今年のお歳暮シーズンに、新たなお歳暮スタイル『ポ歳暮』が登場した。楽天(株)は15日、お歳暮・クリスマス・おせち料理・年末セールなど、宅配が集中する年末シーズンに向け、再配達が発生しないポスト投函型の新商品「ポスト投函型ギフト『ポ歳暮』」を発売した。そのほか、クリスマス、お節料理に向けても、ECモール「楽天市場」の出店店舗と共同開発したオリジナル商品を順次投入する。
年末商戦のニーズが多様化
楽天市場の、お歳暮やクリスマス、おせち関連商品の売上は、2016年から18年で1.3~1.4倍に膨らんでいる。特にギフト商品の売上が、楽天市場の年末商戦をけん引しているという。また、年末商戦は、ユーザーのライフスタイルの変化に伴ってニーズも多様化。定番ブランドだけでなく、相手のニーズに沿った商品を贈るなどの変化も生まれているという。
「ポ歳暮」でお歳暮の再配達解消
楽天市場のお歳暮関連商品数約2万点あるが、ギフト需要が高まる11月から年末年始にかけて、宅配便の荷物が一層増えることが予想されている。
近年はこの時期に宅配便が集中し、荷物の遅配が起きている。このことから、楽天は再配達問題を削減すべく、贈り手側に受け取りの手間を与えない「ポスト投函型ギフト」を考案。『ポ歳暮』の名で、新たなお歳暮スタイルとして提案している。商品の厚さを薄くして、日本郵便の「ゆうパケット」、ヤマト運輸の「ネコポス」など、ポスト投函型の配送サービスに対応し、再配達を防止する。
また、「楽天市場」のお歳暮に関する意識調査(N=1000人)によると、再配達経験者は約7割、再配達を申し訳ないと思う人が約9割存在する。このことから、『ポ歳暮』は再配達削減だけでなく、ギフトを送る側と受け取る側にも配慮した商品となっている。
『飛躍を願う魔法のおだし de ふりかけ』
『幸せの箸渡し名入れギフト』
『よろ昆布ギフト』
用意したのは、いずれも人気出店店舗で「昆布専門問屋 源蔵屋」の『よろ昆布ギフト』(税込2980円)、「漆器かりん本舗 弁当箱と木製食器」の『幸せの箸渡し名入れギフト』(同2750円)、「よか魚ドットコム」の『飛躍を願う魔法のおだしdeふりかけ』(同2160円)など。
15日から予約販売を開始し、11月1日に特設ページ「いつでも受け取れる!ポスト投函OKギフト」を公開する。
クリスマスは「自宅で過ごす派」が急増?
『ヨーロッパの10種のチーズなどが入ったアソートセット!』
『京都の地ビールをクリスマスまで毎日飲み比べ黄桜ビアツリーアソート』
消費税増税による節約意識の高まりと、平日にあたることから、今年は「自宅で過ごすクリスマス」が例年以上と予測。いずれも、クリスマス前から楽しめる「おうちクリスマス」アイテムを揃えた。「ハイ食材室」からは、チーズを食べ比べできる『ヨーロッパの10種のチーズなどが入ったアソートセット!』(同3218円)、「黄桜」からは『京都の地ビールをクリスマスまで毎日飲み比べ黄桜ビアツリーアソート』(同3780円)など。
さらに、楽天市場限定の「大人のためのアドベントカレンダー」も作成。クリスマスまでの日数を数えるために使うカレンダーで、日にちの小窓を開けると中にはお菓子? 楽しみにしながらカウントダウンできる商品だという。11月1日から各店舗で販売する。
おせち料理は「オフィス」「クリスマス」「だけ」がブーム?
ユーザーの正月の過ごし方は多様。さまざまなシーンに広がるおせちの楽しみ方のひとつとして、オフィス向けのおせちを人気出店店舗「博多久松 楽天店」と共同開発。取り分け不要なお弁当スタイルの『1段おせち』(同8940円)を販売中だ。年明けの仕事始めの時期まで配送可能という「オフィスおせち」で、同僚とおせちを味わいながら、気持ち新たに新年を迎える時間を提案している。
そのほか、クリマスでも配送できる洋風おせち「クリスマスおせち」、肉やスイーツなど好きな食べ物だけをおせちにした「“だけ”おせち」がキーワードになると予測した。
楽天市場では15日から、これらの「お歳暮」「クリスマス」「おせち」をはじめ、多彩な「冬ギフト」を集めた特集ページ『2019年はコレがくる!今年注目の冬ギフト&年末グルメ』を開設。さまざまな商品ジャンルのトレンドを、楽天市場限定の新商品と併せて紹介している。
■特集ページ「2019年はコレがくる!今年注目の冬ギフト&年末グルメ」
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