2016.04.05 調査・統計
越境EC出店者の47%「日本で売れない商品が海外では売れる」
イーベイ・ジャパン(株)が5日発表した調査「国内における越境ECのイメージおよび浸透度」によると、越境EC出店者の47.6%が「日本では売れない商品が海外では売れる」と回答していることがわかった。
同調査はECサイト出店を業務とする412件のサンプルを対象にしたインターネット調査。調査期間は2015年12月11~15日。
越境EC出店者(n=103)に越境ECを始めたきっかけを質問したところ、「日本では売れない商品が、海外では売れる」が47.6%でトップ、「日本よりも高い価格で販売できる」が46.6%で2位、「購入者が日本よりも多い」が40.8%で3位となった。
越境EC出店国では、1位が「米国」で前年比3.9ポイント減の64.1%、2位が「中国」で同6.8ポイント増の53.4%、3位が「アジア地域(中国以外)」で同11.7ポイント増の51.5%、4位が「ヨーロッパ諸国(英国以外)」で前年と同じ39.8%、5位が「英国」で同1.9ポイント増の33%となった。中国をはじめとするアジア諸国での取引が増加する傾向があった。
事前調査段階で越境ECをしていない人(n=335)に対し、越境EC出店の意向を聞いたところ、「出店してみたい」が29%、「やや出店したい」が26.6%となり、半数以上が越境EC出店に前向きな考えを持っていることがわかった。また、「出店したくない」など越境ECへの出店に否定的な回答は22.4%となった。
越境ECをしていない人(n=309)に対し、「越境EC出店に抵抗があるか」と聞いたことろ、「抵抗なし」が37.5%、「抵抗あり」が62.5%となった。「抵抗なし」回答の代表的な意見は「トラブルに関しては国内も外国も差異は感じない」「他社も続々と出品している」など。「抵抗あり」回答の代表的な意見は、「(言葉の違いで)相手とコミュニケーションをとれる自信がない」「決済に信頼ができない。配送ができるか不安」「トラブルが起きた時に十分なサポートが受けられないイメージ」などだった。
「困った時にサポートしてほしいと感じること」を越境EC出店者に聞いたところ、トップが「充実したFAQ」で同15.5ポイント増の48.5%と、前年の5位から1位に浮上した。2位は「メールでの質問受付」で4.9ポイント減の43.7%、3位は「オンラインセミナー」で同3.9ポイント増の39.8%となり、オンライン上でのサポートに対するニーズが高まっていた。
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