2022.10.02 コラム
メール広告とは?種類や配信方法、メリットやデメリットを解説
メール広告とはダイレクトマーケティングの一種で、電子メールを用いて直接ユーザーにアプローチする宣伝手法です。メール広告には2種類の形式、3種類の配信方法があります。それらに加えて、メリットやデメリットについても解説します。
メール広告とは?
メール広告とは、電子メールで直接ユーザーに宣伝をする広告です。そのため、メール広告はダイレクトマーケティングの一種とされています。
メール広告では、文章のみではなく画像や動画も利用できます。したがって、文章で毛では魅力が伝わり切らないような商材の訴求にも使えます。
メール広告は、既にメールアドレスなどの情報を提供してくれているユーザーにのみ届くため、反応率が高くなりやすいです。また、余分な送信数を抑えられるため、コスト削減にもつながります。
メール広告の種類
メール広告には、「テキスト形式」と「HTML形式」があります。それぞれ違った良さがあるため、訴求したい商材に合わせて使い分けてみましょう。
▽テキスト形式
テキスト形式のメール広告は、通常のメールと同様に文字だけで構成されています。そのため、全体的にスッキリとした印象にまとまります。また、メールを受信する媒体によって文字が崩れてしまう心配も要りません。
その一方でテキスト形式の場合、文字だけでは魅力が伝わりづらいような商材の訴求が難しいです。また文字だけであるため、長すぎると途中で離脱されやすいという欠点もあります。テキスト形式のメール広告の場合は、特にユーザーに伝えたい情報をコンパクトにまとめることが重要です。
▽HTML形式
HTML形式のメール広告では、文字の装飾をしておしゃれにしたり、画像や動画を使って商材のイメージを伝わりやすくしたりできます。そのため、一通のメールでより多くの情報をユーザーに伝えたい場合に有効です。また、特殊なタグをメールに埋め込むことでメールの開封率を把握できることも、HTML形式のメール広告ならではの魅力です。
HTML形式のメール広告のデメリットは、テキストメールよりも費用が高いことと、受信媒体によってはレイアウトが崩れてしまうことです。HTML形式のメール広告はテキスト形式のメールよりも多くのメリットがありますが、このような欠点があることも頭に入れておきましょう。
メール広告の配信方法
メール広告の配信方法は、以下の2つです、
・メールマガジン
・ターゲティングメール
では、それぞれについて解説します。
①メールマガジン
メールマガジンとは、ユーザー自らが登録したメールアドレスに対して、継続的に情報を発信するメール広告です。ユーザーとの接触頻度を保てるため、自社のことが忘れられにくくなります。また商材の訴求だけではなく、定期的な情報発信によるユーザーの教育ができることもメリットです。
メールマガジンのデメリットは、継続的に発信内容のネタを考え続ける必要があることです。また発信頻度が高すぎたり低すぎたりすると、ユーザーが離れていってしまう点も難しいところです。
②ターゲティングメール
ターゲティングメールとは、全てのメールアドレス登録者ではなく、商材への興味関心が高いユーザーに絞って宣伝をする広告手段です。そのため、CVRが高くなる傾向があり、高い費用対効果が期待できます。その一方で、ターゲティングをすることでメールの送信対象者は減るため、売上が落ちる可能性があるという欠点があります。
メール広告の3つのメリット
メール広告には、以下の3つのメリットがあります。
◎即時性が高い
◎情報量が多い
◎ターゲティングがしやすい
では、それぞれについて解説します。
◎即時性が高い
メール広告は、期間限定クーポンやキャンペーンの情報を発信できるため、即時性が高いです。つまり、配信当日にも商材が売れたり、翌日には店舗にユーザーが足を運んだりしてくれる可能性があります。メール広告配信からすぐにCVに結びつくのは魅力的です。
◎情報量が多い
