MMD研究所が実施した「2000年1月 スマートフォン決済利用動向調査」の結果によると、スマホ決済利用者は半年前と比べて15.3ポイント増加した。利用トップのQRコード決済は「PayPay」、スマホの非接触決済は「楽天Edy」だった。
普段の支払い方法で「スマホ決済」の回答が倍増
複数回答可で、18~69歳の男女4万8208人に聞いた。それによると、普段の支払い方法のトップは「現金」(91.8%)で、次いで、「クレジットカード」が73.2%、「カード型の交通系電子マネー」が31.4%だった。19年7月の調査と比べると、「現金」は93.0%から1.2ポイント減少、4位の「スマホ決済」は14.3%から29.6%と、15.3ポイント増えていた。
QRコード決済の認知と利用状況は、「利用している」が29.3%。「どんなものか分かるが、利用したことはない」(22.8%)、「聞いたことがあるが、サービスの名前は知らない」(20.4%)と続いた。これをファネル分析でみると、「認知」は91.0%、「内容理解」は61.7%、「利用経験」は33.6%。同じく19年7月比で、「認知」は6.2ポイント、「内容理解」は14.1ポイント、「利用経験」は14.5ポイントと、いずれも増加した。
同様に、スマホの非接触決済の認知・利用状況で、最多は「利用している」で25.2%。次いで「どんなものか分かるが、利用したことはない」が22.7%、「全く知らない」が19.7%。ファネル分析でみると、「認知」は80.3%、「内容理解」は56.2%、「利用経験」は28.6%となった。
QRコード決済の認知、1位はPayPay・2位楽天ペイ
QRコード決済のサービス名を知っている3万4041人の内訳は、「PayPay」(80.3%)、「楽天ペイ」(63.2%)、「LINE Pay」(61.3%)。スマホの非接触決済のサービス名を知っている3万2177人の最多は「楽天Edy」(64.0%)。「モバイルSuica」(51.7%)、「iD」(41.4%)と続いた。
次に、QRコード決済の利用を検討している2559人に、検討しているサービス名を聞いたところ、トップは「PayPay」で57.2%、次いで「楽天ペイ」が31.3%、「d払い」が19.5%で、うち、最も利用を検討しているトップは「PayPay」(42.3%)だった。
同様に、スマホの非接触決済の利用を検討して2341人に検討しているサービス名を聞いたところ、「楽天Edy」が43.6%、「モバイルSuica」が28.2%、「iD」が18.5%という結果になり、最も利用を検討しているサービスのトップは「楽天Edy」で37.8%だった。
QRコード決済の利用歴、PayPayが61%でトップ
QRコード決済を利用したことがある1万6174人のトップは「PayPay」で61.0%、次いで、「楽天ペイ」が31.7%、「LINE Pay」が28.7%。現在最も利用していると回答した1万4115人のトップは「PayPay」で46.7%、次いで、「楽天ペイ」が16.4%、「d払い」が11.8%だった。
同様に、スマホの非接触決済を利用したことがある1万3778人のトップは「楽天Edy」で41.3%、「モバイルSuica」(31.0%)、「iD」(26.0%)と続いた。利用している1万2128人で最も利用しているサービスは、トップが「楽天Edy」で31.5%、次いで、「モバイルSuica」が21.6%、「iD」が18.1%という結果だった。
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