延長保証制度の設計・運営を行うテックマークジャパン(株)が16日発表した新入生・新社会人対象の「家電に関する調査」によると、新調する家電トップスリーは「冷蔵庫」「電子レンジ」「洗濯機」。参考にするには「口コミサイト」と「親の意見」が多数派だった。
新しい家電を調達する新入生・新社会人は約8割
この春に、入学または入社を機に独り暮らしを始める500人に聞いた。併せて、同社の総合家電エンジニアが「失敗しない家電の選び方と長く使うコツ」を指南している。
新生活を始めるにあたり、新しく家電を調達する新入生・新社会人は78.6%に上った。調達する家電は「冷蔵庫」が最も多く72.8%、次いで「電子レンジ」(70.0%)、「洗濯機」(62.8%)。生活するのに最低限必要となる家電をまず購入する人が多いように見受けられる。
購入場所は「家電量販店」が68%、「通販」は12%
調達方法は「家電量販店」が最多で68.8%、次は「通販」で11.9%。「街の電気屋」は5.6%。流行中の「フリマアプリ」も3.7%に上り、洋服や小物だけに留まらず、家電までフリマアプリで探す人も出てきているようだ。予算は「5万~10万円」が30.8%、次いで「10万~15万円」が18.3%だった。新入生と新社会人では予算に差が見られ、新社会人の39.7%が10万円以上の予算をかけるのに対し、新入生は30.7%だった。
新社会人は「口コミサイト」・新入生は「SNSの反応」を購入時の参考
購入の際に参考にするのは、「口コミサイト」がともに多数派。「口コミサイト」のほか、「親の意見」も多く、特に新入生のほうが親の意見を参考とする人が多いことが分かった。ネット情報に関して、新社会人は「口コミサイト」、新入生は「SNSの反応」を好むことも判明し、世代によってネットの使い方に違いがあることも判明した。
新居の間取りは「1K」が34.6%で最多。「ワンルーム」を選ぶ新入生が37.6%だったのに対し、新社会人は25.6%、「1K」は、新入生が30.4%で、新社会人が38.8%。新社会人が学生よりも広い部屋を選ぶ傾向にあることが明らかになった。
同社の総合家電エンジニア・本多宏行さんによると、「冷蔵庫」の失敗しない選び方の目安は、「70ℓ×人数+常備品100ℓ+予備品70ℓ」。240ℓを目安として、自身のライフスタイルと照らし合わせてみるといい。140~180ℓで十分かも。温度上昇を誘発するドアの開閉回数や時間に注意。長く使うコツは、家電製品全般において「省エネ効果」が期待できる使い方こそがコツ。食品類の詰め込みすぎに注意。最低でも年に1回は背面部の掃除を。
「電子レンジ」は、温めや解凍の頻度が高くなると思われ、オーブン機能のない「温め」と「解凍」を主とする単機能レンジで充分かも知れない。容量も20ℓあれば問題なし。一人暮らしを機に自炊を始める人にはオーブンレンジがお薦め。長く使うコツは、庫内に付着した食材の残りカスのこまめな手入れ。
「洗濯機」は、1人分の1日の洗濯物は平均1.5Kgとされている。一人暮らしなら、毎日の洗濯でも「洗濯・脱水容量4Kg」で充分。週末にまとめて洗濯という場合は、「1.5Kg×日数」で算出した数値を容量に換算してもいい。コスパ優先なら縦型洗濯機。乾燥機能はドラム式洗濯機より劣り、外干しが基本になるかも。設置場所などの事前確認も怠りなく。一度に洗う衣料の量は6~7割が理想。糸くずフィルターなどのこまめな手入れも心がけよう。
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