こんにちは!通販通信・スタートアップECコンサルタントの久保泰隆です。この連載では「ネット通販(EC)を始めたい!」と考えてはいるけれど、「知識がない」「ノウハウがない」「どうしたらいいかわからない」「何から手をつけたらいいかわからない」という企業や担当者の方のために、ECについての講座をお届けしています!
▽連載記事
第1回:通販・ECを始めるために必要なこと
第2回:リピート通販参入に必要なこと
第3回:アパレルEC開設におすすめなカートとは?
■雑貨ECを成功させたい!そのために必要なコト・モノは?
これまでに、健康食品・化粧品といったリピート通販、アパレルECをやりたい方向けに、カートシステムの紹介を中心に取り組むべきコト、押さえておくべきポイントについて解説してきました。今回は、「雑貨ECを立ち上げて成功したい!」という方に向けて役に立つ情報をお届けしていきます!
この連載の、第1回の記事で売り場は決まったと思います。この記事では「雑貨ECを独自ドメインで成功させる!」という方向けの、カートシステムの紹介を中心に書いていきます。「モールで頑張る」という人にもきっとお役に立つ内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでください!
■通販通信編集部厳選!雑貨ECを始めたい人が選ぶべきカート5選
さて、独自ドメインで雑貨ECを手掛ける場合、具体的にはどんなものが最適でしょうか?まずは、通販通信編集部が厳選した「雑貨ECを始めたい人が選ぶべき」、カートシステム5選をご覧ください!
「そもそもカートシステムってどんな種類があるんだっけ・・・」という人は、まずは第2回の記事をご覧ください!
インターネットの特別な知識がない人でも「簡単に」「本格的な」「おしゃれな」オンラインショップを作成することができるサービスです。ネットショップのノウハウを「STORES.jp OFFICIAL Magazine」にて紹介しており、ネットショップの開業のサポートをしています。
★STORES.jpご利用ガイド
「 ECパッケージのあり方を再定義する」というコンセプトのもと、ゼロベースで開発したクラウドECパッケージです。業務フローをもとに設計された多数の機能を備え、そこから引き算する形でシステム構築(設定)を行うため、短納期・低コストで理想のシステムを構築できます。拡張性のあるMSA(マイクロサービスアーキテクチャ)の採用により、外部システム連携を容易に実現します。
★カスタマイズ出来るクラウドEC「ecOrigins」ご紹介資料
CARTSTAR(カートスター)は売り手の本気に応える、ASPショッピングカート・ネットショップ構築サービスです。自社ECサイト(本店)を作り、店舗運営において「手厚い接客」と「効率運営」を両立・実現させることが出来ます。
★自社EC(本店)で「手厚い接客」と「効率運営」を両立/ASPショッピングカート
さて、今回も「どれを選ぶべきかわからない・・・」と悩んでしまう読者に向けて、お手伝いをいたします!
まずは何よりも大事なのはどんな「戦略」で雑貨ECを運営していくか、です。口を酸っぱくして言い続けておりますが、【戦略=ターゲット×ターゲットに提供できる価値】、です!
これからオープンさせる予定の雑貨ECのターゲット像はきちんと出来上がっていますか?「まだフワフワしている・・・」なんて思っているなら「競合ECサイトの分析」や、「紙媒体の雑誌を使った顧客分析」に、まずは取り掛かりましょう!
■戦略立案のカギは「フォロワー」と「差別化」だ!
「ターゲット像は見えてきているけど、提供できる価値が・・・」などと思っていませんか。今回は、そこについてもアドバイスをしましょう。どんな局面においても戦略とは、「フォロワー戦略」と「差別化戦略」の二つが突破口になります。
・「フォロワー戦略」とは?
「フォロワー戦略」とは、売れているECサイトなど、上手くいっている人たちの取り組みを真似をすることです。法に抵触しかねない「丸パクリ」を推奨しているわけではありません。例えば、「あのライバル店は後払い決済を導入している」「別のライバル店は、レスポンシブウェブデザインを採用している」などといった特長や機能をピックアップし、自社でも取り入れていきましょう。
・「差別化戦略」とは?
次に「差別化戦略」とは、「他がやっていないことをやる」のです。が、難しく考える必要はありません。例えば、「あのライバル店は、代引きとクレジット決済しかやっていないから、うちはそれに銀行振込や後払いもやろう」とか、「別のライバル店はポイント制度はやっていないから、うちはやろう」とか「さらに別のライバル店は、独自ドメインしかやっていないから、うちはモールにも出してみよう」などなど・・・ライバルが取り組んでいることにプラスワンするだけで、差別化できるポイントは作り出せるのです!
さあ「戦略」は見えてきましたか?では、読者の皆さんがオープンしている・したい雑貨ECのターゲットと提供できる価値を掛け合わせて、どんなカートが最適か考えてみましょう。
例えば、ターゲットを「部屋をオシャレに飾りたい20代後半〜30代くらいの一人暮らしの女性」、カート機能で提供したい価値として「パソコンでもスマホでもストレスなく商品を吟味できるサイトデザイン」などが考えられるのではないでしょうか。となると、導き出される戦略は「女性がレスポンシブウェブデザインを採用した、パソコンでもスマホでも」などが考えられるのではないでしょうか。となれば、カートシステムに絶対求める機能としてレスポンシブウェブデザインを実装できる、という条件が見えてきますよね。
戦略を立てて、成功する独自ドメイン雑貨ECを作り上げましょう!
今回の記事までで、「どんな場所にお店を出すか」、「売り場」の中身、レジの機能までが決まったのではないでしょうか。次回からは、「物流」にフォーカスした記事をお届けします!
(久保泰隆)
▽連載記事
第1回:通販・ECを始めるために必要なこと
第2回:リピート通販参入に必要なこと
第3回:アパレルEC開設におすすめなカートとは?
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