(株)ディノス・セシールが展開する制服ブランド「Cupop School」が5日発表した「女子高校生制服トレンド白書2020」によると、着る当事者も親も「清楚系」のスタイルを支持。「韓国系」の着こなしも注目されていた。コロナ時代のニューアイテムや防犯上の注意点とともに、双方のおすすめアイテムなども紹介している。
セシール「Cupop School」がトレンド白書を発表
令和時代の女子高校生の制服に関するトレンドやリアルな意識は――。女子高校生延べ1512人と、高校生の子供を持つ30~60代の親50人にアンケートを実施した。結果は、女子高校生の制服スタイルとして、「清楚系」を支持する親世代の70%と同様に、高校生の67%も清楚系スタイルを支持していた。
数年前は着崩したギャル系の着こなしがオシャレだったが、最近は着こなしをきちんとしつつ、色や柄で個性を出すのが人気。また、短めの黒ラインが入ったソックスにタイトスカートといったNewスタイルの「韓国系」(19%)スタイルにも注目が集まっていた。
女子高生はインスタ、雑誌で情報収集
トレンドをチェックしているツールの主流はInstagramが29%、PopteenやSeventeenなどの雑誌が15%、TikTokが8%。こうしたSNS世代が選ぶ制服が似合う男性芸能人は、佐藤健さんと平野紫耀さんが同率1位の21%。女性芸能人は注目の若手女優・永野芽郁さん16%)、橋本環奈さん(15%)、浜辺美波さん(10%)が上位にランクインしていた。
Withコロナ時代にあって、帰宅したら制服は毎日スチーマーで除菌、ブレザーやかばんは部屋に持ちかえらずに玄関に置いておくなど、制服にまつわる独自のコロナ対策も。制服と合わせるマスクの色は、外見と実用性も考慮して汚れが目立ちにくい「黒」が人気だった。
防犯アナリストの桜井礼子さんによると、制服を着た女子高校生が性犯罪に巻き込まれないためには、常に防犯意識を持つことが重要と言う。「崩して制服を着る=犯罪者から目をつけられやすい」と着こなしの自己防衛をはじめ、「電車待ちのホームでは顎を少し上げて外股で」「ずっと下を向いてスマホを触らない」など、警戒している雰囲気を出すといった指摘も。
洗える靴、透け防止など便利商品が充実
「Cupop調査チーム」は、防犯、コロナ対策におすすめのアイテムを紹介している。
・『透けにくい長袖シャツ』 1990円(税込)/透け防止加工がシャツにもついていると安心。下にタンクトップやキャミソールを着用すれば、より安心感が高まる。形態安定、抗菌防臭加工もついているので、家庭での洗濯後の扱いもラク。
・『ロング丈タンクトップ(2枚組)』 1690円(税込)/ブラジャーの透け防止にホワイトインナーがおすすめ。70㎝丈のロングタイプで伸びをしてもお腹がでない、かがんでも背中が見えない。電車のつり革を持つ時などの「チラ見え防止」にも。綿100%で肌にもやさしく、キャミソール型、パッド付きの展開も。
・『丈が選べる定番スパッツ(2枚組)』 1390円(税込)/エスカレーターや階段などでの「チラ見え防止」に必須アイテム。スカート丈や好みに合わせて丈が選べ、年間定番の綿混素材、夏号の吸汗・速乾タイプ、冬号の起毛タイプなど、豊富に取り揃えている。
・『洗えるローファー』 コロナ禍で生まれたニュースタンダード。制服から靴まで「洗える」ことが重要に。甲のモカ部分の縫い目の裏には止水テープが施してあり、降雨対策にも。汚れやすい靴だからこそ、清潔に保てるのが好評だ。
・『洗えるプリーツスカート』/シワになりにくい生地を使用し、洗濯機で洗えるので定期的に洗濯が可能。コロナ禍の影響でジャージでの登校を推奨する学校もある中、毎日洗える制服は、いま注目だ。
トレンド変化の兆し?コロナでジャージ登校推奨も
一方、コロナ禍でそんな女子高校生の制服事情も変わりつつあるという。常に気軽に洗えるジャージ登校を推奨する学校も増えてきており、制服のチョイスも、「洗いやすいもの」「何度洗ってもくたびれないもの」といったアイテムが今後の主流になっていくかも知れないという。
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