メール広告には、多くの情報を盛り込めます。例えば文字だけではなく、画像や動画も使って訴求することで、よりユーザーに響きやすくなります。文字だけでは数千文字など量が多くなってしまう場合でも、動画にまとめれば数分程度で視聴を終えられるようになるため、ユーザーは手軽に情報を得られます。
◎ターゲティングがしやすい
メール広告は、既にメルマガに登録しているユーザーに届けられるため、ターゲティングがしやすいです。メルマガに登録してもらう際に得られるユーザーの情報には、興味があるジャンルや年齢、性別などがあります。これらを上手く使ってユーザーをセグメント化することで、よりメール広告に興味を持ってもらいやすいユーザーに絞って宣伝ができます。
メール配信は、ただ闇雲に数を増やせば良いわけではありません。なぜなら、メール配信数が増えると、コストがかさむことが多いためです。そのため、ターゲティングのしやすさは費用対効果の向上に貢献してくれます。
メール広告の2つのデメリット
メール広告のデメリットは、次の2つです。
▲画像や動画が上手く表示されないことがある
では、それぞれについて解説します。
▲画像などが上手く表示されないことも
HTML形式で画像や動画をメールに入れる場合、受信媒体によってはこれらが上手く表示されない可能性があります。そうなると、本来ユーザーに伝わるはずだった情報が伝わりません。また、ウイルス対策によっても画像や動画が非表示となってしまうこともあります。
メール広告の効果を上げるための3ポイント
メール広告の効果を上げるためのポイントは、次の3つです。
・開封率と遷移率の効果測定をする
・メリットわかりやすく伝える
・ペルソナを明確にする
では、それぞれについて解説します。
◇開封率と遷移率の効果測定をする
メール広告を活用する場合は、定期的に開封率と遷移率の効果測定をしましょう。開封率は文字どおりメールが開封された割合で、遷移率とはメール本文のリンクがクリックされた割合のことです。これらの定期的な効果測定をすることで、メール広告の改善ができ、費用対効果はより高まっていきます。
開封率の目安は約20%で、遷移率の目安は約2%です。もしこれらを下回る場合は、何らかの改善が必要となるでしょう。
◇メリットわかりやすく伝える
メリットは、ユーザーにとってわかりやすいかたちで伝えましょう。例えば、ファッション業界で「夏のセール実施中」と伝えるよりは、「トップスやワンピースなどの夏物が安く買えます」という風に具体的に伝えた方が効果的です。さらに、「〇〇なら〇%割引」という風に具体的な数値を使うと、より訴求効果が高まります。
◇ペルソナを明確にする
メール広告はペルソナを明確にして、誰かひとりに向けて送信するつもりで作成しましょう。なぜなら、誰にでも当てはまるような内容だと、誰にも刺さらなくなってしまうためです。具体的には「ムダ毛に困っている方は脱毛をしましょう」というよりは、「ムダ毛に困っているけどモテたい30代男性の方には脱毛がおすすめです」というようにペルソナを明確にした方が、ターゲットは「これは自分のことだ」と認識しCVにつながりやすくなります。
メール広告の料金相場
メール広告の料金相場ですが、これは「配信課金型」であるか「成果報酬型」であるかによって変わります。
配信課金型とは、成約数に関係なくメールの配信数のみで費用がかかる形態です。配信課金型メール広告の料金相場は、メール一通あたり5円~100円程度です。
成果報酬型とは、成約数に対して費用がかかる形態です。そのためいくらメールを配信しても、成約に至らなければ費用は発生しません。成果報酬型メール広告の料金相場は、成約一件あたり数百円~数十万円程度と、扱う商材によって幅があります。
まとめ:メール広告を活用してみよう
メール広告は、ダイレクトマーケティングの一種で、メールアドレスを登録してくれたユーザーに対し効果的に宣伝ができます。また宣伝だけではなく、定期的な情報発信による教育を通じて、ユーザーをファン化させることもできます。メール広告にはこのような効果が期待できるため、ぜひ活用を検討してみてください。
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