2018.06.10 通販系書籍
ECサイト[新]勝つための法則119
EC事業支援とオムニチャネル支援に特化し、クライアントの「売上最大化」と「業務効率化」の両面を実現するECマーケティング企業「株式会社いつも」が、7000社の支援の実績に基づく、繁盛店が実現している「売上アップの鉄則」をまとめた1冊。
本の構成は、「戦略・計画」、「品ぞろえ」、「売り場」、「集客」、「接客」、「分析・体制」、「オムニチャネル」から成る。収録したノウハウは、類書を圧倒する119本・272ページだ。特に売り場に関しては84ページも割いて、商品カテゴリーごとの写真の撮り方、必要枚数から、具体的なページ作りまで解説している。筆者がいかに売り場作りを重要だと考えているかがうかがえる。
本書はオールカラーで、サイトのキャプチャー画面や図表が多用されており、キーワード解説も充実していて非常に分かりやすい。
Web業界のここ数年の大きな関心毎である「ソーシャル活用」、スマートフォンなどの「マルチデバイス対応」に関するノウハウも多数収録。小売業界の最大の関心事である「オムニチャネル」対応にも1章を割き、概念の理解から戦略立案、実践できる施策レベルの解説まで盛り込んだ。
「集客」の章でなぜSNSに触れてLINEに触れないのかと思っていたら、「オムニチャネル」の章で触れていた。筆者はLINEをリアル店舗の販促には有効だと思っていても、EC専業が取り組むのはイマイチだと考えているようだ。
また、本店サイトの場合と、楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazonなどのモール出店の場合の施策が分けて書いてあるところも非常に親切だと思った。今話題の越境ECのコラムも興味深かった。
商材のパターンのページで、美容商材をオリジナル性が高く低単価なゾーンに、アパレルをオリジナル性が高く、高単価なゾーンに分けていたり、ちょっと首をひねってしまうページもあったが、これからECを始めようという会社、ECの売上が行き詰っている会社、次のステージを目指すECの会社には、非常に示唆に富んだ1冊だと思った。
本書は激動のEC業界で生き残るためのバイブルを目指して執筆されたという。オムニチャネル化をはかる会社にも、EC専業の会社にも必見の本だ。
【著者プロフィール】――――――――――――――――――――――――――――――
株式会社いつも
EC事業支援とオムニチャンネル支援に特化し、クライアントの「売上最大化」と「業務効率化」の両面を実現するECマーケティング企業。具体的には、売上アップコンサルティングやサイト構築、デザイン、プロモーション、運用、物流・バックヤード支援サービスをワンストップで提供している。
約8年間で7000社超の企業の取引実績を持ち、東京、大阪、福岡、沖縄にオフィスを展開。楽天市場、Yahoo!ショッピング、ポンパレモール、DeNAなどもモールから、自社ECサイト、紙通販、リアル店舗、越境EC、B2B通販までの総合支援を行っている。
http://itsumo365.co.jp/
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