モバイルリサーチを展開するネットエイジア(株)が27日公表した「日本人のポイント活用に関する調査」によると、利用しているポイントサービスの人気第1位は「Tポイント」で、2位の「楽天スーパーポイント」は使いやすさ、貯めやすさなどで、それぞれ1位だった。調査は1月下旬、20~49歳の男女2000人(男女1000人ずつ)の回答を集計した。
利用率1位は「Tポイント」
ポイントサービスの利用実態は、「Tポイント」が65.7%で1位、「楽天スーパーポイント」が60.2%で2位、3位は「Pontaポイント」の46.6%。「dポイント」(34.8%)、「Amazonポイント」(25.0%)と続いた。1年前と比べると、「楽天スーパーポイント」(前年54.4%)、「dポイント」(同28.5%)、「LINEポイント(LINE Pay)」(17.7%→23.0%)が5ポイント以上の上昇となった。
「貯めやすさ」の満足度が高かったのは、1位「楽天スーパーポイント」(70.9%)、2位「Tポイント」(48.2%)、3位「dポイント」(44.1%)。「使いやすさ」の満足度も、1位「楽天スーパーポイント」(65.9%)、2位「Tポイント」(52.6%)、3位「dポイント」(45.4%)と、同じ順番だった。
交換条件の満足度はJALとANAが首位
「交換条件」の満足度では、1位「JALマイレージバンク」(37.2%)、2位「ANAマイレージクラブ」(33.6%)、3位「楽天スーパーポイント」(33.4%)と、貯まったマイルを航空券などに交換できる航空会社系のサービスが1、2位を占めた。「信頼度」も、1位が「ANAマイレージクラブ」(76.2%)、2位が「JALマイレージバンク」(74.8%)、3位「楽天スーパーポイント」(70.2%)だった。
ただ、今後も利用したいと評価した「リピート意向度」では、1位「楽天スーパーポイント」(73.3%)、2位「JALマイレージバンク(日本航空)」(59.9%)、3位「dポイント」(58.8%)。「楽天スーパーポイント」は、リピート意向度でもトップとなった。
マイナポイントの認知は3割程度
9月から、マイナンバーカードの普及促進を目的としたキャッシュレス還元ポイント「マイナポイント」が開始される。事業の期間は21年3月までの予定で、マイナポイントを利用するためには、マイナンバーカードの発行など、いくつかの準備が必要となる。この認知度は、「知らかった」が66.7%となるなど、まだ広く認知されていないようだ。
デートの際のポイント活用についても聞いている。「自分の貯めているポイントが貯まる店を優先する」(47.6%)「相手の貯めているポイントが貯まる店を優先する」(22.2%)など、ポイントを優先して、デートの行先を選んだ経験のある人が多いようだ。
「好感度がアップする」ことがあるのは、「相手の分もポイントで支払う」(36.3%)が最も高く、次いで、「ポイントで得した分を普段のデート予算に上乗せしたプチ贅沢デート」(31.0%)、「ポイントで得した分でプチギフト(お菓子など)を購入・贈呈」(27.5%)と続いた。
逆に、相手の「好感度がダウンする」のは、「割り勘で自分の分はポイントで支払い」(37.1%)が最も高く、次いで、「ポイントカードを忘れたので、その店で買うのをやめる」(32.9%)、「まとめて会計して相手の支払い分でも自分のポイントにする」(30.6%)だった。
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