マイボイスコム(株)が14日発表した「定額制音楽配信サービスに関するインターネット調査」によると、直近1年間で最もよく利用された定額制音楽配信サービスは、「Amazon Prime Music」(40.7%)だった。
同調査は、「MyVoice」のアンケートモニター約1万人が対象の調査で、調査期間は9月1日~5日。
音楽配信利用者はAmazonが増加・Appleは減少の傾向に
普段、どのような音源・音楽コンテンツを利用しているかを尋ねたところ、1位が「CDを買う」(37.5%)、2位は「YouTubeなど動画サイトを利用する」(31.8%)、3位は「CDをレンタルする」(25.2%)の順になった。「無料ダウンロード」は17.6%で4位、「有料ダウンロード」は11.8%で5位となり、今回調査対象となった「定額制音楽配信サービス」を利用している人は全体の3.8%だった。
また、直近1年間に定額制音楽配信サービスを利用した人は全体の8.3%。10~30代で1割強、男性20代では2割弱となっている。定額制音楽配信サービスの利用意向については、若年層で比率が高く、10代で2割強、20代で1割強だった。
直近1年間で利用した定額音楽配信サービスは、トップが「Amazon Prime Music」(40.7%)で、2位は「Apple Music」(14.7%)となった。「LINE MUSIC」「dヒッツ」「Spotify」「Google Play Music」はそれぞれ7~9%だった。過去調査と比べて、「Amazon Prime Music」は利用者が増加する一方、「Apple Music」は減少傾向にあることも明らかになっている。
利用者にサービス選定時の重視点を尋ねたところ、45.6%が「月額料金」と答え、他の回答を大きく引き離す結果に。次いで「無料版・無料お試しの充実度」「楽曲の曲数」「好きなアーティストの楽曲の充実度」が各2割強で上位にあがっている。さらに「月額料金」が増加傾向にあるほか、男性20・30代では「楽曲の曲数」が他の層より高いといった特徴が見られた。
定額制音楽配信サービス利用者の平均利用月額については、「0円」が28.7%、「1円~300円未満」「300円~400円未満」が各2割という結果に。中でも、プライム会員になると100万曲以上の楽曲や数百のプレイリスト・プライムラジオが聴き放題になる「Amazon Prime Music」の主な利用者では、「1円~300円未満」「300円~400円未満」と答えた比率が高くなっている。また、「dヒッツ」の利用者では「500円~700円未満」、「Google Play Music」では「700円~1000円未満」の比率が高かった。
定額制音楽配信サービスを利用したい理由、利用したくない理由については、「利用したい」と答えた人では、「一定額しか気にしなくて済む」(女性20歳)、「CDを買ってまで聞きたいと思わない時に便利」(男性46歳)などの回答が。一方、「利用したくない」と答えた人からは、「聴きたい音楽が毎月定期的に聴けるわけではない」(女性57歳)、「ストリーミングではなくオフラインで聞きたい」(男性35歳)、「好きな曲だけがほしい」(女性25歳)などの声があった。
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