2019.06.09 コラム
転換率=CVRを高めるWEB接客ツールとは!?19年上半期の動向は?
EC・ネットショップを運営していく中で「WEB接客ツール」なるものを耳にしたことがあると思います。この記事では、WEB接客ツールとは何か、どんな種類・サービスがあるかについて説明していきます。そして、19年上半期のWEB接客ツールの最新動向までお伝えします。
WEB接客ツールってそもそも何なの?
ECを運営していくにあたって、転換率=CVR(コンバージョンレート)は非常に重要な要素です。折角サイトに来てくれても、買ってもらえなければ商売あがったりだからです。そんな転換率=CVRを高めるのに役立つのがWEB接客ツールです。リアルのお店では、ディスプレイしてある商品について例えば「色違い」「サイズ違い」「容量違い」が欲しいと思った時、店員さんに接客してもらいますよね。それをWEB上で実現できるのがWEB接客ツールです。
ECのWEB接客ツールの種類は、「レコメンド系」「離脱防止系」「チャットボット」「サイト内検索」に大別できます。
「レコメンド系」はAIなどを駆使してユーザーの閲覧・検索行動などから興味関心が高そうな商品を提案するものです。サイト上はもちろん、メールやメッセージアプリでもレコメンドが活躍します。
「離脱防止系」は買い物カゴに商品は入れたけど決済まで進まない、といったカート落ち・カゴ落ちや商品ページを閲覧してもなにもせずページから離れてしまうといった離脱を防止します。主にECサイトのページ上で活躍するものです。
「チャットボット」は、ユーザーがサイトに来てこまっていることなどについてAIによる自動応答のチャットを使って対応するものです。
「サイト内検索」とは、ユーザーがECサイト上に設置された検索窓を使って商品を探すとき補助してあげるような機能です。例えば、ファッションブランドの場合「アディダス」ひとつとっても、カタカナで検索したり英語で検索したりと幅があります。さらに英語の場合はスペルの打ち間違えといったことも想定されます。そうした検索語の「ゆれ」に対応して、0件ヒットをなくしたりするのに役立ちます。
WEB接客ツールとは具体的にどんなものがあるの?
実際に世にあるWEB接客ツールにはどんなものがあるのでしょうか?「レコメンド系」「離脱防止系」「チャットボット」「サイト内検索」ごとに主要ツールを紹介します!
(サービス名/運営会社名)
・レコメンド系
・コンビーズレコ(株式会社コンビーズ )
・ファンレコ(富士ソフト株式会社)
・さぶみっとレコメンド(株式会社イー・エージェンシー)
・ZERO ZONE RECOMMEND(ZETA株式会社)
・Logreco(株式会社ALBERT(アルベルト))
・おてがるレコメンド(ヴォイス株式会社)
・NaviPlusレコメンド(ナビプラス株式会社)
・Rtoaster(株式会社ブレインパッド)
・レコキット(株式会社日本クラウディア)
・パーソナライズド・レコメンダー(株式会社アピリッツ)
・SILVER EGG TECHNOLOGY(シルバーエッグ・テクノロジー株式会社)
・EC-suiteレコメンドエンジン(株式会社スプレンダーコンサルティング)
・EC RECOMMENDER(エクスプロージョン株式会社)
・deqwas.RECO(サイジニア株式会社)
・オムニチャネルレコメンデーションツールResonance(株式会社パブリックアイデンティティ)
・離脱防止系
・KARTE(株式会社プレイド)
・FLIPDESK(株式会社フリップデスク)
・Ve(Ve)
・BeMattch(株式会社ピアラ)
・ZenClerk(エモーションインテリジェンス株式会社)
・Site Personalizer(株式会社ショーケース)
・TAGMENT(ピコもん株式会社)
・Sprocket(株式会社Sprocket)
・ec-CONCIER(NTTドコモ)
・コンバージョン率 自動アップ ヒキアゲール(KDDI株式会社、株式会社プロジェクトニッポン、株式会社 KDDIウェブコミュニケーションズ)
・f-tra(株式会社エフ・コード)
・KaiU(コンバージョンテクノロジー株式会社)
・zopim(フォー・フュージョン株式会社)
・OK SKY(株式会社空色)
・LiveCall(スピンシェル株式会社)
・3S[stop+suggest+support](ムーヴ株式会社)
・chamo(株式会社チャモ)
・Make Repeater(GMOメイクショップ株式会社)
・チャットボット
・チャットディーラー(株式会社ラクス)
・GoQSmile(株式会社GoQSystem)
・qualva(株式会社PROFESSY)
・Re:lation(株式会社インゲージ )
・通販AIチャットボット(株式会社ダーウィンズ)
・サポートチャットボット(ユーザーローカル)
・Virtual Agent(株式会社アイスマイリー)
・OKBIZ.for AI Chatbot(株式会社オウケイウェイヴ)
・KARAKURI chatbot(カラクリ株式会社)
・サイト内検索系
・sui-sei(株式会社 神戸デジタル・ラボ)
・goo Serch Solution(NTTレゾナント株式会社)
・SLI SYSTEMS(提供:株式会社理経)
・ポップリンク(ビジネスサーチテクノロジ株式会社)
・NaviPlusサーチ(ナビプラス株式会社)
・Advantage Search(株式会社アピリッツ)
・MARS FLAG(株式会社マーズフラッグ)
・ZERO ZONE SEARCH(ZETA株式会社)
・Universal Knowledge(ユニバーサルナレッジ株式会社)
・デジアナコミュニケーションズ(株式会社スカラコミュニケーションズ)
WEB接客ツールの最新動向は?
