2020.10.29 調査・統計
コロナ禍で通販ギフトが身近に…今年のお歳暮、「通販で送る」が65%
アイランド(株)が運営するお取り寄せの情報サイト「おとりよせネット」が28日公表した「2020年のお歳暮に関するアンケート」の結果によると、「通販で贈る」が65%に上った。調査の対象は普段からお取り寄せが身近な「おとりよせネット」のユーザーだが、コロナ禍の影響もあって「通販でギフトを贈る」ことが、より近いものになったことがうかがえる。
コロナ禍でギフト市場に変化の兆候
アンケートは9月中旬。20~60代の男女(男25%、女75%)425人に、コロナ禍でお取り寄せを活用する人が増えている中、お歳暮に関してはどんな変化があるのかを調査した。アンケートでは、25%が「11月1~10日ごろ」から検討し始めるという結果が出ており、間もなく本格的な「お歳暮シーズン到来」といえそうだ。
「コロナ禍で、贈り方や贈るもの、対応などが変わるか」という問いには、「変わると思う」(とても変わると思う7%、変わると思う26%)が33%となった。理由の中には、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、手渡しではなくネット通販に変更をする人、在宅時間を楽しめるような地方の名産、特産品を贈る人、個包装で相手への配慮を心がける人など、今年ならではの影響がみえる結果となっていた。
ネット通販活用の理由は「直接配送できる」「多数の商品から選べる」など
「渡し方」については、「通販で贈る」が65%、「直接、または通販で贈る」が26%、「直接渡す」が5%だった。できるだけ対面の機会を減らすために通販を活用するニーズの高まりが考えられる。ネット通販の活用理由には、「直接配送できる」(62%)、「いろいろなものから選べる」(55%)、「店舗では購入できないものも売っている」(53%)など、ネットの利便性が上位を占める中、「帰省できない分、手土産の代わりにネットを活用する」が15%あった。
お歳暮に贈るジャンルの上位は、「洋菓子・スイーツ」(47%)、「肉・ハム・ソーセージ」(39%)、 「和菓子・和スイーツ」(36%)。「シェアするものではなく小分けになっている食品」「外食や対面機会の減少の代わりに高級な食品」「在宅を楽しめる食品」など、送る相手への心遣いや配慮が選択のポイントになっているようにもうかがえる。
調査結果を受けて、おとりよせネットの伊藤梢編集長は「お歳暮はお世話になった人への感謝を伝えるフォーマルなイベントだが、今年は本来の意味合いに、自宅時間を家族で楽しめるもの、生産者支援につながるもの、旅行気分を味わえるご当地ものなど、便利な通販によるカジュアルさと心遣いがプラスされたギフトとしての利用も予想される」としている。
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