2020.01.21 コラム
ECでも活用できる新聞広告とは?シニア集客の強力な一手!
EC・通販事業者では、「新聞広告」というワードを耳にすることがあります。特に、単品通販事業者やシニア向け健康食品の通販事業を手がける事業者には「新聞広告」関する営業を受けることも少なくないでしょう。「新聞広告」とは、文字通りに新聞の紙面に掲載される広告です。
この記事では、新聞の紙面掲載の基本的な部分から分かりやすくレクチャーし、「通販通信」で取り上げたニュースまでを紹介します!
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新聞の安心と信頼度
マスコミニュケーション・メディアの中で、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌は、4マスと言われています。
中でも新聞は、社会的信用の高く、公共性の高い媒体ですので、掲載された情報は信用されやすいという特性があります。
日本では、新聞は主に配達されており、購読料を支払う安定した読者がいますので、発行されたものに対する「到達性」「閲覧性」の高い媒体とも言えます。
新聞は、テレビCMやラジオCMなど、電波で送られる媒体と比べて保存性が高い特徴もあります。手元にものが残るため、何度も繰り返し読むことができるのです。
新聞広告には、一般的な企業などによる商業広告の他に、意見広告、社告、求人広告などにも使われています。
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手元に残る長期的な保存性のメリットを活用
新聞広告は、一方的に情報が流されるテレビやラジオと違い、消費者が自分のペースで読むことができます。文字のみの広告だけではなく、掲載する紙面広告枠の広さなどによっては、写真やイラストを使用することもできます。企業の連絡先や商品の価格や数量といった情報を正確に伝えることができます。
新聞広告はテレビCMと連動させることで、より消費者の記憶に残りやすくなります。テレビCMでは「本日の新聞広告をご確認ください」「明日の朝刊をご確認ください」などと誘導します。これは、ブランディングと獲得を並行して行うという手法です。テレビと新聞という影響力のあるマスメディアをまたいで紹介されていることで、ユーザーが商品に安心感を持ってくれることを期待できます。
また、経済紙では、ビジネス関連の商品やサービスの周知に利用されています。ビジネスマンに特化した情報であれば、テレビCMを行うよりも、経済紙への広告掲載に方が有効であると言えます。経済紙に限らず、企業名を継続的に紙面に掲載することで周知を図ることは、ブランドイメージの向上・企業の信頼性の向上に役立つことが多くあります。
新聞広告はシニア層へのアプローチに有効
昨今、新聞記事がインターネットで閲覧できるようになり、新聞離れが進んでいるといわれています。今でも新聞購読率が50%を超えるのは、40代以上です。特に購読率が60%以上と高いのは、60代以上のシニア層です。そのため、新聞広告の活用はシニア層から需要が高い家電や雑貨、健康食品などが最適といえるでしょう。
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効果的に新聞広告を生かすコツ
新聞には、全国紙、地方紙(県単位あるいは数県の地方単位)があります。配達地域に合わせた媒体選びも可能です。広告掲載料は比較的高額ですが、掲載する新聞や掲載する紙面の大きさ、掲載する場所、配達地域によって異なります。
また、新聞によって、購読者層が異なりますので、掲載する商品やサービスのターゲット層に即した新聞媒体を選ぶ必要もあります。
掲載先の新聞について
全国紙
全国で普及している新聞。発行部数 約150~900万部。
読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、日本経済新聞、産経新聞など・・・
ブロック紙
地方紙のうち、複数の県にまたがって発行されている新聞。発行部数 約50~300万部
北海道新聞、河北日報、中日新聞、中国新聞、西日本新聞など・・・
地方紙
単一の都道府県で発行されている新聞。約5~50万部。
静岡新聞、新潟日報、信濃毎日新聞、京都新聞、神戸新聞、山陽新聞 など・・・
掲載サイズについて
記事下広告と言われ、記事の下に掲載される広告には、1段のみの広告から15段全てを使う全面広告があります。
その他、雑報と言われる「題字下」「記事中」「突き出し」など、掲載される場所や大きさ・枠の形の特徴によって名称がつけられた広告もあります。雑報は、記事下広告に比べて、比較的安価になります。企業名の周知などに使われることがあります。
広告原稿の審査は媒体ごとに違う!注意しておくべきコト
新聞広告出稿時に最も注意しなければならないのが審査です。新聞審査協会という専門機関にて、企業、広告原稿の厳しいチェックが行われます。
どの新聞にも言えることですが、特に厳しいのが全国紙です。
全国紙の場合、初めての出稿の際には、事前に登記簿謄本や商品パッケージの審査も必要です。新聞広告を出稿を検討している場合は、審査期間や、修正などの期間も考慮し、早めの準備を心がけましょう!
新聞広告に関するEC・通販業界の最新動向は?
通販通信でも、新聞紙面掲載広告分野のニュースを多く取り上げています!取り上げたニュースでは、新聞でに付随したニュースや、取り合げられていた商品のニュースなどを紹介しています。
2018.12.18
(株)エルテックスが14日発表した「通信販売に関する消費者の行動や意識」調査によると、「通信販売カタログ」の利用者が年々減少する一方で、「インターネット」「テレビ」「新聞の通販広告」などの利用者については増加傾向にあることが分かった。
2019.03.04
株)電通が2月28日発表した「2018年の広告費」によると、2018年の総広告費は前年比102.2%の6兆5300億円で、7年連続のプラス成長となった。
ショップチャンネル、17年度売上は5%増…21期連続で増収に
2018.06.26
ジュピターショップチャンネル(株)が25日発表した17年度(17年4月~18年3月)の売上高は、前年比5.3%増の1631億円となり、創業以来21期連続で増収となった。
2018.06.07
消費者庁が7日公表した「広告表示に接する消費者の視線に関する実態調査報告書」で、約8割の消費者が強調表示に近接していても打ち消し内容を認識していないことがわかった。
機能性表示食品で初の措置命令、「葛の花」製品販売の16社に
2017.11.07
ネットや新聞広告などで機能性表示食品の痩身効果を表示していたとして、消費者庁は7日、「葛の花イソフラボン」を配合していた機能性表示食品の販売会社16社に対し、景品表示法に基づく措置命令を出した。
ジャパネットが「利益還元祭」開催、国分還元斎が登場のCMも
2017.10.30
(株)ジャパネットたかたは27日、「第19回利益還元祭」(12月26日まで)と、タレントの国分太一さん・川口春奈さんを起用した新CMの放映を全国で開始した。
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