2019.04.04 コラム
多店舗出店のEC・ネットショップを成功に導く一元管理システムとは?
一元管理システムとは
一元管理システムという言葉の意味
「一元管理システム」とは、複数サイトにECショップを出店しているEC・通販会社が、サイトの裏側でそれぞれのショップの受注情報や管理業務などを、まとめて統一的に管理、処理するシステムのことです。複数のショップに出店していると、受注や管理の作業が複雑で煩雑になりがちです。しかし、一元管理システムには、受注処理・出荷処理・メール送信や発注仕入、在庫連携などの、ECショップに必要な機能が搭載されているため、複雑で煩雑な業務のほとんどをシステムで代行でき、効率的にショップを運用することができます。
また、こうして業務が効率化した結果、EC担当者は本来の業務である売上アップ施策に集中できるようになります。
一元管理システムが必要なEC・通販会社
複数モールなどで多店舗運営している会社や、従業員が少なく、担当者の手を煩わせたくない会社は、一元管理システムを導入するメリットが大きくなります。
一元管理システムとは?ポイント①一元管理システムのメリット
一元管理システムで業務を効率化
一元管理システムには、業務を効率化する下記のようなメリットがあります。
・受注情報が簡単に検索できる
・受注終了なのか入金待ちなのか把握しやすい
・すべての在庫状況を簡単に更新できる
・複数のECサイトやネットショップから受けた注文ステータスごとにまとめられる
・データを多角的に分析することができる
・商品情報、商品画像、カテゴリ情報などの沢山の編集情報を一元管理できる
・作業効率が向上する
・在庫情報を素早く更新することができる
・在庫保管、作業時間に係るコストの削減が可能
・商品管理の流れが効率よく進められる
一元管理システムで業務上のミス削減
業務上のミスを防ぐ観点からは、下記のようなメリットがあります。
・多店舗展開での売り違いによるクレーム処理を未然に防ぐことができる
・2度手間やミスを防ぐことが可能
・確認作業の手間を省略できる
・受注状況のステータスをインターネット上で管理できる
・問い合わせについて迅速に対応できる
・データベース化することで必要情報がみつかりやすい
一元管理システムとは?ポイント②一元管理システムで注意すべき点
一元管理システムで失敗しがちな点
一元管理システムで注意すべきなのは、システムを利用する担当者のリテラシーが必要なことです。担当者のスキルによっては、システムを導入しても目的の機能を使いこなせず、導入した目的が果たせないことがあります。また、導入するシステムに求めるものが各部門などで異なっていると、それぞれが違う目的で使用し、使い勝手が悪いシステムになってしまうこともあるので、注意が必要です。
一元管理システムとは?ポイント③一元管理システムを実施するには
一元管理システムにはどんな種類がある?
「助ネコ」
(株)アクアリーフが提供するASP型の一元管理システム。シンプルなステータス画面で、システムの導入から運用までは最短1日と、導入に時間がかかりません。サポート体制の満足度96.2%。「受注管理」「在庫管理」「商品登録」のプランがそれぞれがあり、どちらかを選んで使用することもできます。30日間の無料利用期間があり。楽天Pay(楽天市場決済)にも対応しています。
「ゴクーシステム」
(株)GoQSystemが提供する受注・商品・在庫・売上管理の一元管理システム。店長目線の「あったらいいな」を基にさまざまな機能を搭載しています。受注業務、商品登録、在庫連携、出荷業務、売上・収支などの機能で、業務を効率化できます。完全固定料金で、注文件数が増えても課金されません。
「TEMPOSTAR」
NHN SAVAWAY(株)が提供する複数店舗の受注・在庫・商品を一元管理システム。必要なツールをワンストップで提供し、在庫管理、商品業務、受注管理などのが一元化できます。ネットショップ構築システム「CARTSTAR(カートスター)」とも連携でき、独自ドメインのASPショッピングカートがお得に利用できます。成長に合わせたシステムのカスタマイズも可能。
「まとまるEC店長」
(株)ブランジスタが提供する一元管理システム。「商品管理機能」「受注管理機能」「在庫管理機能」を備え、複数モールで売れた商品の在庫を自動連携し、売り越しリスクを回避。商品管理では、1つの商品データをコピーして複数のモールに一括登録できます。受注管理画面では、複数モールのメール配信・伝票出力などを1つの画面でまとめて処理できます。低コストで利用でき、コストパフォーマンスの高さがウリ。
「ネクストエンジン」
Hamee(株)が提供する業界シェアナンバーワンの一元管理システム。導入時には30日間の無料体験あり。追加費用なしで店舗追加や取扱商品数、倉庫システムと連携できます。
「CROSS MALL」
(株)アイルの一元管理システム。導入から運営までサポート体制が充実しています。複数アカウント、複数拠点でも利用できます。
「アシスト店長」
(株)ネットショップ支援室が提供する一元管理システム。LTVを最大化し、売上アップにも期待できます。複数店舗の運営効率化と、リピート率、引き上げ率アップ施策、人的ミスの削減可能。各種カートや送り状、後払い決済サービスなどとの外部連携もできます。
一元管理システムとはまとめ
一元管理システムが優れている点まとめ
複数店舗の一元管理システムには、大きく分けて、受注管理・商品管理・在庫管理などのを業務を効率化できる点と、業務上の致命的なミスを未然に防止することができる点が挙げられます。
一元管理システムの導入で成功するために必要なこと、まとめ
一元管理システムは、業務効率化やミス削減で大きなメリットがあるのですが、担当者が使用できないと意味がありません。多くのシステムは使いやすい仕様になっていますが、担当者が使いこなせることが前提です。なので、使いやすさや、サポート体制、自社の受注や在庫管理などの業務と相性が良いこと、機能性、安全性などを考慮して、導入する一元管理システムを選ぶのが良いでしょう。
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