2018.05.10 通販会社
ディノス・セシール、単品通販の新事業部門を設立…第3の柱へ
(株)ディノス・セシールは4月から、化粧品の単品通販事業を「リテンションマーケティング事業」として新たな事業部門として分けた。同事業部門を「ディノス事業」「セシール事業」に次ぐ第3の柱として拡大させたい考え。
LPS化粧品ブランド「イミニ」を強化へ
ディノス・セシールではもともと「imini(イミニ)」「LaDina(ラディーナ)」の2つの化粧品ブランドを持ち、単品通販を手がけてきた。
「イミニ」は玄米由来のLPS(パントエア菌)を配合したエイジングケア化粧品シリーズ。オールインワン化粧品の「イミニリペアセラム」を中心にラインナップをそろえている。6月には、季節商品として日焼け止めクリーム「iminiロングフィットUV」を発売する。ディノス・セシールでは、LPSのエビデンス研究にも積極的だ。「イミニ」シリーズの製造販売元である自然免疫応用技研(株)を中心とする産官学連携のLPS応用研究・臨床研究を進めている。「ラディーナ」では卵殻膜化粧品シリーズをラインナップしている。
1化粧品ブランドとしての存在をさらに確立へ
リテンション事業本部の泉奈越子本部長は「単品通販は、当社の主事業である総合通販事業とは収益構造や必要なノウハウも違う。フルフィルメントまわりについても独自のノウハウを持って実務をこなしてきた。15年10月にイミニブランドが立ち上がって以降、大きく伸ばしてきたことからも、一部門として切り離して事業を推進して行く運びとなった」としている。「社内インフラは最大限活用しながらも、『ディノス・セシールの化粧品』という打ち出し方をするのではなく、一つの化粧品ブランドとして認知を高め、ブランド力を高めていきたい」と話す。
新規獲得については、ディノス・セシールのハウスリストを活用した同送同梱、インフォマーシャルや新聞広告で顧客を獲得している。「現時点でウェブ広告の出稿ボリュームはまだまだ低い」(泉本部長)としており、今後はウェブ広告活用を推進して行く考え。
リテンションマーケティング事業部は、泉部長を中心にディノス・セシール出身のメンバーや、外部での単品通販企業での経験をもつ9人で構成しているという。泉本部長は「これまでは、ディノスやセシールの業務を担当するメンバーが兼務する形で事業を推進してきていた。一事業部としてやることになり単品通販に専念できるようになった。フットワークも軽くなり、意思決定のスピードを早くすることもできている」と話している。
泉奈越子本部長「3年後、売り上げを現在の5倍に」
「現時点の最重要課題は基幹商品である『イミニリペアセラム』を育てること。今後は例えばメーキャップ用品の拡充などもしていきたいと考えている」(泉本部長)とした。また、「LPSという素材の特性を生かして、健康食品分野にも着手する可能性も十分ある」(同)と言う。
「現時点の売り上げは全社で見るとまだ微々たるもの。ただ、これまでに高い成長率を記録できている。中期的な目標としては3年後に事業部に売上高を5倍まで高めたい」(泉本部長)と意気込んでいる。
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