通販通信では、WEB接客ツールに関するニュースを多く取り上げています!19年上半期に取り上げたニュースでは、テレビショッピング大手の「ショップチャンネル」にレコメンドエンジンが新たに追加されるなどの内容を扱っています。
ジュピターショップチャンネル(株)はこのほど、サイト内でのユーザー体験を向上を目的に、テレビ通販番組と連動した通販サイト「ショップチャンネル」に、ZETA(株)のレコメンドエンジン「ZETA RECOMMEND」を導入した。
・18年度AIビジネス市場、5301億円…約20年後は5.4倍に
(株)富士キメラ総研が7日発表した18年度のAIビジネスの国内市場は5301億円を見込み、30年度には5.4倍の2兆1286億円に達すると予測している。
・チャットボット利用者、7割が「便利」…会話の不自然さに不満の声も
NTTレゾナント(株)が5月30日発表した「チャットボット」に関する調査結果によると、利用者の7割が便利さを実感する一方で、およそ半数の人が不満を感じたことがあると答えている。
・リピスト、問い合わせ対応管理システムRe:lationと連携
(株)PRECSは9日、同社が提供する単品通販・定期購入/頒布会通販に特化したカートシステム「リピスト」と、高機能総合通販カートシステム「PRECS」が、(株)インゲージが提供する問い合わせ対応コミュニケーションクラウド「Re:lation(リレーション)」との連携を開始したことを発表した。
(株)朝日新聞社は22日、同社が運営するメディアコマースサービス「AERA STYLE MAGAZINE(アエラスタイルマガジン)Web」で、掲載された商品のスペックに対する問い合わせや、在庫保有店舗の確認などを行うチャット接客サービスを開始する。同サービスには(株)空色が開発・提供するチャットサービス「OK SKY(オーケースカイ)」を採用している。
・電話注文もAIが24時間受付!オイシックス・ラ・大地が実証実験
オイシックス・ラ・大地(株)は15日、NTTコミュニケーションズ(株)の「コンタクトセンターDXソリューション」を活用したAI応対の実証実験を開始した。
同実験では、オイシックス・ラ・大地が運営する「大地を守る会」の注文受付窓口(会員サポートセンター)に、対話型AIエンジンとRPAを組み合わせた同ソリューションを活用。
・アフィリエイトのRobee、AIでサブスクの解約防止機能を追加
(株)Macbee Planetは6日、同社が開発したアフィリエイトプラットフォーム「Robee」に、サブスクリプションコマースを行うECサイト事業者に向けの解約防止機能を追加した。同機能により、解約手続きをしようとしている顧客の解約理由をAI(人工知能)が分析し、理由に応じた解約防止を行うことが可能となる。
※「資料掲載企業アカウント」の会員情報では「通販通信ECMO会員」としてログイン出来ません。
資料DLランキング
-
1
【EC事業者様向け】ECを最短で軌道に乗せる最新のソリューションとは?
-
2
2024年プライムデー速報
-
3
越境ECウェブインバウンド白書2024
-
4
EC売り上げを最大化するマルチチャネル商品戦略
-
5
ECでの商品購入に直結するデジタル広告の実態調査
ニュースランキング
-
1
レシピと食材をセットに…Oisix「手作りおせち」の予約受付開始
-
2
メタバース事業化、9割以上が失敗…人材不足などが要因に
-
3
モルカー×ゴディバのZOZO箱、ランダム梱包で配送開始…限定100万個
-
4
楽天グループと日本ロレアル、パートナーシップ契約締結へ合意
-
5
コスメ際「@cosme BEAUTY DAY」、限定アイテムなど最新情報を公開