(株)ZUUが運営する金融情報メディア『NET MONEY』が7日発表した『2023年6月度 クレジットカード利用実態調査』の結果によると、所有しているクレジットカード1位は「楽天カード」、調査対象の半数を超える人気ぶりで、2位には「イオンカード」が続いていた。
▽関連記事
3Dセキュアはカゴ落ち率約60%、ECサイトで不正被害が減らないワケ
クレカ持ったきっかけの1位は「ネットショッピングに利用したかった」
6月中に、クレジットカードを保有する国内の20代~60代の各年代から男女それぞれ約50人ずつ計506人に聞いた。それによると、初めてクレジットカードを持ったきっかけ(複数回答)は、1位が「ネットショッピングに利用したかった」で41.9%、2位が「現金を持ち歩くのが面倒(キャッシュレス)」で32.6%、3位が「店頭で勧められた」が21.1%となっていた。
所有しているクレジットカードの枚数(複数回答)は、1位が「1枚」で25.3%、2位が「2枚」で24.1%、3位が「3枚」で22.9%と、トップ3が均衡。「2枚以上」持つ人は74.7%だった。
複数枚を所有している理由(複数回答)は、「利用先の特典が良いと思った」(51.3%)、「利用できるブランドを増やしたかった」(41.5%)、「別の特典が欲しいと思った」(20.6%)の順。複数枚持つことで、お得な特典が利用できる、1枚のカードが利用できない場合でも代用できるなど、利用の幅が広がることが考えられる。
選んだ理由の1位は「年会費が無料」
所有しているクレジットカードの1位は「楽天カード(一般)」で55.5%だった。続いて「イオンカード(イオンカードの種類全て)」25.7%、「JCB一般カード」19.1%、「dカード(一般・ゴールド)」17.2%などと続いた。「楽天カード」は2位のクレジットカードに29.8ptの差を付けており、人気があることがうかがえる。
選んだ理由は、1位が「年会費が無料」で62.8%と最多。次いで「還元率が高い」が28.9%、「普段貯めているポイントのカード」が27.3%、「よく利用する店舗での特典が良かったから」が26.7%となっていた。コスパの良さやお得な買い物を求める人が多いことが分かる。
ブランドは、1位が「VISA」で74.5%、2位が「JCB」で58.7%、3位が「Mastercard」で43.3%など。7割超が「VISA」を選択しており、特に利用者数の多い国際ブランドであることが分かる。
利用先のトップ3は「ネットショッピング」「スーパー」「ショッピングモール」
1か月の利用金額は、1位が「~5万円」で34.2%、2位が「5~10万円」で27.1%、3位が「10~20万円」で21.1%。商品購入代金だけでなく、光熱費や通信費などにも利用する場合、2位と3位の「5~20万円」も納得できる。利用限度額については、1位が「分からない」で29.8%、2位が「50~100万円」で21.1%、3位が「20~50万円」で13.8%だった。
主な利用先は、1位が「ネットショッピング」で81.4%、2位が「スーパー」で52.4%、3位が「ショッピングモール」で37.7%。ネットショッピングの利便性や幅広い商品選択肢、割引キャンペーンなどが、主な利用要因として挙げられる。また、日常的な食料品や生活用品の購入でも、スーパーやショッピングモールでの利用が一定のシェアを持っていることから、消費者がポイント還元や特典、支払いの便利さを選択していることが分かる。
貯まったポイントの利用用途は、1位が「ポイント利用サイトで商品や特典と交換」で49.6%、2位が「クレジットカードの引き落とし」で42.9%、3位が「ポイント利用できるコンビニ・スーパー・ショッピングモールで支払い」で37.5%だった。ポイントの活用方法が多様化し、個々のニーズに合わせた使い方が選ばれていることが見える結果となっていた。
▽関連記事
3Dセキュアはカゴ落ち率約60%、ECサイトで不正被害が減らないワケ ECサイトに不可欠な「新オンライン決済」サービスとは?…EC決済総まとめ ▽関連資料
マルチ決済の後払いなら「届いてから払い」
この続きは、通販通信ECMO会員の方のみお読みいただけます。(登録無料)
※「資料掲載企業アカウント」の会員情報では「通販通信ECMO会員」としてログイン出来ません。