2019.12.23 コラム
ネットショップ開店が決まったら?開業を成功させる4つのコツ
ネットショップの開店は以前に比べて、非常に容易になりました。
Amazonや楽天市場などの大型ECサイトだけでなく、メルカリをはじめとするオークション・フリーマーケット形式のプラットフォームや、ファッションに特化したZOZOTOWNなど、ネットショップを開店する場所も多岐に渡ります。
多額の初期投資と運用コストをかけて、独自ドメインのネットショップを運営するだけが王道ではなくなったのです。
しかし、ネットショップ開店への敷居が下がって選択肢が広がった分、どのECサイトでも競合がひしめいています。だからこそ、ネットショップ開店前から戦略が必要です。
「社長はネットショップをやりたいと言っているけど、どこから始めて良いか分からない。」
「個人でも始められるネットショップには魅力を感じるが、どのサービスが良いの?」
このように、頭を悩ませている方は多いのではないでしょうか。
そこで、今回はネットショップ初心者が抱きがちな悩みから、見落としがちな開店後の運営について4つのコツとしてまとめました。
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1 自社ネットショップを開店するか、ECモールに参入するか
ネットショップ開店時の大きな分岐点として、「自社でネットショップを作る」か、「ECモールに回転するか」の2つの方法が挙げられます。
前者は独自でドメインを取得して、自社で完結させる方法。そして、後者はECモールに出店をする形です。
自社の扱う製品に圧倒的な認知度があり、集客経路の確率が見込める場合は自社でネットショップを構築してしまうのも手でしょう。
しかし、膨大な予算を見込まなければならない上、広告や自然検索によって自分のショップまで集客を図るためにはかなりのノウハウが求められます。ネットショップ運営代行サービスもあるため、こうしたプロの手を借りて運営を進めていくことも可能です。
1-1 ネットショップを無料で作成するツールも
「十分な予算はないが、まずはネットショップを開店したい!」という方であれば、ネットショップを無料で出店できるサービスを活用してみるのはいかがでしょうか。
2019年現在、無料でネットショップを開店できるサービスの代表例がこちらです。
・BASE
・FC2ショッピングカード
・STORES
上記で挙げたサービスの特徴としては、開店時の費用や月額料金が無料になる点です。決済ごとに定められた料率で手数料が差し引かれる仕組みになっています。
また、有料プランにアップグレードすることでより運営を進めやすくなるため、自身にあったサービスを選びましょう。
ネットショップ開店時は、自身の立ち位置を明確にすることが先決です。例えば個人であればメルカリを使って事足りるケースもありますし、徹底的なブランディングを行うのであれば自社ネットショップを構築する必要があるかもしれません。
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1-2 ネットショップ運営の変動費と固定費を把握しておこう
ネットショップにかかる変動費と固定費を正確に把握しておくことも大切です。
下記はあくまで一例ではありますが、最低限の支出項目を理解し、正確な損益分岐点を立てる必要があります。
【主な固定費】
・サーバー維持費/ECモールの出店料
・商品の保管費用(倉庫代など)
・人件費(アウトソーシングの費用)
【変動費】
・決済手数料
・広告費(リスティングなど)
・梱包や光熱費など
初期費用に加え、こうしたランニングコストを試算しておくことで、安定してネットショップ経営が可能になります。
2 ネットショップのバックヤード業務のノウハウは必要か
ネットショップ運営には、いわゆる「ささげ業務」と呼ばれる仕事が必須となります。
ささげとは、「撮影」「採寸」「原稿」の3つの主要業務の頭文字をとったものです。
自分たちで3つの作業を行うことが可能かどうかを確認しましょう。もし、ノウハウがない場合は全てアウトソーシングすることも可能です。
3 ネットショップ開店時に顧客対応のスタッフはいるか
見落としがちなのが、開店後の問い合わせやクレームに対応するためのノウハウや人的リソースです。
顧客と直でやり取りをするため、ネットショップでの成功を大きく左右します。対応の質はもちろん、対応スピードも問われます。
顧客対応は注文量が増えてくると、片手間で行うのが難しくなってくるものです。そのため、自分たちで完結させるのが難しいと感じる場合は、早期に外注するのも良いでしょう。
ちなみに、Crowdworksなどのクラウドソーシングサイトでも、問い合わせ対応のスタッフを募集することができます。
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4 ネットショップ開店時から集客方法を考えているか
いざ開店をした後も、ネットショップを運営し続けるには確かな生存戦略が必要です。
特に自分たちで一からネットショップを構築する場合には、最低でも初期投資分は回収する必要があります。
また、リスティング広告やSEO対策のためのコラム掲載など、集客のために打つべき対策は数多くあります。
多くの顧客が訪れる大型のECモールでは、現時点では、ブルーオーシャンであっても同じ製品を扱うライバルは次々に現れます。
自分たちが独占販売できる製品でない限り、同業他社の販売価格には常に目を配る必要があります。
開店時に見落としがちなポイントを抑えておくことが大切
以上、ネットショップ開店が決まった際に知っておきたいコツについて解説しました。
もし「自分たちで行うのは難しい」と感じた業務内容があれば外部委託してしまうのも賢い選択だと言えます。
逆に言えば、製品と販売戦略さえあればそのほかの業務は全て他のプロに任せることも可能なのです。
そのためにも、まずは自分のネットショップでコア・コンピタンスとなる部分を明確にすることから始めてみてはいかがでしょうか。
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