2014.08.21 コラム
各種インターネット機能・サービスの利用率、タブレットやスマートフォンがPCを上回る (総務省 平成25年通信利用動...
久保京子の「ネットショップCS情報局」より
総務省では、「平成25年通信利用動向調査」を発表しました。(※) この調査は、平成2年から毎年実施されているもので、世帯及び企業における情報通信サービスの利用状況等に関するデータが広く網羅されています。 23年調査より、世帯のインターネット利用について、家庭内外別利用、スマートフォンを含む端末別利用、ソーシャルメディア利用、データ通信料金等、新しい切り口が加わっています。 中でも、ネット通販に関連性の高い、以下の項目について数回に分けてご紹介します。
(1)インターネットの利用状況・目的
(2)インターネットにより購入・取引した商品・サービス
(3)インターネットで購入する際の最高利用金額
(4)インターネットで購入する際の決済方法
今回は「(1)インターネットの利用状況と目的」に関する、家庭内・外、端末別、性別・年代による傾向について注目しました。
13歳~49歳までのインターネット利用率は9割を超え飽和状況、50~69歳は拡大傾向 。インターネット利用率を年齢階層別の推移でみると、13~49歳までの年齢階層では9割を超えている。また、60 歳以上の年齢階層では、他の年齢階層と比べると低い状況にあるが、50~69歳では高い伸びとなっている。
ネット利用端末、スマートフォンの伸びが顕著に。 20~39 歳の各年齢階層では、スマートフォンがPCを逆転。
平成24年と比較してスマホ31.4%→42.4%、タブレット7.9%→12.4%と伸びている。 スマホ利用率が最も高いのは、20~29歳の83.3%となっている。
ネット利用での「商品・サービスの購入・取引」は家庭内で57.2%、家庭外で29.1%
インターネットの利用目的は、「電子メールの受発信(家庭内:69.9%、家庭外:69.4%)」「商品・サービスの購入・取引(家庭内:57.2%、家庭外:29.1%)」「ソーシャルメディアの利用(家庭内:44.0%、家庭外:49.9%)」が上位となっている。「商品・サービスの購入・取引」について24年度データと比較すると、家庭内で4.5%アップ、家庭外で0.8%アップとなっている。 全体的に家庭内での利用の割合が高い傾向だが、ソーシャルメディアの利用に関しては、家庭外の利用率が上回っている。
利用端末としてタブレットやスマートフォンが、パソコンを上回る傾向
スマートフォンが携帯電話の利用者数を上回る中、全体的に利用端末としてタブレットやスマートフォンが、パソコンを上回る傾向となっている。
「商品・サービスの購入・取引」について前年比でみると、スマートフォン63.6%→66.9%、タブレット67.6%→66.3%、パソコン56.8%→62.1%、携帯電話56.4%→50.0%となっている。
「商品・サービスの購入・取引」は、男女とも20歳代~40歳代までの利用率は6割以上
年代別インターネット利用の機能・サービス(男性)20~29歳(n= 2039) 30~39歳(n= 2384) 40~49歳(n= 2510) 50~59歳(n= 2711) 60歳以上(n= 3808)
年代別インターネット利用の機能・サービス(女性)20~29歳(n= 2199) 30~39歳(n= 2570) 40~49歳(n= 2687) 50~59歳(n= 2847) 60歳以上(n= 2936)
世代別にみると、男女とも40歳代までの方が50歳代以上に比べ、インターネットの各種機能・サービスの利用に積極的であることがうかがわれる。
「商品・サービスの購入・取引」においては、女性が30代(74.4%)、20代(71.4%)、40代(62.1%)、男性が30代(69.3%)、40代(66.6%)、20代(65.4%)と、いずれも6割以上の高い利用率となっている。
利用者、企業共にソーシャルメディアサービスの利用が拡大傾向
「ソーシャルメディアの利用」は、20代(65.5%)、30代(58.9%)、13~19歳(57.2%)となっており、13~39歳におけるソーシャルメディアの利用が5割を超えている。 一方、企業においては、「サービス業・その他」、「卸売・小売業」、「金融・保険業」の約2割がソーシャルメディアサービスを活用している。
(※)総務省 平成25年通信利用動向調査 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
久保京子 内閣総理大臣及び経済産業大臣事業認定資格 消費生活アドバイザー 株式会社フィデス 代表取締役社長 事業内容:ネット通販向け広告法務、Webユーザビリティ、ユーザー調査 WEBサイト:ネットショップのCSを高める情報発信中!/『ネットショップCS情報局』 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【過去のコラム】 通販媒体別利用理由、ネット通販は利便性、品ぞろえ、安さ、カタログは慣れ、TVは「詳細な説明」 25年度の消費者庁の広告表示適正化への取組をチェック! 景品表示法規制強まる。25年度処分件数 過去7年間で最高! JADMAサプリメント登録企業。広告チェックは「社内コンプライアンス部署」が8割以上 改正薬事法施行 医薬品ネット販売正式解禁!押さえておきたい販売ルール
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
※「資料掲載企業アカウント」の会員情報では「通販通信ECMO会員」としてログイン出来ません。
資料DLランキング
-
1
【EC事業者様向け】ECを最短で軌道に乗せる最新のソリューションとは?
-
2
2024年プライムデー速報
-
3
越境ECウェブインバウンド白書2024
-
4
EC売り上げを最大化するマルチチャネル商品戦略
-
5
ECでの商品購入に直結するデジタル広告の実態調査
ニュースランキング
-
1
Rcawaiiで「Happie nuts」復刊キャンペーン
-
2
年末年始、4割が帰省・旅行を中止に…電子マネーでお年玉送金も
-
3
アマゾン、2020年~23年に静岡県へ総額55億円超を投資
-
4
【11月23日9時更新:物流配送状況】日本郵便/ヤマト運輸/佐川急便/西濃運輸/福山通運
-
5
ヤマト運輸、ポイント贈呈キャンペーン「宅急便大還元祭」を開始