アスクル(株)は23日、「アスクルカタログ2020秋・冬特別号」「衛生・介護用品カタログ2020秋・冬特別号」 「医療機関向けカタログ2020秋・冬特別号」を発刊した。新型コロナウイルスの影響で、通常カタログの発刊中止を決めているが、新カタログに掲載予定だった新商品やお買得品を中心に特集した小冊子を急きょ、「特別号」として発刊することにした。
カタログを特別号として発刊
アスクルは、感染拡大防止を意識して、ソーシャルディスタンスを確保しながらの制作工程や配送作業など、さまざまに検討を加えた結果、創業以来28年間欠かすことがなかった通常のカタログ発刊の中止を決断した。しかし、働き方や仕事場の環境が大きく変わる今だからこそ、働く人やこれからの仕事を少しでも応援したいと、特別号の発刊に至ったという。
新しい生活様式による社会環境の変化で変わる働き方や仕事場。除菌・衛生対策や飛沫対策を施した職場・店舗づくり、テレワークの拡大に加え、環境だけでなく高まる衛生意識にも配慮した商品の取り扱いなど、必要とされる商品が変わってきている。それらに対応する商品やニーズに応える品揃えを強化することで、あらゆる仕事場を応援し続けたいとしている。
定番品は春夏号から引き続き申込可
いつもの定番は、一部のサービス・商品を除いて引き続き、「アスクルカタログ2020 春・夏号」「衛生・介護用品カタログ 2019~2020号」「医療機関向けカタログ2019~2020号」から申し込めるほか、ASKUL Webサイトではロングテール品も含め約760万点の品揃えから選ぶことができる。特別号の有効期限は、いずれも2021年3月31日午後6時としている。
◇衛生用品やテレワークグッズが充実
「アスクルカタログ」の特別号は、新商品を約700アイテム、期間限定価格商品を約400アイテム用意。全掲載商品は約1300アイテムに及ぶ68ページだ。「コロナ時代」の除菌・衛生用品需要に応え、デスク周り・接客時の飛沫をガードする商品、新しい働き方によって増えているテレワークやWeb会議に便利なアイテムなどの品揃えに注力した。
ラインアップは今までと大きく変わり、新しい生活様式をとり入れた仕事場には対物用除菌剤やオゾン除菌・消臭機などを充実させたほか、フェイスシールドやアクリルパーティション、ソーシャルディスタンスを誘導するための床シールなどの品揃えを強化。ほかにも、抗菌タイプのボールペンや抗菌仕様のチェアなど、不特定多数が使用するアイテムにも感染対策に対応する商品を用意した。
テレワークの推進による新しい働き方には、ヘッドセットやWebカメラに加えて、仕事道具の持ち運びにちょうどいいオフィストートバッグに、持ち歩きやすいポータブルふせんなど、便利で使い勝手を考えた新商品が揃った。アスクルオリジナルの新商品も続々登場し、経費削減や業務効率のアップに貢献したいとしている。
日々休むことなくケアにあたっている介護の現場や、感染症に対する診断や治療を行う医療の現場などは、とりわけ働く環境が激変している。「衛生・介護用品カタログ」「医療機関向けカタログ」の各特別号では、実際に使用する医療・介護従事者の手間や負担を軽減するだけでなく、コスト削減に役立つ期間限定価格のお得な商品を拡大した。
◇衛生・介護系は「臭い」解決品など
「衛生・介護用品カタログ」では、交換回数を削減できる長時間タイプの尿取りパッドや、一枚でしっかり拭けて時短に繋がる大判サイズのおしりふきなど、介護現場の定番品に進化したオリジナル商品を投入。さらに、臭いの困りごとに対応する消臭ごみ袋や衛生面に配慮した使い切りスリッパなど、現場の「困った」を解決する新商品を200アイテム以上、期間限定の特価品も90アイテム以上取り揃えた。全掲載商品数は約340アイテムで20ページ。
◇医療向けは特価品150アイテム
「医療機関向けカタログ」では、最前線で感染症の対応にあたる医療の現場を価格で応援するため、シリンジや翼状針をはじめ、高吸収パッドや防水フィルムロールなど、「いつもの医療材料」の特価商品を150アイテム以上掲載。新型コロナウイルス抗原・抗体検査キットや、消毒しても色落ちしない新素材を使った、顔に触れず衛生的な前開きモデルのスクラブなど、120アイテム以上の新商品を用意した。全掲載商品数は約260アイテムで16ページ。
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