2020.10.30 ECモール
ラクマ、出品代行サービス「ラクまるっと」を提供開始
楽天(株)が運営するフリマアプリの楽天「ラクマ」は29日、ユーザーが楽天「ラクマ」に出品したい不用品を指定の集荷センターに発送することで、代行業者がユーザーに代わって出品する代行サービス『ラクまるっと』の提供を開始した。
出品審査→ユーザーに発送伝票を送付→ユーザーが集荷センターに商品送付で完了
『ラクまるっと』は、楽天IDを持っていない人を含め、楽天「ラクマ」に不用品を出品したい人なら誰でも申し込める。ユーザーはまず、『ラクまるっと』サイト内の申し込みフォームから、連絡先などの本人情報と商品情報、本人確認に必要な身分証のコピー(写真)を登録する。
その後、代行業者である(有)フロンティアエンプロイメントにより出品審査が行われ、出品可能と判断された場合は、ユーザーに発送伝票が送付される。ユーザーは指定の集荷センターに商品を送付することで出品依頼手続きが完了する。
商品到着後10日間で、業者が価格を設定して出品
集荷センターに集められた商品は、その場で検品やブランド品の場合は鑑定を行った後、商品撮影が行われ、到着後10日ほどで楽天「ラクマ」内の『ラクまるっと』公式ショップに代行業者が価格を設定の上、出品される。
各商品の出品期間は6週間となり、取り引き状況や価格は『ラクまるっと』のマイページで確認できる。期間内に商品が売れた場合、ユーザーは販売額から出品代行手数料と購入者に届ける際の送料が差し引かれた金額を、マイページから振り込み申請をして受け取る。
フリマアプリに出品しない理由の1位は「出品作業や購入者とのやり取りが面倒」
なお、出品期間内に取り引きが成立しなかった商品については、ユーザーが自宅へ返送(着払い)、(公財)CIESF(シーセフ)を通じて発展途上国へ寄付、もしくは代行業者で破棄の3つの選択肢の中から対応を選ぶことができる。
『ラクまるっと』は、不用品を処分したい気持ちがある一方、フリマアプリの出品手続きの煩雑さや手間を感じているユーザーにも気軽に利用してもらえるようにすることで、少しでも不用品を循環させ、不用品の破棄を減らすことをめざして誕生した。
楽天「ラクマ」が、出品未経験の823人を対象に実施した「不用品の処分方法に関するアンケート(複数回答)」では、「廃棄している」(63.9%)が最多で、「自宅で保存している」(43.4%)、「リユースショップに買い取ってもらう」(35.7%)と続いた。また、「フリマアプリに出品しない理由(単一回答)」は、「出品作業や購入者とのやり取りが面倒」(38.3%)が最多で、次いで「トラブルなどが不安」(18.0%)、「出品の仕方がわからない」(10.3%)だったという。
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