2015.02.19 コラム
消えるスムージー、次の流行はココナッツオイル?ライスミルク?
理系博士コンサルタント・栗山雄司のコラム 「販売重視型の健康食品OEM製造&原料開発」より
ここ最近、めっきりスムージーの案件も減ってしまいました。 一部の商品を除き、徐々に消えていくのでしょうね。 まあ、一方で、ポリデキストロース系のスムージーは売上が落ちてそうですが、量販店では流通しない穀物素材系のスムージーは、まだまだ好調なようです。
さて、次は、何が来るのでしょうか? 良く聞くのは、ココナッツオイルですね。ココナッツオイルは、トランス脂肪酸フリーで、中鎖脂肪酸が多いので、ダイエットニーズで利用されるようです。ココナッツオイルは、一昨年あたりからココナッツジュースと共にハリウッドセレブの間で人気という情報が入ってきましたが、昨年秋口頃から日本でも急に伸びてきているようです。 ジャー瓶のものは、ココナッツ特有の臭いが苦手な人もいるので、ソフトカプセルのニーズもあるようです。 今は、ココナッツオイル単味のものが中心ですが、乳化しないで良い油系副材を入れていく工夫も必要かもです。 単味だと、価格と量の勝負になっちゃいますからね・・・。
ライスミルクは、日経トレンディ―でも食品部門で4位に入っているので、注目はしておきたいと考えています。紙パックに入ったものがハリウッドでも流行り始めているようなので。ライスミルクといっても、米の汁です。商品化する場合、基本、米粉を使います。 ただし、ライスミルクは、あまり美味しくない、日持ちしない、牛乳より栄養価が高くないなどの問題点もありますので、それらを克服した商品の開発が求められるのでしょうね。 うちには、米のプロがいるので、商品開発を任せておこうと思っています。
一方、流行物は、商品寿命が短いです。 一番手しか儲からないことも多々あります。 そこを注意しながら、弊社も展開していければと思います。
■プロフィール
理系博士コンサルタント・栗山雄司 博士(水産学)、食品保健指導士、健康管理士。富山県滑川市出身。 (株)アンチエイジング・プロに所属し、健康食品の商品戦略と販売戦略のコンサルを行っている。
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