「通販通信ECMO」の2020年上半期(2020年1月1日~6月30日)アクセスランキングは、トップ20のうち、新型コロナウイルス関連のニュースが16本に上り、上位5位は「マスク通販」のニュースが占めた。
楽天市場の送料無料ライン問題、コロナ禍で話題性薄れる
20年は年初から楽天市場の送料無料ラインの統一問題が社会的に話題を集めた。特に送料無料ライン(送料込みライン)の開始予定だった3月18日を前に、公正取引委員会が東京地裁に「共通の送料込みライン」の停止を申立てたため、楽天の動きに注目が集まったが、楽天は全社での送料無料化を延期したため、この申立ては取り下げとなり、この問題は収束に向かった。結果的にこの問題に関する記事は、17位に1本ランクインしただけだった。
この後、新型コロナが猛威を振るい、感染者が拡大したため、リモートワークを導入する企業が拡がった。政府が4月16日に特別措置法に基づく緊急事態宣言を出したことで、外出自粛や自治体による営業自粛要請なども出たことから、実店舗が営業できない事態に陥り、ネットで商品を購入する傾向が強まったことでEC・通販に特需が訪れた。また、ECに販路を持つEC・通販会社が、店舗の商品を積極的に取り扱うようになるなど、コロナ禍で苦境を強いられる店舗を支援する取り組みがEC・通販業界で拡大した。
■14位 コロナショックをECで救済へ、通販支援各社がEC支援キャンペーン
コロナ禍でマスク関連記事が注目を集める
マスク関連の記事は、テレビ番組で取り上げられたことやSNSで話題となったことで、イオンコックスが販売する『ぴたマスク』が大きくアクセスを伸ばした。他にもファンケルや三陽商会などがマスク製造に参入したことも、話題を集めた。
また、6位にはニュースではなく、資料ダウンロードコンテンツがランクインした。この資料はEC・通販会社の初期投資に関する調査結果をまとめたもので、昨年に資料を公開されてから現在まで、ダウンロードが継続している。EC・通販業界で注目度が高い資料だったことがわかる。
■6位 EC・通販事業者必見!EC・通販会社の初期投資、通販システムの意識・課題調査
1位~20位までの「通販通信ECMO」2020年上半期アクセスランキングは下記。
「通販通信ECMO」2020年上半期アクセスランキング
1位 イオンコックス、大人用『ぴたマスク』の予約開始…夏の感染対策へ
2位 イオンG のコックス、洗って繰り返し使える「やわマスク」予約開始
3位 ガーゼがマスクに変身、マスクストラップ『なんでもマスク』発売
4位 ファンケルのマスク販売、初日に購入と登録が5万件
5位 50回洗濯しても抗菌・消臭効果が持続!オールユアーズが布マスク開発
6位 EC・通販事業者必見!EC・通販会社の初期投資、通販システムの意識・課題調査
7位 コロナショックの食産業を救え!お取り寄せネット、EC強化・参入を支援
8位 ファンケル、自社ECサイトでマスク販売開始…6月末まで送料無料
9位 日本郵便、EMSなど中国宛て国際郵便物配送を中止…韓国・国内で遅配も
10位 ネットスーパーで相次ぐ遅配・注文停止、コロナ影響で殺到
11位 アスクルやカウネットでマスクが品薄に、新型コロナウイルスの影響で
12位 シャープがマスク通販を開始…アクセス殺到でダウン、IoT家電にも影響?
13位 消費者庁、新型コロナウイルス予防効果を表示した商品に注意喚起
14位 コロナショックをECで救済へ、通販支援各社がEC支援キャンペーン
15位 マスク不足解消へ!クリーマ、自作布マスクの特設ページ開設
16位 アイリスオーヤマ、国内でもマスクの生産開始へ…既存工場に設備導入
17位 楽天市場の送料無料ラインの統一、失敗なら見直しも…ユニオン意見書で
18位 三陽商会、オリジナル布製マスクをEC限定販売
19位 「auWowma!」→「auPAYマーケット」に、「auPAY」はスーパーアプリへ
20 ヤフー、PayPayモールとYahoo!ショッピングの違いを改めて説明
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