2023.06.03 コラム
【全手順完全解説!】LINEの一斉送信と注意点を解説
LINEの一斉送信機能を活用すると、顧客と効率的にコミュニケーションが取れます。本記事では、LINE一斉送信の手順からビジネスにおける活用法、成功事例について解説していきます。記事の後半では、一斉送信をマーケティング戦略に組み込む際に考慮すべき点についても解説しているため、一斉送信の手順を知りたい方や一斉送信をビジネスに活かしたい方は、ぜひ参考にしてください。
はじめに
多くの方が個人的なやり取りで利用しているLINEですが、実はビジネスの現場でもその有用性が評価され、積極的に活用されています。その中でも特に注目すべきが、「一斉送信」の機能です。「一斉送信」の機能は、たくさんの顧客やパートナーに同時に情報を発信するという手間を、大幅に省ける機能です。事務連絡や形式的な挨拶を行う際に便利です。
本記事では、そんな「LINE一斉送信」の基本的な方法から、効果的な活用法、そして成功事例までを詳しくご紹介していきます。LINEの「一斉送信」について知りたい方やメッセージを送る負担を減らしたい方は、ぜひ参考にしてください。
LINE一斉送信の基本的な方法
LINEの一斉送信を使えば、広告や情報を効果的に伝えられます。本項目では、一斉送信を使用するための手順と設定を解説していきます。
一斉送信の手順【個人アカウント】
個人LINEで一斉送信を行うためには「KEEPメモ」を使用します。具体的な手順は以下の通りです。
1.LINEアプリを開き、トーク一覧から「Keepメモ」を選択します。
2.送信したいメッセージを入力し、右下の送信ボタンをタップします。
3.送信したいメッセージを長押しし、表示されたメニューから「転送」を選択します。
4.画面下の「転送」をタップし、転送先を選択します。(「友だち」「グループ」「トーク」から送信先を選べます。最大で10件まで一斉送信が可能です。)
5.送信先を選択し、「転送」をタップします。
以上、5つの手順で一斉送信できます。
ただし、一斉送信には注意が必要です。送信先を間違えると「送信取消」をしなければならず、一度に大量のトークルームに間違って送信してしまうと、それぞれのトークルームで「送信取消」を行う必要があるため、手間がかかります。また、「送信取消」ができるのは送信から24時間以内のみであり、それ以降は取り消せません。そのため、LINEで一斉送信する際は、送信先をよく確認した上で一斉送信しましょう。
一斉送信の手順【公式アカウント】
LINE公式アカウントでは、「メッセージ配信」機能を用いて一斉送信できます。個人アカウントとの違いは送信する相手を絞り込んだり、送信日時の予定が可能な点です。LINE公式アカウントで一斉送信を行う際の具体的な手順は以下のとおりです。
1.LINE公式アカウントの管理画面、あるいはスマートフォンの管理アプリからログインし、一斉送信を行うアカウントを選択します。
2.管理画面のホームメニューから「メッセージ配信」→「メッセージを作成」の順にクリックします。
3.配信先や配信日時、タイムラインへの同時投稿の設定などを行います。「配信先」では、配信する友だちの絞り込み設定が可能で、オーディエンスで設定したタグを用いることが可能です。「配信日時」では今すぐ配信するか、未来の時間を指定して配信する設定を選べます。
4.「高度な設定」は、必要に応じて設定を行います。具体的には、配信したメッセージをタイムラインに同時に投稿する設定、予算や残りの送信可能数に合わせて一斉送信するメッセージ数の上限を決める設定、複数のメッセージを作成し一度テスト配信をする設定などがあります。
5.設定が完了したら、配信用のメッセージを作成します。文章だけでなく、スタンプや写真、動画、作成したクーポンやアンケートの配信が可能です。また、一度の配信で3つまで吹き出しを送れます。吹き出しを増やしたいときは、入力欄下にある「+」のマークを押すと、吹き出しを増やせます。
