2019.11.26 コラム
ネットショップ開設してみよう!無料でも作れるサービスの選び方
ネットショップってどんなもの?個人でもできるの?
あなたもよく利用する「ネットショップ」ですが、実は様々な種類のネットショップが存在し、数えきれないほどの店舗があることをご存知でしょうか?
Amazonや楽天市場などの有名で何でも取り扱っている大手のモール型ネットショップや、会社や企業が独自に営んでいるネットショップ、個人で営んでいるような小さなネットショップまで世の中には数えきれないほどのネットショップが存在します。
このように、ネットショップといえども誰もが知っているような超大手から誰にも知られていないような路地裏の名店のような無名のネットショップまで様々な店舗が存在しているネットショップですが、これだけの数のネットショップが存在する理由は「難しいことがわからなくても誰でも簡単に作れるサービス」もあるからなのです。
特別な資格や準備資金がなくてもかんたんに作れるネットショップ。あなたも作ってみませんか?
ネットショップ開設するのに費用はかかるの?
ネットショップには様々な種類があると言った通り、複数の開業方法があります。
ネットショップは、大きく分けて4種類の形態があり「パッケージソフト」、「レンタルショッピングカート(ASPサービス)」、「ECモール(ネットショップ出店ASPサービス)」、「専用システム構築」という4種類あります。
「パッケージソフト」は初期費用の負担が大きく、個人で取り扱うには扱いきれない規模感です。
「ECモール(ネットショップ出店ASPサービス)」は、ある程度まとまった資金を運用し、大量一括仕入れにより小規模事業者や個人事業主との差別化を行える競争力が必要なため、初心者には向きません。
また、「専用システム構築」は事業規模での運営を想定としているため、個人で気軽に始められるものではありません。
このため、今回は「レンタルショッピングカート(ASPサービス)」に絞って詳しく解説します。
レンタルショッピングカート(ASPサービス)とは?
レンタルショッピングカート(ASPサービス)は、MakeShop、カラーミーショップ、BASE、STORES.jp、リピスト、サブスクストア、リピートPLUSといったパソコン上に特定のソフトウェアやアプリケーションをインストールするのではなく、Google ChromeやInternet Explorerといったウェブブラウザ上で管理、運営できるプラットフォームです。
レンタルショッピングカート(ASPサービス)は、BASE、STORES.jpといった無料のASPサービスであってもネットショップとして最低限必要な要件である「サーバー」、「商品ページの自動生成機能」、「ショッピングカート」、「受注管理機能」が揃っています。
誰でも無料で手軽に始められるので、経験や知識のない方でも開業までの難易度が低いため参入しやすいという特徴があります。
最近、特に人気なのが「BASE」です。無料でありながら30秒でショップ開業ができることが特徴のBASEは既に80万店舗も存在する人気レンタルショッピングカートです。
デザインも予め用意されたものの中から組み合わせて選ぶことが可能なので、誰でも簡単に素敵なデザインのショップを作ることが可能です。
BASEは諸費用、月額料金が無料ですが商品が売れた際に売上げからシステム利用料と手数料が差し引かれます。
どうやってネットショップを作ればいいの?
ネットショップを開設するには、大きく分けて2つの方法があります。
1つ目はネットショップ構築代行サービスに委託する方法です。この方法は「パッケージソフト」、「専用システム構築」の2つの選択肢がありますが、前述のとおり専用システム構築は企業規模で行うものですので、個人の場合は前者のパッケージソフトとなります。
パッケージソフトを用いてネットショップの開設を行うには、ネットショップ開設を代行している業者へ「こんなデザインのショップを作りたい」、「こんな商品を取り扱うショップを作りたい」、「こんなサービスを搭載したショップを作りたい」という要望を出し、予算と納期などを相談して構築してもらう方法です。
この方法であれば、HTMLの編集やCSSでのカスタマイズなど、技術的な難しいことが分からなくても理想的なショップが構築できるため思い通りのショップが構築できますが、そのぶんだけそれなりの費用が発生します。
2つ目はレンタルショッピングカート(ASPサービス)を利用する方法です。この方法を利用すれば、費用は無料もしくは月額数千円程度で利用することが可能なので初心者にも始めやすいです。
開設するにあたり、簡単な手続きだけで開設できますがレンタルショッピングカート(ASPサービス)によってパッケージ化されたサービスなので、どうしても似たり寄ったりなショップになってしまうため個性を出すことが難しいという点があります。
この点を打開するには自分でHTML編集することでデザインを大きく変えたり、有料のデザインデータを購入して自分のショップに反映させることで周囲との差別化を図る必要があります。
商品の魅力を最大限に引き出すには、それ相応のショップを構えることも大切です。高級家具や宝飾品を近所のお店で気軽に買おうとは思わず、それ相応のショップに出向いて購入したいと考えるのと同様、ネットショップにおいてもデザイン面に関して十分に考慮する必要があります。
どのサービスを選べばいいのか?
