2019.04.01 コラム
ECを成長させる秘訣はサンキューメール活用!?…CVRを高めるメルマガ講座(8)
「通販通信」読者の皆さま、こんにちは。メルマガ配信システム「コンビーズメールプラス」などを提供する(株)コンビーズ カスタマイズチーム WEBディレクター奥道です!今回はメルマガの内容についてお届けします!
▽連載一覧
第3回:ステップメールの効果を最大化する4つのポイントとは?
第5回:メルマガがスパム・迷惑メール!?ECがやるべき対策とは
なにかをしてもらったとき、感謝の気持ちを伝えることは、人とのコミュニケーションにおいて、何よりも大切なことです。
それはビジネスの面でも変わりません。
サービスや商品を注文してくれた人、資料請求や会員登録をしてくれた人に対してお礼の気持ちを込めて「ありがとう」を伝えるのがサンキューメールです。
このサンキューメールは、感謝の気持ちを伝える役割のほかに、使い方によっては次のアクションに促すこともできます。
どのような活用方法があるのか、ケース別にご紹介していきます。
サンキューメールはなぜ必要なのか?
サンキューメールは、会員登録や商品購入、資料請求、問い合わせといったなにかしらのアクションを起こした人に対して送る、一番最初の接点となります。
つまり、アクションを起こしたユーザーにとっては、相手の第一印象を決める大切なメールだということになります。
商品を注文したり、メルマガの会員登録などを行った場合のサンキューメールは、お礼をすると同時に登録した内容に間違いがないかの確認の意味合いもあります。そのため、通常配信されるメルマガなどといったメールよりも開封率が非常に高いと言われています。加えて、受信する直前になにかしらのアクションを起こしているため、次のアクションをサンキューメールの中で促すと、次のアクションに進んでくれる可能性も高いのです。
サンキューメールは、書き方ひとつでユーザーの第一印象を良くすることができます。サンキューメールを活用して、スムーズに次のステップに進んでもらえるなど、メリットの多いのが特徴です!
・・・ですが、多くの場合サンキューメールはシステムによって自動的に送られていることが多いのが現状です。当たり障りのない内容のサンキューメールを送ってしまうのは、ハッキリ言ってもったいないです!せっかくの機会を逃さないよう最大限活用していきましょう!
具体的なサンキューメールの活用方法とは?
・ネットショップの場合
例えばネットショップの場合、サンキューメールはユーザーをリピート客に育成するツールとして活用できます。
ネットショップがサンキューメールをユーザーに届けるタイミングは「商品購入直後」です。このタイミングは、ユーザーの機体が心理的に一番高まっている時なのです。
つまり、商品やネットショップに対する興味関心の度合が、高い状態だと言えます。このタイミングでユーザーが欲している情報をアプローチできれば、たとえすぐには購入しなくても、商品やネットショップが記憶に残り、興味や関心を継続させるきっかけにつながります。
例えば、アパレルECのケースでは、「この商品を購入した人は、こんなコーディネートをしています」などと別商品のレコメンドをプッシュすることもできます!健康食品や化粧品であれば、単発購入やお試し購入をしたお客さまに対して、定期購入コースをプッシュすることだってできます。
また、多くのユーザーが利用するネットショップの場合、口コミが大きな役割を果たします。サンキューメールの内容も、明らかに自動送信とわかる事務的な文章ではなく、温かみの感じられる内容が好ましいです。ユーザーに何か困ったことがあった場合、すぐに対応するという安心感を印象付けるような内容にしましょう!
・会員登録の場合
次はメルマガや、Webサイトに会員登録した場合です。
会員登録した直後は、メルマガやWEBサイトに対しての興味が高まっている状態なので、メルマガであればバックナンバーを、WEBサイトであればユーザーの興味がありそうなコンテンツや、サイト内で人気のあるコンテンツを紹介しましょう。さまざまなコンテンツを見ることで、期待感を高めることができるでしょう。
例えば、物販に繋げることもできる会員制度への登録であれば、「新規会員限定!〇日まで全品△%オフ!!」といった特典などを付与してあげて、次のアクションを促すこともできます!
・資料請求の場合
最後にBtoBの場合にも活用できる、「資料請求」やセミナーの申し込みを行った人に対して有効なサンキューメールの使い方をご紹介します!
こちらについても、「資料請求」やセミナー申し込みを行った直後ですから、商品やサービス・セミナーなどへの興味や関心が非常に高まっている状態だと考えられます。関連のある資料を一緒に送ったり、詳しい状況を聞くため営業担当から問い合わせを促すなど、「パートナー」として選んでもらうための問題解決能力をアピールしましょう!
まとめ
人は興味関心が高まっているときに、なにかしらの行動を起こします。
そして、その行動を起こした後に送られてくるサンキューメールは、ユーザーから高い反応が期待できます。
せっかく興味関心が高まっているタイミングに、ただ事務的な確認メールやサンキューメールを送るだけではもったいないですね。
紹介した活用例を参考にして、ユーザーの心理状態をとらえた効果の高いサンキューメールを送りましょう!
筆者:(株)コンビーズ カスタマイズチーム Webディレクター 奥道 綾子
2012年よりWEB通販に特化したファッションアパレル企業にWEBデザイナーとして従事。WEBをはじめ紙媒体を含むデザイン業務全般を担当。2018年5月、コンビーズに入社。
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第3回:ステップメールの効果を最大化する4つのポイントとは?
第5回:メルマガがスパム・迷惑メール!?ECがやるべき対策とは
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