6.メッセージの作成が完了したら、画面上部もしくは下部にある「配信」ボタンをクリックします。これで配信は完了です。もしまだメッセージを編集する可能性がある場合は、「配信」ではなく「下書き保存」をクリックすると下書きとして保存されます。
以上が、LINE公式アカウントでの一斉送信の基本的な手順となります。設定項目は多いですが、これによって柔軟なメッセージ配信が可能になります。特に事前にターゲットを絞り込む機能や予定した時間に自動的に送信する機能は、情報のタイムリーな伝達に役立ちます。送信内容も文章だけでなく、スタンプや写真、動画、クーポンやアンケートといった形で配信できるため、相手の関心を引くメッセージ作成しましょう。
ビジネスにおける一斉送信の活用例
初めに、一斉送信がビジネスにどのように役立つかを理解していただくために、具体的な活用例を挙げます。
【一斉送信の活用例】
・新商品の発売
・セールのお知らせ
・イベントの案内
一斉送信は「最新情報の速報」を伝えるために最適なツールです。顧客に直接メッセージを届けることで、一般的な広告よりも高いエンゲージメントを獲得できます。
また、ビジネスにおける一斉送信の有効な利用法としては、以下が挙げられます。
・「特定の顧客セグメント」への個別メッセージ送信: ""LINE公式アカウント""で事前に顧客をタグ付けしておくと、ターゲットを絞った情報が提供できます。
・「タイムリーな情報提供」:一斉送信では、予約送信を設定できます。これにより、例えば「朝の通勤時間帯」や「昼休み」など、顧客がLINEを見る可能性が高い時間帯に情報を届けられます。
一斉送信をマーケティング戦略に組み込む際に考慮すべき点
本項目では、一斉送信をマーケティング戦略に組み込む際にどのような点に考慮すれば良いかを解説していきます。
具体的に、一斉送信をマーケティング戦略に組み込む際に考慮すべき点は以下の通りです。
1.コンテンツの質:一斉送信は情報を直接顧客に届けるため、その内容は「価値あるもの」でなければなりません。具体的には、顧客の関心を引く「特別な情報」や「限定的な 提案」などが良いでしょう。
2.メッセージの頻度:一斉送信の頻度は「顧客の煩わしさ」を引き起こさないように、慎重に決定するべきです。特に毎日の送信は逆効果となる可能性があります。適度な間隔を保つことで、顧客の関心を維持し、リテンションを高められます。
3.送信のタイミング:「大切なお知らせ」や「イベントの前日」など、情報が最も役立つタイミングでの送信が重要です。例えば、「セールの最終日」などは、リマインダーとしての一斉送信を活用できます。
LINE一斉送信はその便利さ故に、適切な使用を心がける必要があります。迷惑と感じるメッセージの送信は、顧客のブロックや報告につながりかねません。そのため、顧客にとって「価値ある情報」の提供と、「適切な頻度とタイミング」での送信が大切です。
LINE一斉送信のビジネスにおける成功事例
多くの業界・企業が『LINE公式アカウント』を活用していますが、その成功事例の中には、一貫しているポイントがあります。それは「顧客との直接的なコミュニケーションの活性化」です。
具体的に、飲食店や小売店、エステサロン、アパレルメーカーなどがLINE公式アカウントの一斉送信機能を活用して友だち登録数の増大や売上の向上、顧客満足度の向上を実現しています。
まとめ
本記事では、LINEの一斉送信について解説しました。日常的にメインで使用しているチャットとは異なり、一斉送信する際は配信先や配信日時など複数の項目を設定する必要があります。しかし、LINEは初心者でも直感的に操作しやすいUIのため、迷うことなく簡単に一斉送信できます。
ぜひ、LINEの一斉送信を活かして、自社の売上や新規顧客獲得を目指してみてください。また、LINEの一斉送信は、メルマガの代わりとしての活用もできます。LINEはユーザー数が多く、メルマガよりも開封率が高いため、メルマガしかやっていなかった方は、LINEの一斉送信も活用しましょう。
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