前述のとおり個人でネットショップを開設するのであれば、レンタルショッピングカート(ASPサービス)が手軽に始められ、一通りの機能が備わっているのでおすすめです。
まずは、ショップ開設から利益を得るまでの一連の流れを体験したいのであればBASEやSTORES.jpでネットショップを開設すれば諸費用、月額料金が無料で作成できますので初心者にも安心して始められます。
ショップの開設は、手順に沿って行えば数分で作成することができるので、あとは自分の好きなデザインを選んで商品を陳列すればネットショップの開設完了です。
BASEやSTORES.jpだけに限らず利用するレンタルショッピングカート(ASPサービス)のプランによって売れたときに手数料が引かれますので、手数料を考慮した価格設定にするなど赤字にならないように考慮する必要があります。
BASEの手数料
BASEの場合、手数料は「販売手数料(サービス利用料)3%」と「決済手数料3.6%+40円」がかかります。
この金額は、注文の合計金額(商品代金+送料)に対する手数料です。
また、売上金の振込申請時に振込手数料250円がかかります。さらに振込申請額が2万円未満の場合は事務手数料500円がかかります。
STORES.jpの手数料
STORES.jpの場合、手数料はプランによって異なります。
無料のフリープランの場合「決済手数料5%」がかかります。
有料のスタンダードプランの場合「決済手数料3.6%」がかかります。
どちらのプランを選択するかは、想定している売上金額によって判断すると良いでしょう。
およそ月間売上20万円(年間240万円)以上の売上げを想定している場合はスタンダードプランを選択した方がコストダウンになります。
また、スタンダードプランの料金はクレジットカード払いでまとめて支払うことで少し安くなります。
BASEとSTORES.jpどちらを選ぶべきか
BASEとSTORES.jpはどちらも無料で利用できますが、どちらを選べばよいのか悩みどころです。
BASEの場合、手数料がSTORES.jpよりもやや高めではありますが、利用者数が多くBASE Appsという拡張機能があること、そして様々な機能や連携サービスが増え続けているため将来性があります。
STORES.jpの場合、手数料がBASEよりも安くショップデザインも洗練されたものが多いため初心者でも素敵なショップをかんたんに作ることができます。
また、Amazon FBAのように商品を倉庫に保管、梱包、発送業務を代行してくれるサービスを提供している点も魅力的です。
このように、BASEもSTORES.jpも優劣つけがたいため一概にどちらが良いと言い切れません。
このため、あなたが将来的にどのようなネットショップを作成したいかによって選択を行うと良いでしょう。
例えば、大きな売上げを求めず安定した運営していきたいと考えているならば、手数料は若干高くなりますがBASEを選択することで拡張機能や連携サービスを利用した集客により安定した売上げを維持しやすくなります。
もし、大きな売上げを得たり事業規模を拡大していきたいと考えているならばSTORES.jpを選択し倉庫保管サービスを利用することで手間のかかる作業を外部委託して効率化を図ったり、有料プランを選択して手数料を抑えコスト削減するといった方法により事業規模を拡大し大きな売上げを得やすくなります。
どちらを選択したら良いか判断に迷うようであれば、BASEもSTORES.jpも独自ドメインを利用できますので独自ドメインを取得しておけば途中でレンタルショッピングカート(ASPサービス)を乗り換えることも可能ですので、どちらか一方を試してみてから乗り換えてみるというのも賢い選択かもしれません。
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