る」(25.7%)がトップ3だった。
一方、「ホラー映画を観る」(12.6%)は昨年と比較して6.9ポイント上昇しており、「オンラインで友人・知人・親戚などとハロウィーンパーティーをする」(6.5%)と「オンラインで外部が主催するハロウィーンイベントに参加する」(5.6%)も微増となっていた。
「予定あり」と答えた人が「参考にしている・したい情報」は、「テレビ」(42.1%)、「SNS(Instagram)」(38.8%)、「動画サイト(YouTube)」(25.2%)の順。「SNS(Instagram)」はトップの「テレビ」に3.3ポイント差で肉薄し、主な情報源の1つとなっていることが分かった。
ハロウィーンの平均予算は全体で4383円、コロナ禍以前に近づく
かける費用については「2000円未満」(29.4%)が最多。「2000円~4000円」(25.2%)、「4000円~6000円」(17.3%)で昨年とほぼ同じ。一方、平均予算は全体で4383円で、昨年の3938円から445円増加し、コロナ禍以前の19年調査(4546円)に近づく結果となった。
今後コロナ禍が終息したとして、「以前のような大人数でのハロウィーンイベント」に参加してみたいと思うかを聞いたところ、全体では21.3%が「参加してみたい」と回答。性年代別では、今年のハロウィーンの予定と同様に、男性では年代が上がるほど参加意向が低くなり、女性20~30代は全体と比べて参加意向が高かった。
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