2015.10.22 調査・統計
CMとネット広告の連動配信、CM単体より理解度が10%上昇
ソネット・メディア・ネットワーク(株)がこのほど発表した(株)ゼータ・ブリッジと共同開発した「テレビCMリアルタイム連動型広告配信」の実証実験の結果によると、「テレビCMとインターネット広告配信(DSP)」を連動配信すると、30分以内の広告配信視聴で、「テレビCM単体」に比べて認知・特徴理解が約10%上昇したことがわかった。テレビCMとインターネット広告を連動した場合、商品の対象者の年代層、視聴環境、時間帯を整備することで、一定の相乗効果が見込めることがわかった。
同実証実験は、関東・関西・京都・福岡エリアでテレビCMを放送後、60分以内にインターネット広告を配信し、「放送から30分間以内」と「放送から31分以降」のCTR(広告が表示された際にクリックする割合:クリック数÷インプレッション数)を比較するもの。広告配信方法は、DSP(広告主の広告配信効果を最適化するためのプラットフォーム)による配信。配信端末はスマートフォン・タブレットで、対象CMはピーチ・ジョンの下着ブランド『PJ model’s(PJモデルズ)』シリーズ。
全時間帯でのテレビCM放送後の広告配信のCTRは、30分以内の配信が31分以降の広告配信より高い傾向があった。全時間帯と比較して、7時~9時台・22~24時台でCTRが高くなった。
CM終了後に20~39歳の女性1735人を対象としたWEB調査を実施したところ、「テレビCM単体」の視聴より、「テレビCMとDSP」の組み合わせの方が、理解度が高かった。このうち30分以内の広告配信視聴は、「テレビCM単体」と比較して認知・特徴理解が約10%上昇した。好意度・購入意向は、「テレビCMとDSP」の組み合わせの方が、「テレビCM単体」の視聴より若干上昇する傾向があった。
これらの結果から、テレビCMとDSPの連動配信は、ブランドの初期理解の向上に寄与すると推察でき、テレビCMとネット広告を連動して視聴できる環境を整備すれば、より親和性が高いプロモーションが展開できる、とした。また、効果が高い連動配信をするタイミングは、販促する商品の購入対象者のライフサイクルに沿った時間帯を絞り込むことが重要、と指摘した。
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